ドアパンチの修理代を全額支払って貰えなかったので少額訴訟してみた(07)

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著者: 秦 和夫

いよいよ少額訴訟に向けての準備を開始。


少額訴訟の訴状は裁判所のサイトで入手できますが、スキャンしたPDFファイルなのでそのまま記入するようには出来ていません。実物は複写式で原告・被告・裁判所用の三枚綴りになっているようです。これは現地で書いてしまったほうが良いと思い、下書きだけ作成しました。ただ、訴状だけでは書ける内容が限られてしまうので他にも証拠となる書面を準備しました。


まず、全体の流れが分かるように時系列に事柄をまとめた陳述書を作成しました。次に、修理代金の証明をするための請求書や領収書をそろえ、私とディーラーのやりとりはメールで行っていたので主要なものを印刷し、最後に当日に相手側に書いてもらった覚書を添えました。


・修理代金は6万円弱であること

・4万円は受領済みで、残金の2万円弱の請求であること

・相手側は二回に分けて支払うと言っていたが、4万円しか支払われてないこと

・価格交渉の事実がないこと


このあたりが証明できれば、正当な請求と認められるだろうと考えていました。少額訴訟では一回の審理で結論が出るため、証拠集めは最初に全て完了している必要があります。証人も事前に同席を依頼する必要があるのですが、ディラーの担当者に「2万円弱の訴訟の証人をお願いする」と言うのは申し訳ない気がしたので、要点をまとめた証言書を作成して証拠として提出させて欲しいと依頼しましたが「上司に相談した結果、ご協力出来ないこととなりました」と断られてしまいました。


証人に来てもらうより手軽かと思ってお願いしたのですが「まあ、訴訟に巻き込まれるのはだれでもイヤだろう」と深く考えず、今後も付き合いのある人なのでそれ以上無理強いはせずに、メールのやり取りを証拠として提出する点についてだけ承諾を頂きました。

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