総選挙でのAKBぱるるの言葉が32歳脱サラ元エリートの僕に刺さった理由

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著者: 荒牧 国晴



僕はオタではありません。

"ぱるる"という愛称の島崎遥香さんのことも、

雑誌などのグラビアや表紙でみかけるくらいで、

困り顔、塩対応(ファンに対する素っ気ない対応)をする

という印象くらいしかありませんでした。


ところが、

6月7日のAKB総選挙での島崎さんの、

「塩対応と言われ続け、なのにこんなすごい順位をいただけて逆に誇りを持ちました。」

というコメントが僕の心に深く突き刺さったのです。


世間的に、あるいは、一般的に、

ファンに対して素っ気ない態度をとることは、

よくないことですよね?


だから、彼女も周りの偉い人にさんざん言われたことは容易に想像できます。

「握手会を頑張ろうと思った時期もあった」という彼女の言葉がその証拠です。


だけど彼女は性格的に頑張れなかったんですね。

無理なものは無理と。


それで何が起こったか?

ファン
それでいいよ、それがぱるるだし、おれらはそんなぱるるがすきなんだー

と、負けじと彼女を笑わそうと多くのファンが握手会に来た...

その積み重ねが7位という高い順位につながったのだと思います。


ファンに素っ気ないということが、

"弱み"になるどころか"強み"になっているところが、

個性の時代を象徴する出来事だなと思うわけですが、


その結果を受けての島崎さんの言葉がこれです。

ぱるる
(塩対応に)逆に誇りを持ちました。

この言葉から、

「あーしなさい、こーしなさい」っていってくる人たちに

「いいんです、(私は)これで」と応じていく"勇気"を彼女から感じたんですね。


僕は30年間、

首都圏進学校⇒東大法学部⇒国内有数の経済団体と、

レールから外れない人生を歩んできました。

むしろ、レールのだだ上を走ってきました。


だから、そのレールから降りた今でも、

それって「世間的にどうなの?」と言われることに

慣れていません。

それでついつい、無理をして、レールに寄り添っていってしまいがちになるのです。

「(僕は)これでいいんだ!」となかなか言い切ることができない。


だから余計、

彼女と彼女のファンが作り出した一つの形が美しいと”感じた”のです。

世間的に好ましいことと、その人にとって好ましいことが異なるということが、

世に”示された”ような気がしたのです。

そして、「自分はこれでいいんだ!」と言い切る勇気をたしかに"受け取った"のです。

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