「芸人の能力をもっと幅広い分野で活かせるはず」そんな思いで元芸人が作った「芸人インターン」というサービス。
初めまして。
株式会社フラワーズロマンス代表取締役の中道と申します。
いきなりですが僕は割と珍しい経歴の起業家です。
元お笑い芸人です。
某有名お笑い事務所で芸人として12年活動し、引退後サラリーマン経験を経て起業しました。
そんな僕が立ち上げた「芸人インターン」というサービスがどういう経緯でできたのかをお話しさせて頂きたいと思います。
「芸人で企業にインタビューしてくれる子おらん?」
そんな先輩からのLINEでの一言でこのサービスは始まりました。
僕はオンラインサロンを始め、様々なコミュニティに所属しています。
前述のLINEは所属する社会貢献団体の先輩からでした。
地域の活性化の為、地域課題の解決の為にボランティアなど社会貢献をする団体です。
先輩からの話を詳しく聞くと、兵庫県の中小企業が人手不足による採用活動で困っているという事でした。
企業が正社員をひとり雇用するのに、だいたい年収の3分の1の費用がかかると言われています。
つまり300万の年収の正社員を雇いたかったら100万ほど費用をかけないと雇えないと言う事です。
大企業にも勤めた事のない僕には驚きの現状でした。
少子化問題で人口が減少しつつある日本の企業では深刻な人手不足を抱えています。
さらに知名度がありブランディングが確立されている大企業ならまだしも中小企業は人気がない。
そこで社会貢献団体の先輩は「兵庫県の採用を強化するプロジェクト」を立ち上げていました。
どうすれば「中小企業の採用を強化できるか」悩んだ先輩は、僕の存在を思いだします。
「そういえば元芸人の中道って奴がいたな。中道の知り合いの芸人を中小企業にインタビュー、取材してもらって企業の魅力を引き出す動画を作成して、企業の採用促進やブランディング、認知度向上に活用するっていうのはどうだろう??」
という発想に至り、最初のLINEでの一言に繋がります。
芸人インターンのサービスの誕生の瞬間でした。
この話を頂いた時に「面白そうだからやってみよー」と思いすぐ乗っかりました。
僕には「12年の芸人生活で得た芸人仲間のネットワーク」があり、
引退後「ビジネスの世界で起業して生きてきた経験値と知識」があります。
この自分の持っているスキルで地域課題を解決できると考えました。
さらにこのサービスが成功すれば芸人時代の仲間に「仕事」を作る事ができます。
僕にとっていい事だらけの事業でした。
コロナによって芸人インターンが後押しされた。
とはいえ僕には既存事業がありました。
自社に委託経営して頂いている「BAN×KARA ZONE–UK」という飲食店の運営。
結婚式二次会を始めとする各種イベントプロデュース事業。
この二つで手一杯でした。
忙しい毎日を送っていたので「芸人インターン」の事業には本格的にはとりかかれていませんでした。
ところが2020年2月突如として新型コロナウィルスが世界中で猛威を奮います。
メディアでは「密を避けてください」「飛沫を飛ばさないでください」「大人数で集まらないでください」と毎日連呼されました。
恐ろしい事に僕の事業は二つとも「人が集まらないと成り立たないビジネス」でした。
運営している「BAN×KARA ZONE–UK」は臨時休業に追い込まれました。
決まっていたイベントプロデュースは全てキャンセルになりました。
「売上」はほぼほぼなくなりました。
どうすればいいのか頭を抱える日々が続きます。
そんな中、古巣である芸人の世界も甚大な被害を受けている事を知ります。
ある関西で有名な先輩とお話しする機会がありました。
関西では絶大な知名度を誇る先輩でも「アルバイトをしないといけないかもしれない。」と悩んでおられました。
芸人の収入は大きく3つで構成されています。
・劇場出番での収入
・イベントなどでの営業(余興)での収入
・TVを始めとするメディアでの収入
この中でメディアでの収入以外は絶たれてしまっていました。
さらにメディアも収録ができない状況になり数が減っていました。
そこで「芸人インターン」を思い出します。
芸人の能力はもっと幅広い分野で生かされるべきだ
忙しくて手をつけれていなかった「芸人インターン」の事業を伸ばせば、コロナ禍でも売上が作れる。
そして仕事が減った芸人に仕事を作れる。
僕は芸人に恩返しをしたいと思っていました。
僕が運営する「BAN×KARA ZONE–UK」は開業当初、立地のいい場所ではなく集客に苦労していました。
けれど僕が運営している事を聞きつけ、芸人時代の先輩、同期、後輩が来てお店を宣伝してくれました。
そのおかげで黒字化する事ができたのです。
現役の芸人時代はもちろん、引退後までもお世話になった「芸人仲間」に恩返しするチャンスだと思いました。
そう思い、「芸人インターン」の本格始動に向けて動き出します。
常々僕は「芸人の能力はもっと広く活用されるべきでは?」と考えていました。
芸人の仕事の代名詞といえば「ロケ」です。商店街にロケに行き、そこで営むお店や、住み暮らす人々と会話し、魅力や人柄を「引き出し」笑いを交え「伝える」事ができます。
そんな風に企業にインターンし、企業の魅力や職務内容を引き出し、笑いを交え伝える事で、採用課題を解決する事ができる。そう考え「芸人インターン」をサービスとして成立させるべく、ブラッシュアップに取り組みなんとかリリースにこぎ着けました。
最後に
全く未経験の分野に飛び込んだので試行錯誤の毎日です。
でもありがたい事にサービスに価値を感じて依頼してくれる企業様がいます。
他業種からの参戦だからこそ、業界のセオリーを打ち破り、僕だからこそ提供できる価値があると確信しています。
まだ未熟なサービスかもしれませんが「芸人インターン」の応援者になっていただいた方には損はさせません。
どうか応援してください!!
株式会社フラワーズロマンス
代表取締役社長 中道 正彦
■企業情報
企業名 株式会社フラワーズロマンス
創業年 2018年11月
代表取締役 中道 正彦
所在地 〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島6丁目1−45 フクエイ中之島702
事業内容 イベントプロデュース事業、動画制作事業
⬛︎本件に関するお問い合わせ先
株式会社フラワーズロマンス
e-mail:flowersromance@geininintern.com
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