「今できることを最大限やって、楽しんでもらいたい」コミックBAR Renta! 担当者の想い
株式会社パピレスが一社提供でお届けしている番組『コミックBAR Renta!』。BARのマスターに扮する声優の森嶋秀太さんが、来店したゲストにパピレスが運営する電子書籍サイト「Renta!」からおすすめのマンガを紹介する内容のミニ番組だ。今年で4年目という、深夜の5分番組としては異例の長寿番組となっています。さらに、ミニ番組にも関わらずステージイベントや番組グッズ、3時間一挙放送など、様々な横展開を見せています。今回、番組の立ち上げから企画に関わっている担当者が、番組にかける想い、直近のコロナウィルスの情勢の中で考えていることをお伝えします。
https://s.mxtv.jp/variety/comicbar_renta/
■出発は宣伝番組、今は番組そのものを愛されるコンテンツに
Renta!は2015年からテレビCMを放映していますが、TOKYOMXでも放映していました。CMは15秒という短時間で、いかにサービスを認知してもらえるかが勝負ですが、より深くRenta!を知ってもらうにはどうすればいいんだろう、と考えるようになったんです。その中で、TOKYOMXや制作会社と企画を考えていき、ミニ番組に落ち着きました。
番組を開始した目的は“Renta!の宣伝”、つまりCMでは伝えきれないRenta!の魅力をアピールすることでした。もちろん現在もその目的は忘れていないのですが、想定していたい以上に、番組そのものへの好意的な意見もすごく頂くようになって。いつからかRenta!のサービスを知ってもらうことと同じくらい、番組をコンテンツとして楽しんでもらうことを意識するようになったんです。テレビ放送は3分45秒と限りがあるので、番組の告知用として開設した公式SNSにも力を入れるようになりました。放送日の告知動画は、本編と同じくらい楽しみにしてくれているファンもいるんですよ。ゲストと森嶋さんの絡みはもちろん、レンタンの扱いが面白すぎると(笑)
■ネタとして出演したキャラクター・レンタン、今では番組の顔に
レンタンというキャラクターは、番組開始以前からRenta!のキャラクターとして存在していました。ただ、他の企業のようにテレビCMに出ているわけでもないし、サイト内のあちこちにいるわけでもない。全く知名度のないキャラクターだったんです。Twitterはやっていましたが、フォロワー数が300人程度の知られざる存在で(笑) 番組開始して最初のクールが終わる最後の回をとりあえず最初のまとめ回にしようと思ったのですが、普通の総集編じゃつまらないなって。マスター以外に何か登場させようか、であればレンタンのぬいぐるみを作って登場させたら…。という感じで話が進みました。そして、放送の少し前にAnimejapanというイベントで番組イベントを実施することになったので、そこで初お披露目をしました。これまで2次元のレンタンしか見たことがなかったので感動しましたね。「いや、お前かい!」という、半分はネタとして出した部分もあったのですが、ぬいぐるみの出来が素晴らしかったこともあって、SNSでも好評で。ファンの方から「レンタン欲しい!」という声も沢山頂いたのですが、あのぬいぐるみが、有名なぬいぐるみ作家さんによる手作りの一品なんですよ。なので、量産しやすい一回り小さなものを作って、視聴者プレゼントにすることにしました。現時点で、多分10数体位はファンの手元にいるんじゃないかな?しかもファンに“コレンタン”という愛称も頂きまして(笑)
左から、“レンタン”、小型の“コレンタン”、着ぐるみの“デカレンタン”
“デカレンタン”の身長は203cm(帽子含)
レンタン以外にも、イベントや特番の時には番組グッズを企画・製作して、プレゼントすることが定番になりました。Renta!はスマホで楽しめるサービスなのでスマホクリーナーや、マンガを読みながら飲み物を飲むためのタンブラーなど、「Renta!を楽しんでいるすぐそばに…」というのをコンセプトに考えましたね。
そして、お菓子のうまい棒のオリジナル版が作れるということを知って…。イベントでチラシを配っても全然受け取ってくれなかったので、うまい棒だったら、もらってくれるんじゃないか?と思い、作ってみました。予想は大当たりで、ガンガン受け取ってくれるんですよ。みんなお菓子好きですね(笑) ちなみに、うまい棒に関しては、うちがやり始めてから、他社も似たようなものを作ったり、結構マネされましたね。マネされるということは魅力的だと感じてもらえたということなので、個人的には嬉しかったです。毎年、色やデザインも変えていて、今年はシックな感じにしていて、Animejapanで配ることを楽しみにしていたのですが…残念ながらコロナウィルスの影響でイベントが中止になってしまいました。
■いまこの状況で、番組としてやっていきたいこと
コロナウィルスの拡大とともに、番組収録もかなりバタついていました。収録は実際のBARをお借りして撮っているんですが、今年の4月放送分からお店を変えて、リニューアルしたんです。前のお店も良かったんですが、もう少し広い店で、色んな展開を撮れるようにしたいなと。今の店は広い上に、窓も沢山あるので、感染予防対策をたてやすく、結果的に今の状況でも何とか撮影が可能になっています。このタイミングでお店を変更したことは、偶然だったのですが幸運でした。…と、思っていたのですが、この状況下でお店が閉店することになってしまいまして。1クールだけで、また違う場所に変更することになりました。Animejapanの中止に始まり、2020年は苦難の年になったことは間違いないです。
でも、ピンチはチャンスだと思ってもいます。イベント中止は残念でしたが、自粛が叫ばれている中、Youtubeを始めとした自宅での動画視聴のニーズは高まっていると思ったので、配信という形でファンにお届けしました。動画内のコメントやSNSでも「楽しかった!」「元気をもらいました」という声をたくさん頂きまして、連休前でかなりバタバタでしたが、このタイミングでお届けしたのは良かったなと思いましたね。
緊急事態宣言は解除されましたが、まだまだ予断を許さない状況が続いています。これからどうなっていくか自分にはわかりませんが、その時にできる限りのことを全力でお届けして、楽しんでもらう。ただそれだけです。先日の特別配信はイベントの代替案として急遽考えたものですが、皆さんの反応も良かったので、今後ももっとチャレンジしていきたいと思います。Live配信で、ファンとの生のやり取りもやってみたいですね。
もちろん、Renta!というサービスをもっと沢山の人に使ってほしいということにも力を入れていますよ。紹介する作品は、放送に合わせて割引したりもしているので、朗読を見て気になった作品はぜひRenta!で読んでみてほしいですね。そして、来年こそは必ずイベントを復活させて、ファンの方に直接お会いしたいです!
(写真・文:株式会社パピレス 山路健太郎)
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