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ストーリーの著者は、読者でもあります

ビジネス書を人生のバイブルに。私たちがフェアに込めた想い。

著者: 株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン

株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンは創業36年のビジネス書を中心に刊行している出版社です。

今回は関西の書店営業を担当している小山から、本日2月26日より全国の書店で開催される春のビジネス書フェア「“だから”人気のお仕事本集めました。」の企画の裏側についてお話しします。


小山怜那:新卒入社2年目。普段は関西地区にある書店さんへの訪問営業を行っており、同時に販促企画やフェア企画にも携わる。



こんにちは!普段は関西地区の書店営業を担当しています、小山です。

今回は本日2月26日より開催される「“だから”人気のお仕事本集めました。」という春のビジネス書フェアについて、企画の裏側をお話しさせていただきます。

書店に来てくださる読者のみなさまや書店員のみなさま、そして普段ビジネス書を読まない方に読んでいただけると嬉しいです。


ビジネス書売上、9カ月連続昨対越え

2020年は新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの人にとって苦しい1年だったと思います。そのような中でビジネス書の店頭売上は、昨年の5月より9カ月連続で昨対を超えています(日販店頭売り上げ前年比調査より)。月によっては10%以上伸びており、その伸びは著しいものです。


今、未来に対する漠然とした不安を持っている方は多いと思います。そんな時に本が、自分の悩みに対する答えや、課題を解決する道しるべが書いてあるものとして再認識されている結果、ビジネス書の売り上げが伸びているのではないでしょうか。


そこで今回このフェアを企画するにあたっての私たちの想いは、「弊社のビジネス書をたくさんの方にお届けしたい」にしたいということでした。


弊社はビジネス書を中心に、わかりやすく、読みやすいつくりで、変わりたいと願う人に寄り添い、行動につながる一助となるような書籍を出版しています。


普段ビジネス書を読んでいない人にこそ、弊社の書籍を読んでほしい。そのような想いから、今回のフェアはビジネス書を読む習慣のある方に書籍を届けるためでなく、むしろビジネス書を読む習慣のない方たちに向けたフェアにしました。



最初の企画が白紙に。だからこそいいものになった。

最初のキックオフミーティングは、営業部長と法人営業、私の三人で行いました。私は書店営業で基本は外回りなので、営業のない約3日でコンセプトなどすべて決めなければならないという超ハードスケジュールでした。


最初の段階では「本屋は私の自習室」というテーマでの企画を立てていました。書店に勉強に来ているというイメージがあったことからの着想です。このテーマで販促物の作成や部内共有も進めていたところ、他部署から「伝えたいメッセージや届けたい層が不明瞭」とフィードバックをいただき、一から企画を考え直すこととなりました。


この3日間で考えていたことがすべて水の泡になったようで最初はとても悲しかったです。しかし、マーケティングチームやネット書店担当チームなど、他部署の視点を盛り込んだことで、今回のフェアは受注段階から好評をいただいております。


ビジネス書というと、都市部やビジネス街にある書店ではよく売れ、地方の郊外にある書店だと少し難しい面があります。ただ、今回のフェアのコンセプトは「弊社のビジネス書をたくさんの人にお届けしたい」なので、メインターゲットはビジネス書を読む方が相対的に少ないであろう地方の書店に来てくださる読者としました。

そこで選書と販促物にこだわって作成を進めました。


読書習慣のない方にとって本を買うことは少々ハードルが高いものなので、売れている書籍を中心とした選書によって「みんなこの本を読んでいる」というアピールや、弊社に届いている「読者の声」を使用することで、「悩みや不安を感じているのはあなただけではなく、そんなあなたにこそこの本を読んでほしい」というメッセージを込めています。


販促物に関しては、ビジネス書の堅いイメージを払拭するため、あえて色味やイラストをシャープにせず、親しみやすいものにしました。黄色を基調とすることでPOPな印象にし、イラストも丸みの多いものを選び、たくさんの人の目に留まるようなデザインにしました。


また今回は新しい施策として、12アイテムについて店頭用POPに、その書籍の第1章を丸々試し読みができるQRコードを載せています。これはご自宅でもフェアを楽しんでいただいて、また書店に帰ってきていただけるようにとの想いも込めてのものです。また、「コロナ禍で商品へ触れるのがはばかられる」方や「書店に長居できないので試し読みができない」方のお悩みに応えることができます。


このようなこだわりの結果、特に東北や中国地方、九州地方での受注が好調です。さらに、「ビジネス書っぽくないビジネス書フェアです。」と書店法人様へご提案したところ、「そういうフェアを開催したかった」とおっしゃっていただいたという報告も受けています。



ビジネス書を人生のバイブルに

コロナ禍で、より生き方の答えが見つかりにくい時代になってしまったにもかかわらず、人との関わりが少なくなり、以前に比べて気軽に相談ができなくなってしまいました。


私たちは、将来が不安で悩んでいるのに相談もできない、どうすればいいかわからない方たちに書店さんへ足を運んでもらい、ビジネス書を手に取っていただきたいと思っています。さらに、その本を人生のバイブルや道しるべにしていただきたいと考えています。


そのような想いの中で今回のフェアは、特にこれまでビジネス書や本自体にあまり触れてこなかった方にビジネス書に触れるきっかけになるよう作成しました。

ビジネス書に親しみのない方たちに弊社の本を手に取ってもらい、「この本は自分に必要そう」「自分でも読めるかも!」「このフェアから選んだらいい本と出会える」と、身近な存在に感じていただきたいです。そして、弊社の本が誰かの人生のバイブルになれば嬉しいなと思います。



▼プレスリリース

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