自社の社員も豊かに働くために。フィードフォースがホールディングス化を進める理由
2021年2月、株式会社フィードフォースは、提供サービスの1つである「ソーシャルPLUS」を分社化し、フィードフォースグループとしてホールディングス化する検討を開始しました。なぜホールディングス化を進めるのか、代表取締役 塚田の「自社の社員も豊かに働いてほしい」という想いをお話しします。
新卒で入行した銀行時代、仕事のリアリティを持てなかった
ーさっそくですが、今回なぜホールディングス化の検討を始めたのでしょうか。
塚田 一言で言うと、社員一人ひとりに「会社や事業を自分ゴトとしてとらえてほしい」と考えているからです。所属する組織の規模が大きくなりすぎると、会社を自分ゴトとしてとらえにくくなってしまうので、コンパクトな規模を保つことが1つの目的です。
ー会社や事業を自分ゴト化してとらえる、というと?
塚田 僕は大学卒業後、新卒で銀行に入行しました。そのときに、「企業規模が大きくなればなるほど、中で働く人は会社を自分ゴトと思えなくなってしまう」という課題感を強く感じたんです。
銀行の提供しているサービスは、言うまでもなく世の中の役に立っています。しかし、一人の行員として分業された仕事だけをしていると、自分の仕事が顧客の役に立っていること、社会を良くしていることのリアリティ、実感を持つことができませんでした。
これは、組織規模が大きくなったら必ず発生する問題だと思っています。社員が何千・何万人といる会社だと、自分一人の働きが会社に対して影響を与える実感がなかなか持てません。会社を通じて社会を良くしている実感も持ちづらいでしょう。
そうなると、一社員が会社の経営に関与するなど、夢のまた夢です。会社と個人との関係性は遠いままで、単に目の前の仕事を片付けることに忙殺されてしまいます。
顧客と社会への貢献を実感し、豊かに働いてほしい
ーたしかに、組織の規模が大きいと自分の仕事がどう役に立っているかを実感しづらいかもしれませんね。
塚田 逆に言えば、企業規模を適切なサイズに保てれば、この問題は解決できます。経営との距離が近く、メンバー一人ひとりの顔が見渡せるくらいのコンパクトな規模であれば、自分の仕事がどう顧客の役に立っているのか・どう働けば自社の経営に、ひいては社会に貢献できるのか、リアリティを持って取り組めるでしょう。
こうして、顧客・自社・社会にどう貢献しているかにリアリティを持てると、必然的に良い仕事ができるし、より大きく成長できます。何よりそのほうが仕事を楽しいと思えるはずです。
これはフィードフォースのミッションに掲げている”「働く」を豊かにする。”にもつながっています。ミッションにはフィードフォースのサービスを利用する顧客の「働く」を豊かにしたいという想いを込めていますが、このミッションを掲げる以上はフィードフォースの社員も豊かに働いてほしいと考えています。
社員により多くの成長機会を提供したい
ー他に、ホールディングス化する目的はありますか?
塚田 社員の成長機会を増やしたいという思いもあります。
例えばあるサービスチームが分社化したら、マネージャーの仕事がチームマネジメントから経営にシフトします。他のメンバーも、責任範囲が広くなることで成長機会を得られるでしょう。
マネジメントや経営の経験はできるだけ早いうちに積んだほうがいいので、分社化することでそういった成長機会を提供したいと考えています。
分社化することでサービスの成長を加速させる
ー今回は、「ソーシャルPLUS」分社化の検討が発表されました。なぜソーシャルPLUSなのでしょうか?
塚田 まず、ソーシャルPLUS単体で売上と利益がしっかり積み上げられていること。それから、マネジメントが機能していてチームの状態も良いことから、分社化することでさらに成長スピードを加速させられると考えたためです。
ソーシャルPLUSは、ソーシャルログインを基軸にして大きなマーケットの可能性を秘めています。今回の分社化をきっかけに、更なる飛躍を期待しています。
ホールディングス化は「企業の成長」と「会社の自分ゴト化」を矛盾なく両立させる一手
ーお話を聞いていると、ホールディングス化にはメリットがたくさんあるように感じました!
はい。企業が成長すれば、企業規模も必然的に大きくなっていきますが、今回のホールディングス化構想は「企業の成長」と「会社の自分ゴト化」を矛盾なく両立できる一手だと思っています。
フィードフォースグループは、今後も新しい事業を生み出し続けます。事業が育てば、今回のソーシャルPLUSのように分社化を行い、分社化した先でまた新たな事業が生まれるかもしれません。
このように、1つの大きな企業を目指すのではなくて、事業を生み出し続ける生態系のような組織形態を目指しています。
ー事業も社員も成長し、「豊かに働く」ことを目的としたホールディングス化であることが分かりました。お話、ありがとうございました!
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会社名:株式会社フィードフォース
所在地:東京都文京区湯島 3-19-11 湯島ファーストビル5F
代表者:代表取締役 塚田 耕司
事業内容:データフィード関連事業 / デジタル広告関連事業 / ソーシャルメディアマーケティング関連事業 / その他事業
Webサイト:https://www.feedforce.jp/
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◆本件に関するお問い合わせ先
取材・寄稿に関するご相談は以下担当にお問い合わせください。
株式会社フィードフォース
担当:渡邉 康晴
watanabe@feedforce.jp
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