喜びも苦しみも。自分だけの航海の先で出会った感情に目をむけて
「自分らしさ」「自分のスタイル」を再定義することで、人生の新しい船出を応援する
個人向けのコーチングプログラム「スタイルクルーズ」。
スタイルクルーズ創業者の瀬田千恵子が、スタイルクルーズ4期生横川真依子さんに受講後の変化や辿り着いた自分のスタイルなどについて聞きました。
祖父の死を機に、自分らしく生きる人生に舵取り
瀬田:マイコンがスタイルクルーズの基礎コースを受講しようと思ったきっかけはなんだったの?
横川:きっかけは、同居していた祖父の死です。膵臓がんで倒れて、残された人生を満足のいく形で生きようとしていた矢先に、脳梗塞で半身麻痺になってしまったんです。生きる希望を全部失い、本当に人が変わり果てたようになってしまって。それが衝撃的すぎて、改めて自分らしく生きるというか、この瞬間を大切に生きていきたいと思ったんです。
当時勤めていた会社を辞めて独立したタイミングで友人からスタイルクルーズを紹介されました。自分の軸を見つけることで、今後の人生にも必ず生きてくると思い受講を決めました。
瀬田:マイコンは表情や発言から見ても、一皮も二皮もむけて、本当に自分らしくいられているなと感じています。マイコン自身、受講して何か変化は感じる?
横川:日常的に世界がどんどん変わり、モノクロだったものが色づいていくようでした。スタイルクルーズを通してこの世界と改めて向き合ったことで、自分の捉え方や価値観に気づき、自分の視点で世界を捉え直すような、そんな感覚の変化がすごくありました。
瀬田:マイコンの中で、言語化をすることが自分をどう変えることに繋がったのかな。
横川:言葉は過去経験したことや感じたことなどが積み上がって出てくるものだと思っています。ログブックや対話を通して自分から湧き上がってくる言葉を再認識することで自分自身の瑞々しい世界観が目の前にどんどん広がってきました。
<スタイルクルーズ初日に描いたログブック>
他者から見た自分とのギャップも楽しんで
瀬田:自分と向き合うことに対して、苦しかった時期などはあった?
横川:向き合うことや気づきに関しては、歓びだと感じていたので、そこに苦しみは感じませんでした。これまでは、「他者から見られる自分」であるべきだと勝手に思い込んで「自分らしさ」を自分の中で固めてしまっていてその中で苦しんでいました。「ちゃんとしている」と見られることが多いので、見た目もコンサバファッションしか似合わないと自分で思い込み「いい子ちゃん」に寄せていたというか。ありたい姿をどこに持っていくのかを迷っていました。「あるべき姿ではなく、ありたい姿は何?」というちえさんからの問いはとても大事にしています。
瀬田:周りから見えている自分(外的自己認識)と、自分が考えてる自分(内的自己認識)。このギャップが埋まっていくという感覚はあった?
横川:ありましたね。まずは本来の自分に立ち戻っていくところだと思うんですけれども。内的自己認識を築くこと、外的自己認識に改めて気付くこと、それぞれをちゃんと受け止めた上で、そのどちらでもある自分を味わい楽しむという感覚でした。
瀬田:今はそのギャップ自体を楽しんじゃってるぐらいに見えるよね。
横川:怒りや苦しみがなく、フラットな状態の自分というものができてきています。決してそういった感情がなくなってしまったわけではなくて、水の波紋のようにその時は広がるんですけど、スーッとすぐ馴染むような。
瀬田:中竹さんのセッションで印象に残ってることはある?
横川:竜二さんのセッションは全体が印象に残っていて、一つを取り上げるのは難しいですね(笑)どちらかというと、私は元々持っていた自分自身の葛藤と、それに対するりゅうじさんのあり方が印象に残っています。
友人からは「良い家族の中で育ってそう」と言われることが多いんですが、家庭は結構荒れていたんです。福岡から東京に来て、新しい環境で家族みんながストレスを抱えていて、それをお互いにぶつけ合って。常に誰かが爆発していて、まともに家族揃って食事も取れない状態でした。父親との関係や、両親の関係性、それに対する自分といったところで、かなり自己肯定感が下がってしまっていました。だけど周りに話しても理解されない、という苦しみをずっと抱えていました。家族団らんの時間というものにずっと憧れていましたし、自分自身をそのまま認めて欲しかったんです。
竜二さんのセッションで家族の話をした際、「つらかったね、頑張ったね」と、ただそれだけを言ってくださったんです。言葉ではなく、ただ「寄り添う」という選択をしてくださったことが、私にとってはすごくありがたい時間でした。
自分と向き合うことで誰かのせいにすることがなくなり、「 こういう言動をするからには、そこに思想があるはずだ。では、それは何なんだろう」といった相手の背景に意識を向けることができるようになりました。その繰り返しによって、初めて父親の姿や思いというものが見えてきましたし、癒されていったというのは一つの変化だと思いますね。
コミットし合える仲間だからこそ生まれる心理的安全性
瀬田:年齢も境遇も様々な2期生のメンバーと一緒に学んだことは、マイコンにとって刺激になった?
横川:今ここにいる背景や、抱えている思いや悩みも全然違ったんですけれども、それでも何とか自分と向き合いたい、自分の軸を持っていきたいっていう思いはみんな共通して持っていました。そこに対して真剣にコミットし合える仲間だからこそ生まれてくる、心理的な安全性があったと感じてます。
また、自分らしさなどを考えていくときに、どうしても自分の視点の中で閉じてしまうと思うんですね。メンバーに対して、「こういう表現の仕方もあるんだ」「こういうところが素敵」と、反応する自分の中にも、自分らしさの 欠片がいっぱいあって。そういうものを他の人の表現やあり方を通して感じさせてもらえたのはすごく大きかったと思います。
瀬田:これからスタイルクルーズを受講する5期生に何かメッセージはありますか?
横川:自分と向き合うその過程が一番醍醐味があるのかなってすごく思いますね。もしかしたら自分らしさは思っていたものとは違うものかもしれないですが、そこに向かっていく過程に喜びがあり、時には悲しみがあり、人生で味わう素晴らしいものが詰まってると思います。未知のものと出会ったときって、反応がいろいろあると思うんですよね。ワクワクすることもあれば、もしかすると「大丈夫なの?」って不安になったり怒りが湧いてきたりすることもあるかもしれませんが、自分が感情的に反応していることに目を向けてほしいなと思います。
スタイルクルーズは大航海。地平線の先って何があるか本当にわからなくて、ものすごい台風に巻き込まれたりすることもあれば、水面がキラキラと輝く美しさを知る喜びも必ずあるはずなので、自分だけの船とオールで、覚悟を持って航海を楽しんで欲しいですね。ちょっとでも心が動く何かがあったとしたら、それがネガティブであってもポジティブであっても、その海の先の素晴らしい世界を信じて、目を向けてみてほしいです。
瀬田:家族もそうだし生い立ちもそうだし、そういった前提って誰も選べなくて。今ある自分っていうのは、世の中のいろんな前提によって形づくられてしまったかもしれないということに気づいて、今の自分を持っているというのは相当内省していないとできないよね。私自身、マイコンの姿勢にとっても感動したし、スタイルクルーズの本質を本当にわかってくれているんだと嬉しいです。ありがとうございました。
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