杉のチカラを活かす特許製法のオーガニックペット用品「杉にゃん」の開発秘話。

杉にゃん本舗(TEAM杉にゃん)は、「杉」の有効成分を活かすテクノロジー（特許取得：第6361031号）で、完全無添加かつ猫の健康を守るオーガニック猫砂「杉にゃん」を開発し、日々ご愛用者様が増え続けております。

「杉」は日本の固有種であり、立派な財産です。学名は、クリプトメリアジャポニカ（「隠れた日本の財産」）。

杉の持つ天然の有効成分（杉のチカラ）でペットと人に健康と安心をもたらし、現代社会のストレスや有害物質からペットと人を守り、杉の利用価値を高めて日本の「森林保全の適正化」に貢献するべく、日々活動しております。

オーガニック猫砂「杉にゃん」開発に至る問題意識。市販の猫砂は猫にとって安全なの？

毎日使う猫砂は、猫との暮らしの必需品...。でも、2022年現在、猫砂は使用する「素材」に法規制がございません。ベントナイトを使用したものなど市販の猫砂にも色々なものがございますが、猫さんにとって本当に安全なのでしょうか？

「飛び散らない」、「固まって捨てやすい」といった飼い主さんにとっての利便性はあるかもしれませんが、猫さんや小さなお子さんが、粉塵を吸い込んだり、誤って口に入れても大丈夫なのでしょうか？

一般に売られている猫砂に対する疑問から出発して開発したのが、オーガニック猫砂「杉にゃん」です。

「杉にゃん」は、日本固有種の「杉」から生まれた、猫と人と地球にやさしいオーガニック猫砂です

植物は外敵から身を守るため、自ら消毒・殺菌するためのバイオパワーである「フィトンチッド」という物質を揮発しており、その成分は植物ごとにそれぞれ異なります。杉のフィトンチッドにはさまざまな効果があることが、近年の研究で明らかになっております。

杉にゃん開発秘話。杉にこだわる理由とは

どうして「杉」なの？って思われるかもしれません。実は、「杉」は日本の固有種で、数千年も生きる世界屈指の長寿の木。しかも、「杉」は昔から日本人の生活に取り入れられてきました。

・例えば日本酒の酒樽

・例えばお寿司屋さんの盛り台

・例えばおにぎりを包む経木

食品に使われるのはそもそも衛生的な素材（※後述）だからです。

「杉」をはじめ針葉樹には「フィトンチッド」が多く含まれています。フィトンチッドとは、動けない植物が様々な細菌、ウィルス、微生物、有害物質などから、身を守る生命の源です。「森林浴」は、このフィトンチッドを全身に浴びて健康効果を得る行為です。（医療先進国のドイツでは、「森林浴」は医療行為として認められています）。

杉などの針葉樹が生い茂った場所で深呼吸してみましょう。気持ちが落ち着いてリラックス＆リフレッシュしませんか……？　それもたらす物質こそが「フィトンチッド」です！　その成分は植物ごとにそれぞれ異なります。杉のフィトンチッドにはさまざまな効果があることが、近年の研究で明らかになっております。自然由来の強力な殺菌・消臭力により、猫と人との共生環境を快適に保ちます。そのためには精油分に含まれるフィトンチッドを多く含有した状態で製品に仕上げることが重要です。それを実現したのが特許製法の自然乾燥であり、自然の有効成分を活かすだけでなく、人工乾燥に比べてCO2排出量を75％以上も減らすことができています。

では、世に「針葉樹」はたくさんあるのに、どうして「杉」なの……？　と、お思いの方もいらっしゃるでしょう。

例えばヒノキ。こちらも日本人に馴染みのある木材ですが、猫砂に使うとなるとちょっと心配です。……と言うのも、生ヒノキの成分には「リモネン」「ピネン」という猫が中毒を起こす成分が含まれているのです。（柑橘類と同様の現象です）。これらの成分は「杉」の樹幹部には、ほとんど含まれません。

では、「杉」に含まれる特有の成分についてもう少し掘り下げてみましょう。「杉にゃん」の原料に何が含まれているのか……。

TEAM「杉にゃん」は、杉おが粉のエキス（以下、杉生体水）を専門機関で試験分析。埼玉県産業技術総合センターに提出して、成分を検出いたしました！その結果、下記の2成分が特に多く含まれることが判明いたしました。（試験成績結果：埼玉県産業技術総合センター、試験番号I22-0084-01）

1：βオイデスモール　※漢方薬「蒼朮（ソウジュツ）」の主成分。

2：クリプトメリジオール 　※杉の学名「Cryptomeria japonica」に由来する成分

杉が衛生的な素材として使われ続けてきた理由がここにあります。

猫は人間の3万倍以上の嗅覚を持つと言われ、杉の香りを嗅ぐだけでさまざまな効果が得られます。そう、「杉」は「猫」と相性抜群なのです！！！

日本の森は、宝の山！TEAM「杉にゃん」のミッション

日本は国土面積の2/3が森林です。世界有数の森林国であり、そのうち40%近くが人工林です。人工林は、人の使用を想定して植林し、保全管理するはずの森林です。杉はその人工林の約半分を占めています。にも関わらず、海外産の安い輸入材によって杉の価格は大暴落！　そのため、日本の林業は半世紀近く衰退の一途を辿っています。杉の人工林は、保全管理すればするほど赤字になります。仕方なく、杉の人工林は、徐々に放置されるようになりました。適切な手が入らない森は荒廃し、杉はどんどん高齢化しています。荒廃して災害に弱い森林と高齢化によるCO2吸収量の減少の悪循環。また、増えすぎた杉が飛ばす花粉症の弊害･･･。これが日本の現状であり、大きな大きな社会問題です。