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創業から8年。アキュイティー株式会社が「画像処理×AI」という新たなビジネス分野での提供価値を言語化するまで

著者: アキュイティー株式会社

アキュイティー株式会社(以下、当社)は、画像処理・AI・センサー等を最適実装するセンシングテック企業として数多くの産業課題を解決してまいりました。特に、「DXを進めたいのだけど、具体的に何をしたらよいのだろう」、「AIを導入したが上手くいっていない」などの顧客の声やお困り事と向き合い続けています。


当社事業はモーションキャプチャの要素技術を紐解き、工業計測に活用できるソフトウエアの製品化からスタートし、今では製造ラインや検品検査のAI自動化、技術伝承、外観検査等のサービスを提供する企業に成長しています。


このストーリーでは、2005年の当社創業から8年間の事業成長を振り返ってお伝えします。

創業当時のアキュイティー

当社代表の佐藤は、20代に画像処理のベンチャー企業に在籍していた。その企業で、‘’目‘’で見える情報が数値化され、見ているだけでは分からない情報がデータとして分かるという技術にのめり込んだことが起業のきっかになった。


それまで、スポーツやVRなどのエンターテインメントの世界で使われてきたモーションキャプチャの”動きの測定”は、工業分野で大いに役立つのではと思い立ち、2015年3月、アキュイティーの前身であるオプティトラック・ジャパンを設立。


その時佐藤は40歳。起業を志してから実施するまでにかなりの時間を要したが、モーションキャプチャによって動作計測が可能となる「OptiTrack」の販売代理店ビジネスの拡充に必死に取り組み、初年度から黒字化。翌年の売り上げは倍増と、トントン拍子で成長していった。


OptiTrack製品


SKYCOM使用画面

創業3年目に、AI事業への取り組みを開始

創業から3年経った頃には、自社開発ソフトウエアSKYCOMの品質が安定し、振動試験機の販売代理店にソフトウエアの活用を見出していただいたことも相まって、売上は5億円を超えたが、Opti Trackを販売する以外の新たなビジネスがなかなか立ち上げられなかった。


佐藤は、「このまま”物売り”だけしていても、事業の成長は望めない」という焦燥感と危機感を持っていた。“動きを測る”に特化したビジネスの幅を拡張していくため、現在のアキュイティーに社名変更。


さらに、2018年にはAI事業の取り組みを開始し、エンジニアはもちろんのこと、バックオフィスメンバーも増強を目指して人事制度設計や財務部門の充実を図り、小さな仲間から組織として機能できるように注力した。


アキュイティーの提供ソリューションとは

×


AI自動検査システムとは

収益構造の転換に向けた経営計画の策定と、組織開発

動作計測からスタートした事業は、製造業を中心とした企業のDXニーズの高まりを受け、2021年にはAI画像処理案件の収益化に成功。バックオフィス組織も盤石となり、物売り中心からコンサルティングビジネスへの収益構造転換を目指した中期経営計画を策定した。


同年秋には、久しぶりに全従業員が参加するタウンホールミーティングを開き、会社の方向性を改めて共有。気が付けば、アキュイティーは第7期に突入していた。


社長に依拠する状態からの脱却とリブランディング

毎期増収増益で、売上昨対比120%成長であったが、良質な製品に対する顧客の支持を継続させ、コンサルティング要素を強めた売上をつくるためのノウハウは社長以外に持ち合わせていなかった。


セールスメンバーは、今までのやり方から方向転換を迫られたものの、お手本と言えば社長だけ。社長のノウハウを伝授しながら、見様見真似で会得した者もいれば、なかなか転換できずにやり方を変えられない者もいた。


AIを始めとする提供されるサービスが加速度的に多様化する一方で、課題の把握と依頼先選定の難易度は相対的に増していることもひとつの要因であった。


それでも何とか売上は伸び続け、2022年12月にはオフィスを拡張移転。改めてアキュイティーの強みは何だろう?と自問自答しながら、製品だけに頼らずにこの強みを言語化して全面的に打ち出すことで、アキュイティーに相談したいお客様が増えるのではないかと思い、ソリューションを可視化したリブランディングの実施を決めた。




奇しくも、雑誌に掲載されたソリューション実例をきっかけにお声がけいただいた協業案件が舞い込んで、ライセンスビジネスへの道が開かれようとしていたタイミング。


「アキュイティーは、新しい道をつくってくれる」


このお客様からの一言が、私たちがやってきたことそのものだった。

コンサルティングビジネスへの取り組みが軌道に乗ってきたことも相まって、改めて私たちが目指している世界観を世の中に広く共有したいという想いが強くなり、コーポレートスローガンとブランドムービーを制作することにした。

「視えることは、変えられる。」

コーポレートスローガン「視えることは、変えられる。」


人の目にはみえないものを可視化し、解決への道筋を照らすことがアキュイティーの使命と捉え、私たちが提供するサービス名称を、統合型”視える化”サービス「Bright Capture Solution™️」とした。


自分たちのソリューションに名前が付いたことにより、メンバーからお客様への説明もスムーズになり、唯一無二のサービスだという自信もついてきた。


統合型"視える化"サービス「Bright Capture Solution™️」ブランドムービーを公開

https://www.acuity-inc.co.jp/pickups/news/information/20230616/


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1,000件以上のシステム実装の実績。今後も多くの産業分野の課題解決を進めてゆく

アキュイティーの歩みを雄弁に語るのは、10の産業分野(漁業、建設業、製造業、電気・ガス・熱供給・水道業、情報通信業、運輸業、学術研究、生活関連サービス業、医療福祉、サービス業)で、1,000件を超えるシステム実装の実績数だ。


そこではAIも手段の一つととらえることで、より良い解を導き出し、新たな道をつくる。

センシングテック企業として最先端技術を駆使しながらも、虫の目と鳥の目を持ち併せ、画像処理・AI・センサー等を最適に実装する私たちのソリューション提案が、お客様や社会の課題解決に役立つよう、これからも努めていきたい。


「Bright Capture Solution™️」を支える6つのElement






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