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今日が、残りの人生の最初の1日。

【学校にダーツ部】ダーツメーカーが部活設立支援、活動が始まった茨城高専に話を聞いてみました

著者: 株式会社ダーツライブ

セガサミーグループの株式会社ダーツライブは、ゲーム機器開発からサービスの創出、大会運営など、ダーツマシーン業界のリーディングカンパニーとして各種事業を運営しています。ダーツを通したSDGs活動など社会貢献活動も行っており、2023年3月より全国の学校等を対象とした「つくろう!ダーツ部応援キャンペーン」を実施しました。

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キャンペーンは「ダーツを誰もが楽しめるスポーツに」をスローガンに掲げる、ダーツライブのスポーツダーツプロジェクトによるもの。2023年7月時までに3つの学校に新しく『ダーツ部』(同好会含む)が誕生しています。


キャンペーンでは、応募のあった生徒や学校に、同プロジェクトが「ダーツ部」発足準備から活動をサポート。部活動に必要なダーツボード、ダーツセットといった道具や備品も提供しており、従来のダーツファンからも『部活にダーツ、うらやましい時代!』『近い将来、若手選手がたくさん生まれるのでは』という声が寄せられ注目が集まっています。


高知県立須崎総合高校(左)、茨城工業高等専門学校(中)、広島新庄高校(右)の各校でダーツ部が誕生


「今まで届かなかった学生やダーツバーなどに行かない層にもダーツを広めたい」というプロジェクト担当者の想いから実施された、今回のキャンペーン。


部活が誕生した学校側も、ほんの数か月前までダーツボードが学校に置かれるなんて想像もしていなかったといいますが、この夏どんな想いで活動に取り組んでいるのでしょうか。


そこで活動が始まった三校の一つ、国立茨城工業高等専門学校(以下、茨城高専)の「ダーツ同好会」を訪問。そこには私たちダーツライブと学校の想いが交わる新しい可能性がありました。

ダーツライブからの物品提供は、学校の部活動におけるモノの手配や金銭的課題の解決に


茨城高専では、15名のメンバーによる「ダーツ同好会」が2023年4月に誕生しました。立ち上げたのは、機械・制御系3年の照沼さん。趣味だったダーツを学校で友人らと楽しむ方法はないかと考えていたときにキャンペーンを知ったと話します。


■照沼さん

「昨年の夏に、知人にダーツに連れて行ってもらって遊んだんですが、それがもう本当に楽しくて。その後も投げに行くようになって、次第に狙ったところにダーツが刺さるようになっていきました。そういう自分の成長にも楽しさを感じるようになってハマっていったんです。それで、学校でもダーツができないかなと考えて調べていたときに、今回のキャンペーンを知って、応募してみようかなと思って石井先生に相談しにいきました」


先生は、照沼さんの話を聞いてどうだったのでしょう。


■石井先生

「同好会の設立希望と一緒にキャンペーンの話をもってきたので、正直はじめは『大変そうだけど大丈夫かな』と思いました。ですが、うちは高専ということからも、基本的には学生が自主的に学んで行動していくといった自主性を大切にしています。自分たちでやるのならいいんじゃないかと引き受け、様子を見ることにしました」


活動を始めるにあたり、最もネックだったのはモノの手配や金銭的なことだったと照沼さんは話します。


■照沼さん

「メンバーは友人らに声をかけて割とすぐに集まったんですけれど、モノの手配はどうするか?という問題がありました。活動に必要なモノを一式そろえるとなると、どうしてもお金が必要になるので、そこが一番の課題でした。そんなときに今回のキャンペーンを知ってピッタリと課題解決にハマった感じです。語弊おそれず言うなれば、『いただけるのなら、ホントにやっちゃおう』とダーツ同好会の設立の背中を押された感じです」


「ダーツ同好会」会長の照沼さん(左)と顧問の石井先生(右)



飲み屋さんで遊ぶイメージから『こういう世界もアリなんだ』と学生に教わったと顧問の先生

ダーツライブが提供する家庭用ダーツボード。すぐに活動が始められるようダーツの矢など備品も提供している


4月に同好会が発足、5月に活動が本格始動。率直な感想はというと―。


■照沼さん

「ダーツをやったことのない友人らにも『とりあえず入らん?』と声をかけて入ってもらったんですけれど、いざ活動が始まると、みんなドンドンダーツにハマっていっています!互いにフォームを動画で撮り合ったりアドバイスしたり。ダーツライブさんにご案内いただいた8月の競技大会がペア出場が条件なので、今はペア練習をがんばっています。同好会は、活動実績が認められると部活になることができるので功績を残して『ダーツ部』に昇格できるようにがんばりたいと思います」



■石井先生

「顧問ではありますが、ダーツは学生時代にほんの少しやったことがある程度でした。それに、飲み屋さんで遊ぶイメージを持っていたんです。でもこうして手軽に体を動かせるスポーツとして学生たちが楽しく切磋琢磨しているのを見たり、私も活動の日にはダーツを投げて体験して『あぁ、こういう世界もアリなんだ』と教わった感じです」



★実際の活動の様子

ダーツライブが家庭用ダーツボードをスタンドに設置する方法を提案。組み立てや距離感もレクチャーしている


ダーツの基本「狙ったところに投げる」を練習を提案


学生たちは互いのフォームを動画撮影してチェックするなど熱心!


活動場所は和室ということからスローラインは弱粘着のテープを提案


スコア計算は各自のスマホや電卓で


「ダーツを今までは届かなかった層に」という担当者の想いと学校の願いが交わる部活動


異学年の学生交流、学びの視点からもダーツを活用。地域とつながるツールとしても



ダーツ同好会が発足して早3か月。メンバーだけでなく顧問の石井先生をも巻き込みながら一丸となって盛り上がりをみせていますが、学校としても思わぬ発見やダーツの魅力認識に繋がっています。


■石井先生

「高専は5年制で、下は15歳から上は20歳までの学生がいます。10代半ばと20代では体格差もありますし、受けられる授業も学年ごとに異なるので、普段なかなか何かを一緒に取り組むのは難しいです。


ですがダーツは、性別も年齢も関係なく同じようにすぐ取り組めるので、学生の交流にもいいですね。


それと高専は研究機関でもあるので、たとえばスポーツ工学の視点からダーツを考えてみたり、ぜひ専門分野の研究にも生かしてほしいと思っています」


「つくろう! ダーツ部キャンペーン」で生まれたダーツ同好会の学生たち


■照沼さん

「いまは私が声をかけた友人が中心なので同じ3年生ばかりなのですが、同じ学年でも専門がそれぞれ違うんです。私は機械がですが、情報系がいたり技術がいたり。各々が学んでる分野を生かし合ってダーツで何かできないかなと思ってます。遊んでるうちに、いろいろな発想が組み合わさって、ダーツの新しいゲームを自分たちで考えるのも面白そうだなって」


さらに同好会の枠を一歩飛び出して、こんなことにも期待をしていると茨城高専広報室の金澤さんは言います。


広報室・金澤さん


「昨今は、中高一貫校が増えていることもあって、学校の存在を地域の方々や小学生や中学生にも知ってもらいたいという想いがあります。


ダーツ同好会の活動を見ていて思うのは、ダーツなら子どもから年配の方まで手軽に遊ぶことができますよね。地域の商業施設やイベントなどで、学生が"ダーツのお兄さん、お姉さん”といった形で小中学生にダーツを教えたり、シニア施設を訪問したりするなど、体験会を通して学校のPR活動や地域とのつながりも持てるのではないかと展開に期待しています」


スポーツダーツプロジェクトが描く未来。ダーツをスポーツへ、ダーツを地域社会へ


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スポーツダーツプロジェクトは、ダーツは体格や年齢、性別などを問わず、誰もが平等に楽しめること、参加者同士のコミュニケーションがとれること、運動が苦手な子どもでも活躍できることから、部活に適していると考えています。


また昨今の部活動における活動場所の確保、家計への負担、顧問不足といった社会的課題に対しても、ダーツはやさしい種目です。ダーツに広いグラウンドや特別な設備、装置は必要ありません。ボードを設置するスペースさえあれば活動を始められ、必要なのは3本のダーツの矢のみ。より本格的な指導が必要となった際にも、ダーツであればプロ資格を持つ現役プレイヤーが全国各地に存在するため、指導者不足や顧問負担の軽減が図れます。


スポーツダーツプロジェクトでは、そんなダーツの魅力を伝えながら、生涯つづけることのできる「スポーツ」として老若男女・障がいの有無問わずいろいろな方がダーツをもっと気軽にはじめられるよう、さらに多くの人たちがダーツを楽しめる環境を増やすために活動してまいります。




スポーツダーツプロジェクトは、ダーツ体験会の相談やメディア取材を受け付けています

スポーツダーツプロジェクトは、全国でさまざまな方にダーツを楽しんでもらえるイベントや大会を開催しています。ご興味をお持ちいただける施設関係者や学校関係者、またご取材いただけるメディア関係者の方は、お気軽に以下のメールアドレスまでご一報ください。


メールアドレス:shuzai@dartslive.com

株式会社ダーツライブ公式サイト:https://www.dartslive.co.jp

スポーツダーツプロジェクト公式サイト:https://sportsdarts.jp






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