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人の数だけ、物語がある

気持ちと『縁』をつないでいく。訃報連絡と供養の新サービス「enishi」に込められた想いとは

著者: 株式会社ユニクエスト


インターネットで全国の葬儀を依頼できる「小さなお葬式」を運営する株式会社ユニクエストは、利用料無料の訃報連絡と供養の新サービス「enishi(えにし)」を2020年3月にリリースしました。遺族の負担を減らすと共に、故人と縁のあった人が、スマホ上のメッセージと電子決済での「心づけ(香典)」により、時間と場所を選ばずに供養することができます。今回は、「enishi(えにし)」の開発者にリリース背景などをインタビューしました。デジタルの力でエンディング業界に起こす革命とは。


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Q enishiの基本機能を教えてください。

 enishiは時間と場所を選ばず供養できるサービスで、

  1. オンラインで訃報連絡ができる機能
  2. 訃報を受け取った人が故人へのメッセージを遺族に送る機能
  3. 電子決済で「心づけ(香典)」を渡す機能

 という3つの機能があります。


 


Q enishiはどんな方におすすめですか?

 葬儀は身内だけでするけど、生前にお世話になった方や関わりのあった方には訃報を伝えておきたい、という方におすすめです。実際に家族葬など身内だけで葬儀をする方によく使って頂いていますね。現状では、「小さなお葬式」で葬儀を執り行った方に限定してサービスを展開しています。

 

Q enishiでは、訃報を広められるそうですね。

 そうなんです。enishiでは、訃報を受け取った人がその訃報をまた別の知り合いに送ることができるようになっています。遺族にとっては、「自分たちも知らない故人の知り合いがたくさんいるかもしれないし、その方たちにもちゃんと訃報を伝えたい」という思いもあるんじゃないかと。葬儀に参列する・参列しないに関わらず、故人と生前に関わりのあった人たちに広く訃報を伝えることができます。



Q enishiのアイデアはどこからきたのでしょうか?

 そもそもの弊社の企業スピリットから説明します。ITの力で世の中を変えていきたいという思いで様々なサービスを展開している我々が、昔からの慣習にとらわれた不透明な部分を透明にしたい、という思いで葬儀業界に一石を投じたのが、「小さなお葬式」というサービスです。10年間サービスを展開してみて、エンディング業界には、まだまだITの力で改善できる部分が残っていると感じました。そのなかでも訃報連絡、弔電、香典に目を向け、ITの技術でこれらももっと便利になるのではないかと考えたのです。そこから、enishiの着想を得ました。

 

Q たしかにアナログな分野です。これまでの訃報の課題とは?

 近年は家族葬が増えたので、遠い関係の人を葬儀に呼ばないことが増え、知り合いが亡くなったことを知りづらい環境になりました。参列できなかった人たちは亡くなったことを喪中はがきで初めて知ることもあるでしょうし、生前から家族と繋がりがなければそれさえもありません。亡くなったことをしばらく経ってから知った、亡くなったことすら知らない、というのは悲しいことです。

 家族葬を行う遺族も、葬儀は身内だけで済ませたいが、生前お世話になった人には一言お知らせしておきたいという思いはあるはずです。従来、知らせるための方法としてはFAXや新聞掲載を使ったりハガキでの死亡通知状を用意したりしていましたが、アナログな方法がゆえに、時間と手間がかかります。そうした「参列できなかった人への通知」や「時間や手間がかかる作業」の課題を解決できるのが、enishiなんです。



Q enishiのこだわりのポイントは?

 最も大きなポイントは「送る金額を伏せられる」ということです。通常、香典は誰がいくら包んだかわかるようになっています。でもこれだと、金額の大小に関わらず、渡す側はもちろん、もらう側も気を遣ってしまいますよね。そもそも、香典とは、弔いの気持ちを表すものです。その原点に立ち返り、両者にとって、金額を伏せることが好ましいのではないかと考えました。ですから、enishiでは香典という言葉をあえて「心づけ」と言い換えて、任意で金額を伏せられるようにしたんです。これは、他の類似サービスにはない機能です。


Q 変わったロゴですが、なにか意味が込められていそうですね。

 enishiのロゴは、3本の線で円を描くような形になっているのですが、その線はそれぞれ「故人」、「遺族」、「故人と生前繋がりのあった人」を意味します。遺族は、故人と生前繋がりのあった人をあまり知らないことがほとんどだと思います。enishiを通じて故人の知り合いからメッセージを受け取り、亡くなって初めて遺族が知る故人の一面みたいなものを知ることもできます。いわば、enishiを使うことで、故人を介して本来繋がるはずのなかった人たちに「縁」が繋がる、いままで別々に存在していたものがひとつの「円」になっていく。そういった、人と人との「えん」が形作られていく様子を表しています。

 


Q enishiは今後どのようなサービスになりますか?

 今は「小さなお葬式」を利用する人にenishiを知って使ってもらっていますが、enishiがあるから「小さなお葬式」を利用したい、と思って頂けるくらいのサービスになることが理想です。人との「縁」を繋げるenishiの仕組みはお葬式だけでなく、もっと幅広いシーンでも活用できると思っています。今後の展開にご期待ください!




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株式会社ユニクエスト

所在地:〒550-0004 大阪府大阪市西区靱本町1-6-3

代表取締役:重野 心平 / 設立:2006年08月01日

事業内容:インターネットメディアの企画・開発、Eコマースソフトウェアの企画・開発

「『不透明』を『透明』に」という企業理念の下、創業したITベンチャー。


インターネットでライフエンディングに関連する事業を展開しています。

生前の準備から葬儀、その後の仏具や法要、遺産相続までをワンストップでサポート。

不明瞭で分かりにくい部分が多いエンディング産業において、徹底的に「分かりやすさ」を追求し、デジタルの力で、全く新しい革新的な各種サービスを実現しています。


主幹サービス「小さなお葬式

全国統一料金・セットプラン、業界初のWEB集客型葬祭サービス。

2009年10月、全国一律の料金設定をした葬儀プランをインターネットで集客する業界初のサービスを開始。インターネットでお葬式の情報収集ができる手軽さ、全国のネットワーク、低価格な費用と料金体系のわかりやすさが支持され、2020年実施の「葬儀受注件数に関する調査(2019年度)」において2018年の調査以降、3年連続で全国No.1の葬儀実績※を獲得しました。


※2020年2月TPCマーケティングリサーチ調べ


【本件に関するお問い合わせ】

株式会社ユニクエスト

広報担当 pr@uqo.jp




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