ハーブティーと紅茶の良さを持つ「やさしいデカフェ紅茶」ブランド各担当者が語る誕生秘話と新商品への挑戦
2012年のブランド誕生以降、圧倒的な商品ラインナップ数でデカフェ市場を牽引する「やさしいデカフェ」シリーズ。8月28日(金)「やさしいデカフェ紅茶 オレンジ」の発売、パッケージデザインリニューアルにあわせて、ブランド各担当者に開発の背景、今後の展開について話を聞きました。
カフェインを気にせず楽しめるおいしい紅茶を提供する
北島大太朗(代表取締役社長)
ハーブティーと紅茶の良さを持つデカフェ紅茶との出会い
1969年の創立以来、日本緑茶センター株式会社は日本におけるハーブティーのパイオニアとして市場を開拓してきました。ハーブティー以外にも世界中のお茶に強い関心がありますが、紅茶もその豊かな香りや味わいに魅せられていました。
しかしハーブティーのようにノンカフェインではないので、飲む時間を気にすることもありました。そんな時に、海外では既に流通していたデカフェの紅茶に出会い、日本でも需要があるのではと興味を持ちました。
日本での茶類における紅茶のシェアは大きいですが、デカフェの紅茶でそのシェアを奪うのではなく、一緒に紅茶業界全体を盛り上げるような取り組みにしたいと考えました。
そこで、紅茶が好きなのに控えているという方も、時間やカフェインを気にせずおいしく飲めるデカフェの紅茶を弊社で開発することを決めました。
困難な試作が続いた茶葉の開発
デカフェ紅茶の商品開発では、とことん『味』にこだわりました。それにはまずベースの茶葉の選定が第一歩でした。
しかしその頃は、カフェインを抜くことで紅茶の味が物足りなくなってしまう茶葉が多い状況でした。そこで多くの茶葉サンプルを取り寄せ、何度も生産者との相談を繰り返しました。
そして遂にストレートでも納得の味が出せるスリランカのセイロン紅茶にたどり着き、2012年「やさしいデカフェ紅茶」ブランドを立ち上げました。
「やさしい」という言葉に込めた想い
次は、ようやく出会えたデカフェ紅茶のおいしい味わいを、商品としてどのように消費者の方々に伝えていくかを考えました。
紅茶の渋みや苦みが好きな方には物足りないかもしれませんが、紅茶本来の香りや味わいはじゅうぶん楽しんでいただける軽やかな紅茶です。
考えに考えた結果、『やさしい』という言葉の表現に至り、ブランド名を「やさしいデカフェ紅茶」と名付けました。
日本で唯一無二のデカフェブランドへ
現在日本国内で「やさしいデカフェ」シリーズのように豊富な商品数を誇るデカフェブランドは無いと思いますが、最近では他メーカーからもデカフェ商品が発売され、市場全体が育ってきています。
私達は今後もトレンドセッターとして、新しいデカフェ商品の開発に挑戦し続け、デカフェ市場をさらに活性化させていきたいと考えています。
現在コロナ禍で、消費者は売場で買物にかける時間を短縮させる傾向にあります。店舗に来る前後でいかに商品情報と接していただくかがカギになりますので、今後はSNSも利用して効果的に情報発信を仕掛けていきます。
デカフェのカテゴリをさらに成長拡大させていく
山本 愛(商品企画担当)
消費者アンケートで飲みたい味No.1
2020年8月28日(金)に新商品「やさしいデカフェ紅茶 オレンジ」を発売いたします。オレンジは、消費者アンケートで飲みたい味No.1だったこともあり、社内ではすぐに商品企画の検討に入りました。しかし発売までにはいくつかの問題が持ち上がりました。
『オレンジ』のイメージは千差万別
商品の開発を始めると、甘いみかんのようなオレンジや、皮部分のようなビターなオレンジなど、オレンジと言っても多様な香りや味の方向性があることに気がつきました。人それぞれにオレンジの香りのイメージも違います。
どこに味の軸を置くか、使用するセイロン茶葉と相性が良いのはどの味なのかを、ひとつひとつ確認して詰めていくのに苦労しました。
その中で生まれた「やさしいデカフェ紅茶 オレンジ」は、オレンジピールをブレンドして、本格的なオレンジの香りと味わいをお楽しみいただける仕上がりになりました。多くの方にぜひおためしいただきたいです。
アンケートで気がついた新たな消費者像
「やさしいデカフェ」シリーズのユーザーは、当初は妊娠・産後でカフェインを控えたい方、カフェインが体に合わない方を想定していました。しかし昨年実施した消費者アンケートで、夕方以降カフェインを摂ると眠りの質が落ちてしまうので飲んでいるという親世代のシニアの方や、ママと同じものを飲みたがるお子様と、世代を越えてご家族皆様でお楽しみいただいているというお声がありました。これは私達にも新しい気づきとなりました。
デカフェの新たなカテゴリへの挑戦
紅茶、日本茶、中国茶とデカフェシリーズのラインナップを広げてきましたが、来年2021年には初めて“季節”を意識した商品を予定しています。
デカフェシリーズでは初めての試みで、今までとは違うコンセプトの商品でもありますので、期待と不安が渦巻いている中で、この新しいデカフェ商品の企画開発を進めています。
夢の中でゆっくりくつろぐための紅茶を表現
山田美保子(パッケージデザイン担当)
質の高い睡眠をふんわりとしたイラストで表現
「やさしいデカフェ紅茶」は、日頃からカフェインを控えたい方のほか、夜の睡眠の質を考えて控えている方にもご愛飲いただいています。
良い眠りを妨げない、夜にも飲める紅茶というコンセプトを生かして、デザインは『夢の中のようなイメージ』を出したいと考え、目を閉じて穏やかに眠っている女性をメインアートにしました。
絵本からインスパイアされた色使い
夢の中を表現するために、フレーバーのカラーに合わせて背景にグラデーションを作っていくのが、毎回大変な作業です。
デザインに煮詰まった時は、きれいな色使いの絵本をチェックしたりして、色の組み合わせのヒントをもらっています。
今回発売のオレンジは、背景の色がピーチと近かったので、いかに差別化するかを考えるのが難しかったです。
より“伝わる”デザインコミュニケーションを目指して
ブランド立ち上げ後も、商品が店頭で並んでいるのを見て気づいた改良点を、パッケージデザインに反映してきました。
今回の紅茶パッケージリニューアルは、袋の素材を変更して、以前より鮮やかな発色になりました。「カフェイン0」のリボンをキラキラのゴールドにして目立つようにしました。また、ティーカップの画像にティーバッグを入れて、商品が三角型ティーバッグであることをわかりやすく表現しました。
日本緑茶センター株式会社は「やさしいデカフェ」シリーズを始めた2012年発売時の紅茶3商品から、ほうじ茶、玄米茶、ジャスミン茶と、デカフェ商品の多様化に積極的に取り組んできました。
コロナ禍で茶飲料は消費量が増加しましたが、テレワーク時の気分転換のアイテムとして良いパートナーになっています。
今日は何を飲もうかな?とお茶を選ぶ際に、『デカフェ』も選択肢としていただけるように、デカフェ市場のさらなる活性化、皆さまのお役に立てる商品作りを今後も目指していきます。
【デカフェとは】
カフェインを含んだ茶葉から、できる限りカフェインを取り除いたものです。「やさしいデカフェ」シリーズは、「超臨界二酸化炭素抽出法」という安全な方法で、カフェインを除去しています。
「やさしいデカフェ紅茶 オレンジ」の発売に合わせて、9月1日(火)よりTwitterフォロー&RTプレゼントキャンペーンも実施いたします。
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