探究心を育む夏休みに。キユーピーが子どもたちの自由研究を応援!
複雑で変化が激しい現代社会においては、自ら課題を設定し、解決策を模索する「探究的な学び」が子どもたちに求められています。キユーピーは夏休みの期間を、子どもたちがまとまった時間を確保して探究的な学びを深められる絶好の機会と捉え、食に関するさまざまな企画を用意して自由研究を応援しています。今回は、思いを持って食育活動に取り組む担当者たちに話を聞きました。
写真左上:髙橋 知美(五霞工場 見学担当)
写真右上:坂東 香奈(神戸工場 見学担当)
写真左下:宮﨑 友紀(鳥栖工場 見学担当)
写真右下:野村 有貴(広報・グループコミュニケーション室)
子どもたちの「やってみたい!もっと調べたい!」を引き出す工場見学
――工場見学では子どもたちを対象に、普段、どんなことをしていますか?
坂東:キユーピーは“工場は家庭の台所の延長”と考え、一般の方向けに工場見学を「オープンキッチン」と呼んで開催しています。その歴史は古く、1961年に小学生の社会科見学を受け入れたのがきっかけです。現在は、五霞工場(茨城県)、神戸工場(兵庫県)、鳥栖工場(佐賀県)の3工場で実施しています。工場によって見学の内容や流れは多少異なるのですが、会社と工場の概況説明、動画鑑賞、製造ラインの見学などを行っています。お客様のご要望に合わせて、環境への取り組みなどを追加で説明することも多いです。
髙橋:子どもたちにお話しすることが多いのは、マヨネーズやドレッシング、そして野菜や卵について。
サラダと卵のおいしい関係をご存知ですか?卵は良質なたんぱく質源ですが、ビタミンCと食物繊維だけが足りません。これを補えるのがサラダです。サラダと卵の組み合わせで理想の栄養バランスに近づけることができるため、育ち盛りの子どもたちへ「サラダと卵を食べよう!」という提案を積極的に行っています。
他にも「苦手な野菜も食べてみよう!」「マヨネーズをつくってみよう!」など、子どもたちにとって新たな食にチャレンジするきっかけになるような情報を日々お伝えしています。
坂東:クイズを出したり質問を投げかけたりしながら、コミュニケーションを大切にして見学を進めています。子どもたちの興味を引きそうなこと、例えばロボットの紹介や、1日に作っているマヨネーズの数など、インパクトのある情報を説明の中に取り入れています。
写真:五霞工場での見学の様子
――子どもたちとの関わりのなかで、やりがいやうれしさを感じるのはどんな時ですか?
髙橋:見学してくれた子どもたちからお礼や感想のお手紙が届くことがあり、私たちスタッフの宝物になっています。
見学の中では、サラダの試食も行うことがあります。野菜が苦手な子どもたちから「マヨネーズやドレッシングをかけたら食べられたよ!」というお声をいただくと、とてもうれしくなります。
――今年は特別に、夏休みの自由研究をテーマにした特別コースも設けられるそうですね?
宮﨑:「自由研究お助けコース」では、見学のなかで自由研究のテーマになるヒントをお伝えし、もっと調べてみたい!という気持ちが生まれるのを促します。鳥栖工場の「マヨづくりコース」ではチームでマヨネーズづくり体験をしていただき、手作りマヨネーズと工場で作ったマヨネーズに違いはあるのかを調べてもらいます。自分でやってみたい!もっと調べたい!と、探究する意欲につながればと思っています。
夏休みはより多くの子どもたちに見学に来てほしいという思いから、見学の実施回数を、通常1日2回から1日最大3回に増やしています。たくさんの子どもたちに会えることを、スタッフ一同、とても楽しみにしています。
髙橋:お陰さまで、予約がすぐにいっぱいになってしまうような盛況ぶりです。ぜひ皆さんにお越しいただきたいのですが、工場見学は遠方であったり都合が付かなかったり、参加がなかなか難しい場合もあるかもしれません。
Webサイトで広がる学びの場、キユーピーの自由研究(食生活アカデミー)
――Webで活用できる自由研究の情報はありますか?
野村:そんなときはぜひ、Webサイト「キユーピーの自由研究(食生活アカデミー)」を活用してほしいと思います。毎年夏休みに本サイトを通じて小学生から食に関する自由研究の作品を募集しています。2002年頃から20年以上続いている活動なのですが、この始まりも工場見学でした。見学で学んだことを絵日記やイラストにまとめて送ってきてくれる子どもたちがいて、それならばということで作品の募集を始めました。
テーマは食に関することであれば何でも受け付けています。子どもたちの好奇心や興味・関心を大切にしたいという思いから作品の形式も自由としていますが、ここ数年は、仮説と検証がしっかり組み立てられた作品も増えてきています。作品の変化から、時代とともに学習の内容が進化しているのを感じます。こういった変化を受け、自由研究のテーマ例を紹介するページを追加したり、昨年は研究の進め方のコツがわかる「自由研究お助けガイド」を新設したりと、サイトの情報も充実させてきました。社内で選考した受賞作品は、サイトで公開もしています。子どもたちが主体的に自由研究に取り組むのをサポートする情報が満載です。
子どもは本来、探究心が旺盛で、なぜ?知りたい!という気持ちを持っていると思います。その力を引き出して伸ばす支援ができればうれしいです。
写真:2023年度「キユーピーの自由研究」受賞作品の一部(みんなの作品ギャラリーからご覧いただけます)
――「キユーピーの自由研究」が公開されている『食生活アカデミー』はどんなサイトですか?
野村:「キユーピーの自由研究」が公開されている『食生活アカデミー』は、「キユーピーグループ 2030ビジョン」のなかで掲げる“子どもの笑顔のサポーター”になるためにもっと何かできることはないかと考え、誕生しました。学習指導要領や小学校家庭科、中学校技術・家庭(家庭分野)の教科書に基づきながら、キユーピー独自の知見を交えて、食生活に関するさまざまな情報を提供しています。
食生活に関する情報を5つのテーマに分けて掲載していますが、特に人気があるテーマは「からだと栄養素」です。おいしく食べたり、楽しく食べたり……食には大切な要素がいろいろあると思いますが、成長期の子どもたちには「栄養バランスのよい食事を取る」という欠かせないところを身につけてほしいと思っています。楽しく知識を学べる「野菜クイズ」なども公開しています。最初から構えず、まずは気軽にサイトをのぞいて、食に興味を持ってほしいです。
コンテンツは定期的に追加をしています。教科書よりも発展的な内容を教えたい先生方にも、ぜひ活用いただきたいです。
新しい発見や学びがある夏休みをキユーピーとともに
野村:この夏、子どもたちには「楽しいだけではなく新しい発見や学びがある」充実した夏休みを過ごしてほしいと思います。そのためにキユーピーをいろいろな形で活用いただけたらうれしいです。たくさんの子どもたちの笑顔が見られることを楽しみにしています。
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