応募総数10万点越え!総合人材情報サービスのアイデムが主催する、小中高校生対象の写真コンテスト『はたらくすがた』の狙いとは
株式会社アイデムは求人広告をはじめとし、人材紹介や採用サイト構築、人材育成など、一人ひとりの「はたらく」を応援する事業を展開しています。
そんなアイデムが、次世代を担う子どもたちのために何かできないかと考え、写真コンテスト『はたらくすがた』を始めました。当コンテストは、子どもたちが将来「はたらく」ことについて考えるきっかけづくりを目的に開催しています。
担当者として運営に取り組む、栗木はるかにコンテストの魅力や応募が拡大する背景を聞きました。
―大人の働く姿を見ることが、子供の将来の職業観に影響を与えるという調査結果が
近年、早期からの「キャリア教育」の重要性が学校教育の現場でも注目されているようです。実際に2020年から、文部科学省が全国の小学校・中学校・高等学校に「キャリアパスポート」を導入しました。
私たちが今年5月に実施した中学生対象の調査(中学生の就業観に関する調査|人と仕事研究所 (aidem.co.jp))では、その子が興味のある仕事をしている大人と話をしたことがあると、自身の将来について肯定的に捉えているという回答が、話をしたことがない子どもより約10ポイント高いという結果となりました。また、親の働く姿を見たことある子どもは、見たことのない子どもより「将来働くことが楽しみだ」という回答をした割合が10ポイント以上高く出ています。
▲中学生の就業観に関する調査|人と仕事研究所 (aidem.co.jp)より
『はたらくすがた』に応募するためには、被写体の大人に声をかけて撮影許可をとり、構図を決めるためによく観察して写真を撮ります。その後も、感じたことを記入するために撮影時のことを思い出し、気持ちや考えを整理する必要があります。
その過程を通して、調査でも出ているように、将来働くことを「楽しみ」「自分ならできる」と思ってもらえたらいいなと考えています。
―「お母さんみたいになりたい!」「いつもありがとう」。胸が熱くなるコメントも魅力の一つ
子どもならではの視点でとらえた写真そのものにもちろん驚きや感動があるのですが、それに加えて、当コンテストでは撮影時に感じたこともコメントとして寄せていただきます。
「お父さんお母さん、いつもありがとう」
「かっこよかった」
「自分も将来こんなふうに働きたい」
私たちは、その一つひとつをじっくりと読みながら時間をかけて選考をしています。思わず笑顔になってしまうもの、ジーンと感動するもの、こちらに驚きを与えてくれるもの、コメントは様々で選考委員のみなさんも毎年楽しみながら選考をされています。
▲選考の様子
私自身も子どもが2人おりますので、日々仕事と育児の両立にバタバタと追われ、時として子どもたちにとって今の自分が最善なのか、不安になることもあります。
そんな時、真剣に仕事に取り組む母親の写真に添えられた「お母さんいつもお仕事を頑張ってくれてありがとう」といった応募者のコメントを見ると、目頭が熱くなることもあります。
―子どもたちの視点で見る働く大人たちの20年の変化
コンテストも今年で20年目を迎えますが、時代の流れとともに被写体の職業や特色も変化がありました。
かつては被写体として「父親」が圧倒的に多かったのですが、ここ数年で「母親」が増え、今やバランス的には変わらないのではないかと思います。共働きが増えたことが表れていますよね。
また、コロナ禍からは急激に在宅勤務の様子が増えました。なかなか親が働くオフィスに行くのは難しいという場合が多いかと思いますが、在宅勤務によって初めて親が働いているところを見た!という声も多く届きました。一方、小学生の被写体は祖父母を含めた家族が多く、この傾向は開始当初から続いています。
▲コロナ禍の開催となった第16回の入選作品(上)と第18回の入選作品(下)
―応募総数10万点突破!先生や来場者の声が示す写真コンテストの意義
2005年に始まり今年で20年目、第19回を迎えます(2021年は非開催)。
初回は100点ほどの応募点数でしたが、年々参加してくださる子どもたちが増え、昨年集まった作品数は8,552点。これまでの応募総数は10万点を超えています。
ここまで増えた要因の一つは、夏休みの課題として取り組んでいただける学校の増加です。キャリア教育の一環として取り組んでいただけることが多いので、学校現場でのキャリア教育の重要性が注目されていることの表れでもあると思っています。
参加された先生方からは、「子どもが普段あまり意識しない大人が働いている姿、その一瞬を切り取ることで、自分の将来について考えるきっかけになりました」といったお声や、「身近な大人の働く姿を改めてじっくり観察し、その良さを感じ取ることができる、とてもよい機会だと思います」といったお声をいただきます。
また、入選作品展にお越しになった方からは「子どもならではの視点に感動しました」「子どもだからこそ撮れる、大人のやわらかい表情ですね」といった感想もいただきました。
▲第18回表彰式 団体奨励賞受賞校の先生によるスピーチの様子
現在第19回の作品応募を受け付け中です。締め切りは9月10日(火)。
入賞発表は11月上旬を予定しています。11月23日(土)には都内ホテルにて表彰式を、同時期にアイデム本社ビル内にあるフォトギャラリーシリウスにて入選作品展を開催予定です。
アイデム写真コンテスト「はたらくすがた」ホームページ↓
https://www.aidem.co.jp/csr/photocontest/index.html
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