Logo

今日が、残りの人生の最初の1日。

【AFL JAPAN】動画配信で活動をオープンに。

著者: 一般社団法人 日本オーストラリアンフットボール協会

スポーツに関わる人を増やすには、観る人、応援する人が何よりも大切になります。AFL JAPAN(一般社団法人 日本オーストラリアンフットボール協会)は「よりオープン」な環境を作り、誰でも情報にアクセスできる状況を作り出すことが必要だと感じ新しいアプローチを始めました。


オーストラリアンフットボールはオーストラリアではプロリーグ(AFL)が開催されており、オーストラリア国内のリーグ規模No1のスポーツになっています。様々な身体能力が要求され、迫力あるプレーはオーストラリア国内にとどまらず世界中のファンを魅了しています。また、国土の広いオーストラリアではインターネットを使った情報発信が古くから充実しており、AFLに倣って日本でも積極的に情報発信をしていく中で、このスポーツの普及を目指しています。


※参考※

What is AFL? (日本語字幕)

https://youtu.be/QZFo6s8Cmlw



観戦のハードルを下げる。

興行として成り立っているスポーツでは、情報も多く観戦する環境も整っていますが、アマチュアスポーツでは観客を受け入れる体制が整っていないこともしばしば。試合を観てもらうのが競技の魅力を伝える一番の方法だと考えていますが、有名なスポーツではないと観戦のハードルが高いことに気づきました。


「どのような観客席で、どのような施設で、どのような雰囲気の中で試合が行われているのか。」試合の様子が伝わらないと、実際に試合会場に足を運んでいただくのは難しい。そこで、こちらからその風景を発信しようと予算を捻出し試合ライブ配信を決めました。


協会スタッフの知り合いの紹介で、ライブ配信をサポートしてくれる企業を紹介していただき、協会で最も大きな試合、リーグの決勝戦を配信することにしました。限られた予算の中で、カメラ2台と最小限の設備で臨み、さらにカメラマンなどの配信スタッフも協会や企業のボランティアの方にお願いし、手作りでの配信となりました。


不慣れな配信でしたが、極力楽しんでいただこうと実況と解説をつけ、スポンサー様のCMを流したり、ライブ配信の中で商品やサービスを紹介したり、プレイヤーや観客へのインタビュー、ハーフタイムイベントの実況など、初めて見る方が飽きずに楽しめる時間を提供しようと心がけました。



ライブ配信の結果、多くのコメントやフィードバックをもらい、スポンサー様からもお喜びの声をいただくことができましたが、意外だったのがクラブからの反応が良かったということです。


アマチュアスポーツでは自分たちの試合が外部に発信される機会は少なく、友人や知人に観てもらったり、自分たちのプレーに実況や解説がついたりするのは稀です。それがモチベーションにつながり、「応援してもらっていることを実感することができた。」との感想がありました。情報をよりオープンに発信するという取り組みが、自然に所属クラブにも伝わっていました。



よりオープンな環境へ。

多くの方を巻き込んでいくという流れの元、決勝戦のライブ配信と並行して取り組んだのが、表彰式イベントのオープン化。通常協会の締めのイベントとしてホテルのパーティールームで行っていたイベントを、一般の方が訪れる場所で行うことにしました。


会場として選んだのは開業したての渋谷スクランブルスクエア。情報発信地、渋谷の高層階でオーストラリアンフットボールを紹介するイベントを開催し、同会場で表彰式を行いました。残念ながら施設の構造上、表彰式を完全にオープンにすることはできませんでしたが、表彰式の時間帯以外の朝から夜まで、オーストラリアンフットボールを紹介するコーナーで施設を訪れた一般の方に広く競技を知っていただくことができました。


中でも好評だったコーナーは、優勝トロフィーを掲げて写真撮影ができるコーナー。重たいトロフィーを掲げるシーンは誰でも一度はやってみたいもの。他ではできない体験も提供し、興味を持っていただくきっかけとなりました。



新型コロナウイルスの影響下でも情報を発信。

さらにイベントをオープンにするだけではなく、新年度から定期的に動画配信を行うことを決めました。オーストラリアのプロリーグAFLを紹介するチャンネルとAFL JAPANの活動を紹介するチャンネルをYouTubeで開設。大手メディアには取り上げていただく機会が少ないので、自らでニュースを発信できる体制を作りました。



新型コロナウイルスの影響で、外での撮影や対面でのインタビューなど予定していたことができずに苦労がありますが、リモートで撮影を行いどうにか情報を届けることができています。


AFLが好きな方の楽しみを作るのと共に、新しくAFLに興味を持ってもらう方に対しても分かりやすい情報を伝えていこうと考えています。また、スポーツの周辺情報、地域や食べ物など興味を広げて競技や試合に限らない情報を伝えることで、オーストラリアンフットボールの輪郭を浮かび上がらせていきたいです。


幸いにも写真や動画などの権利を持っているAFLも日本での普及活動に全面的に協力してくれているので助かっています。今後はニュース性のある情報だけでなく、スキルのレクチャービデオなど、他のスポーツ団体にも参考になる情報を発信して、スポーツの発展に貢献していきたいです。




今後の展望

今後も活動をオープンにしていくという流れを加速させ、スポーツを観る、プレーする、応援する、手伝う、論じる、といったスポーツに関わりを持つ方に向けて動画をメインに発信していきます。動画をきっかけとして、実際にAFLを現場で楽しんでいただく方を増やしながら日本でもオーストラリアンフットボールを発展させていきたいです。そのためにも新しい挑戦を続け、より良い情報発信を模索していきます。


【参考】リリースURL

××





行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ
STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。

この他の企業のストーリー

1min read
ミツフジ株式会社
「耳にかけない」という選択肢 ~補聴器や眼鏡を使われている方が快適に使って頂けるマスクの誕生ストーリー~
「耳にかけない」という選択肢 ~補聴器や眼鏡を使われている方が快適に使って頂けるマスクの誕生ス...
7min read
株式会社マザーハウス
「つくる責任は、届ける責任」。マザーハウスが「最後の一品店。」をオープンした理由
「つくる責任は、届ける責任」。マザーハウスが「最後の一品店。」をオープンした理由 ​「途上国か...
2min read
株式会社すぐる
原料不足の危機から生まれたビッグカツの開発秘話
原料不足の危機から生まれたビッグカツの開発秘話 株式会社すぐる(スグル食品グループ)は駄菓子...
5min read
株式会社 ファーストパートナーズ
アスリート向けの資産運用サービス「Athletes Wealth」を開発、金融ソリューションをワンストップで提供するファーストパートナーズ代表がアメフト選手時代の経験から新サービスを立ち上げた想いとは
アスリート向けの資産運用サービス「Athletes Wealth」を開発、金融ソリューションを...
8min read
特定非営利活動法人NPOサポートセンター
行政も自治体も企業もNPOもみんなで一緒に、NPOの世代交代について考える場を!NPO事業承継サミット2023に込めた想いとは?
行政も自治体も企業もNPOもみんなで一緒に、NPOの世代交代について考える場を!NPO事業承継...
6min read
株式会社TIMEWELL
苦手なことから解放された時間が働き方の選択肢へと変わる。挑戦する人のために時間を創り出す『TIMEWELL』の狙いに迫る
苦手なことから解放された時間が働き方の選択肢へと変わる。挑戦する人のために時間を創り出す『TI...
3min read
ヤマトマテリアル株式会社
大豆使用の可能性を広げる、超進化系大豆粉「ミラクルきなっこ」の開発ヒストリー
大豆使用の可能性を広げる、超進化系大豆粉「ミラクルきなっこ」の開発ヒストリー ヤマトマテリアル...
9min read
株式会社丸五
創立100年を超える老舗地下足袋メーカー丸五の「変遷」と変わらぬ「想い」
創立100年を超える老舗地下足袋メーカー丸五の「変遷」と変わらぬ「想い」 株式会社丸五は201...
7min read
株式会社unbot
株式会社unbotのDMPサービス「TERAS(テラス)」が中国で著作権を取得!ノリで上海に来た青年が、中国でデータ解析サービスをゼロイチで立ち上げたTERASの開発秘話を一挙公開!
株式会社unbotのDMPサービス「TERAS(テラス)」が中国で著作権を取得!ノリで上海に来...
6min read
株式会社Catalyst・Data・Partners
【連載】カタリスト・データ・パートナーズが目指す未来(1)
【連載】カタリスト・データ・パートナーズが目指す未来(1) ■第1回:学研ホールディングス デ...