地獄の債務整理体験談 ~闇金、出会い系サイト、出会い系パーティ潜入、風俗で竹の子剥ぎに遭遇、マルチ商法に引っかかる、パチンコ釘師へ転職、パチンコ釘師とは?業務内容暴露、そして借金完済~
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「ありがとうございました。サインをお願いします」
買えた! ! !
この赤いカードでソフトが買えたことで、僕はある秘策を思いつく。
今思い出すと馬鹿なことをしていたなーとつくづく思います。
その秘策とは、赤いカードでプレステ2 を買い、すぐ売る。
その当時、プレステ2 は定価とほぼ変わらない値段で売れたのです。
キャッシングと同じじゃん!
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そう思った僕は、早速次の日、プレステ2 を購入し、近所のゲーム
屋で売りさばいたのでした。
ほとんど一人買い取りや状態。
冬の半額セールとかになると、冬物のブランドコートをカードで購
入したり、
もう買いたい放題。これが、悪魔の取立ての始まりでした。
ショッピング限度額は1 0 万円。
カードを作って約3 、4 ヶ月でその限度額近くまで来ました。
月々の支払いは、約5 0 0 0 円、3 0 0 0 円、4 0 0 0 円、計1 2
0 0 0 円位。
3 ヶ月目までは、遅れず支払いしていましたが、
4 ヶ月目。5 0 0 0 円と3 0 0 0 円は支払ったのですが、4 0 0 0
円が払えない!
カードの支払いが2 7 日くらいなのに、給料日が月末のため、どう
しても払えない。
で2 8 日。ちょうど日曜日でした。
家の電話が鳴ります。
男の人でした。
「はい」
「○ ○ さんいますか? 」
「僕ですが」
「○ ○ さん4 0 0 0 円支払い遅れているんですよね」
「すいません、給料日が3 0 日なもので」
「今日中に支払って下さい」
「今日は無理なんです、給料日まで待ってもらえませんか」
「今日中じゃないと困るんですよね」
「でもほんとにお金なくて」
「今日中になんとかして払って下さい」
「いやでもほんとにお金ないんで」
「○ ○ さん、購入頂いたものの代金はしっかり払って頂かないと困
るんですよ」
「はい、わかってます、だから払わないといっているわけじゃなく
て、給料日まで待って・・・」
「今日中じゃなきゃ困るんですよ」
「でも今日お金作るのは無理なんで」
「なんとかしてくださいよ」
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ここらへんからいい加減僕も切れてきました。
「給料日には支払いますから待ってもらえませんか? 」
「○ ○ さん、購入した服とか着てるんでしょ? だったら払って下さ
いよ」
「だから今日は無理ですよ どうやってお金作ればいいんすか」
「○ ○ さん、購入した服とかもってるんでしょ? 」
「は? 買ったもん売って金作れっていってんすか? 」
「そこまではいってませんよ。でもお金なんてすぐ作れるでしょ
う? 」
「はあ? どっかで金借りて払えっていってんの? 」
「そうはいってないでしょう? 」
「そうゆうふうに聞こえんだよ」
「別にそうはいってないですよ ただねいろいろあるでしょ? お金
作る方法なんて」
その時は午後5 時でした。
「もう夕方ですよ? どうやって金作れってんだよ どっかで借りて
来いってゆうふうにしか聞こえねーんだよ! 」
「だからそうはいってないいでしょ? うちはとにかく今日中に払っ
てもらわないと困るんですよ」
とゆうやり取りが1 時間続きました。
その人が言うには、ショッピングは延滞金が取れないから
今日払ってもらわないと困ると・・・
上記会話は、あんまり覚えてないので、少し作ってありますが、で
も大体こんな感じです。
とにかく、今日払え! しかいわない。
絶対待たない。
きりがないので、1 時間後、電話切りました。
払えないものは払えないから。
親にももう借りれないし。
( 債務整理中の人はわかりますよね? 親に迷惑かけっぱだから)
で、結局3 0 日に4 0 0 0 円支払いに行きました。
結局、その電話のあと、丸○ の赤いカードは使ってません。
たぶん使えなくなってるだろうけど。
そんなこんなでカードがなくなりました。
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■ 第9章 債務整理中の出来事 お金が足りない!
お金が足りない。
これは債務整理中はずっとそうでした。
それもそのはず、給料の3 分の2 以上は支払いで消えるわけだから。
しかも、最悪なのは、銀行のローンを債務整理から省いたこと。
これが、日々の生活をかなり圧迫してきました。
携帯の通話料金も月2 万弱と馬鹿にならず・・・・・
そして、とうとう弁護士さんに支払う3 分の2 を使ってしまいまし
た。
ああ・・・・
支払い期日を1 日過ぎ、悩んだ挙句、競馬で増やすことを決意。
そして撃沈。さらに痛手を負い、なくなく弁護士さんへ電話しまし
た。
「すいません、今月のお金なんですが・・・・」
事情を説明すると、事務員の人が
「ああ大丈夫ですよ。○ ○ さんはいままで一度も支払い遅れてない
し
、今月はいつもの半分でも大丈夫ですよ」
天の声でした。それなら、もっとはやく相談すればよかった・・・
と安心して家へ帰ると、赤紙が!
「? 市役所? 」
そう! 税金を支払え! と市役所からの催促。
貯まりにたまってなんと1 0 万円。
はらえるか!
そして月日は流れ・・・・
赤紙が5 枚を数える頃。
ぴんぽーん。
日曜の昼下がりでした。
「○ ○ さんですか? 市役所の納税課の者ですが」
「・・・・はい。」
「○ ○ さん、税金がね、2 期分支払われてないんですよ」
と言われ、とりあえず、現状を正直に話しました。
すると
「じゃあ、分割でもいいですよ」
しかし、分割もつらいので粘って粘って・・・・
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