「置口空助の発達障害克服論」10年で概ね克服した話⑨発達障害の克服 (平成26年2月以降)

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この情感ということに考察を深めることが出来たのは、「3人の秘書達」のWさんの様子をみてですね。彼女は情感の達人なのです。たぶん日本人成人女性の平均値の2.5倍くらいはあるかな(笑)。本人は多分そんなこと意識してないでしょうけどね。


彼女と特に雑談をしていると圧倒的な情感が私には見えます。さまざまな彼女の過去の経験が現在の感情・行動に影響を与えている。情感名人です。彼女から学んだこと非常に多いですね。


「3人の秘書たち」の力を借り、認識と解釈を繰り返す。その中で「情感」というものが私心の中を刺激することがありました。そのときは正直涙が出ましたね。


人との会話の中で「○○町を車で運転していたら、当時付き合っていた彼といったお店の前を通ってさ、そのとき聞いていた曲が頭の中に流れたよ」と聞いたことがあります。これも情感の作用ですね。私にはそんな経験がなく、「頭に曲が流れる?」、意味が判らない。


ただ4月の上旬、過ごしやすい午後でしたね。近所で車を運転していました。何てことない景色ですよ。見慣れている景色。穏やかなであまり人がいない町を運転していて、感情が動きましたね。過去の記憶がすこし心を刺激していました。そして頭の中に曲が流れましたね。生まれて初めてでした。懐メロでした。


その後も情感が作用している、と感じることはたくさん起きましたね。よくPVで曲とともに映像が流れますよね。中には幻想的な映像のものもあって、「製作者の頭の中をどうなっているの?」と思っていましたが、私にも同じことが起きましたね。頭の中に曲が流れ、そして意識していないのに、色とりどりのイメージが湧き、そして形を変える。非常に幻想的でしたが、これって一般的なものなのかな?




                     


期待通りにはいかなかった


    


私の古い友人である見慣れた「壁」は殆どなくなっていました。そして、私はより人間らしくなったかなと思います。世界は私に対してもの言わぬ存在ではなくなったのでした。対「思考空白」。これは一応の完成といっていいかなと思います。


ただ実を言うとこれで終わりではないのです。ここまではあくまでたたき台です。今後は「自我の強化」ということに取り組むつもりです。まだまだ思考の密度が低いのです。そして「秘書達」の力を借りていますが、自分の独自の思考を組み立てるのです。秘書達もそうですが、思考パターンは偏るものです。ある意味それが個性ですよ。私にも「思念系」の思考パターンがありますが、それとは違うものが必要です。そのことについてこの「ストーリー」では無理なので、求められことがあるなら改めて書きますね。


その後、ある問題が発生しましたね。体が動かないのです。ほぼ寝たきりの状態なのでした。1ヵ月半くらいですね。弱点「異常に疲れやすい」これが前面に出てきましたね。壁に囲まれていて鍵を開けてドアを開ける。外の世界の奥深くを探索しようとしたのですが、足が動かないのでした。


悪徳裁判官がいなくなり、精神状態が良くなり、対「思考空白」も一応確立した。実をいうと弱点「異常に疲れやすい」、これも改善するのではないかと思っていました。でも違っていましたね。


このストーリーではなにか順調にいっているような印象があるかもしれないです。特に25年9月以降はいろんなことを成し遂げているようにも読める。でもね、そんなことはないのです。動かない体に鞭打って、這うようしてやっといろんな作業をしていました。使命感ですね、それしかないです。でも、もう体が動かない。


私にはいろんな弱点があり、なかなか生きていくのも大変なのでしたが、仕事をする、ということで一番ネックになっていたのは弱点「異常に疲れやすい」。これだった。

そのことにやっと気がついたのでした。これは非常に痛いね。実をいうと文中でも弱点「異常に疲れやすい」について書いていますが、正直あまり自分では理解していなかった。


何故なら、物心ついたときからこの状態なのです。いい時が無いので気がつかないよ。そして、自分の精神性、はっきりいって気合の問題だと思っていたのでした。ここに及んで、違うことにやっと気がついたのでした。参った(笑)。


なかなか当事者じゃなければ笑える話ですね。壮大なドッキリですね。ですが、ドッキリに引っかかりましたけどもブレてはいない。精神は安定している。ただこれが何年も続くとなると話しは変わってくる。また悪徳裁判官が現れて私を責めて、そして「彼」がでてきてしまうのではないか。


さぁどうする?




          

成果物系「目的意識の強化 目標を壁に貼ること」④私が感じる、その効果

     



さて効果です。だいたい10年にわたって、同じ内容の目標を見ています(状況によっていろいろ変更はしています)。その結果何が起こったのか自分なりの考えをまとめたいと思います。

いろんなことが起きました。個人的な感想です。


<信念>

確固たる信念が生まれたといっていいのかと思います。イメージで言うと信念とは赤く燃え盛るような炎のようなイメージかもしれませんね。何か犠牲にしても、行く手を阻むものがあってもそれを破って突き進む。最初は私もそうでした。ただ現在は変化しています。ただそこにあるもの。困難に立ち向かうとか、乗り越えるものというものではなくなった。非日常的なことではなく日常的なものに変化しています。

人間は一日数回ご飯を食べます。ご飯を食べる時に「俺はご飯食べるぜ」と気負わないですよね。そんな人はなかなかいないですよ。当たり前のことですね、ご飯を食べるということは。感覚としては似ています。自分にとって必要なのは判っている。ただ淡々と当たり前のように行うものになっています。


<シンクロニシティ>

なかなか納得してもらうのは難しいかもしれません。

「私はなんでこんなに運がいいのかな」と疑問に思うことがあります。これまで述べてきたように、発達障害克服のために様々な事してきしています。実をいうと、ただその手段を見つけるために苦労している訳ではないですね。私は選んではいないのです。能動的に動いてその結果ではないのです。実をいうと受身なのです。

私の感覚ではカードが配られている感じ。私の状況に応じてふさわしいカードが配られる。当初はね。他にすることはないから思いついたことを、行うだけでした。ただここまで続くと偶然ではない。今振り返るとどう考えてもここまで最短距離を歩いている。


私は10年克服に当てるといいましたが、 10年めいっぱい使って克服のためのトレーニングをずっと行っている感じ。そのためのカードが配られている。私は配られたカードを元に試行錯誤するのです。カートを探すことに試行錯誤しているわけではなくて、きたカードに試行錯誤です。これは一体なんなのだろう。こういうことが起きるのは発達障害関係のことだけですよ。他の時に全くこういう事は男起こらない。少なくとも私の感覚の中では。


考えてみるとやはり壁に目標を貼ること。これがきっかけなんじゃないかなと正直なところ思っています。これにより無意識が私の知らないところで仕事をしてくれるのではないかな。そのため対発達障害の感度が高まり、それでカードが配られるという感覚になるのかもしれない。




    


今回は春風亭小朝さんだった


     


平成26年 5月17日放送の日本テレビ系列のメレンゲの気持ちという番組を見ていました。司会が久本雅美さん、伊藤あさこさん、高橋真麻さんの3人で、和気あいあいとした楽しい番組です。毎週欠かさず見ています。録画もしています。

ゲストが3・4人登場しまして、順番にお話をします。この回ゲストは春風亭小朝さんでした。「相変わらず金髪なんだな」と何年か前にテレビを賑わした離婚騒動思い出しました。ダイエットのお話をされていました。片岡鶴太郎さんから教えられた「無病法」という本を読み現在体重も落ち、体調も良いとのこと。


今回のカードの配り手は春風亭小朝さんでした。ただこの時点では、まだ気がついてはいないです。殆ど自動的にAmazonで購入をします。そして注文が終わってから気がつくのです。「あ、まただ」と。


こうなると、体が動かず「ストーリー」を書くことが進まない状況を、「無病法」が変えることは疑ってはいないですね。私が次に取り組むのは「無病法」です。何はともあれ春風亭小朝さんどうもありがとうございました。いつか必ず落語を聞かせて頂きます。






知識・技能「無病法」

    


102歳を生きた偉大なルネサンス人ルイジ・コルナロの食生活と教訓。この分野では世界的古典だそうです。中倉玄喜という方が編訳・解説をされています。そして、現代に相応しい注釈を加えたものです。

ルイジ・コルナロさんはどういう人かというと、十六世紀半ばのヴェネッィア共和国の貴族です。

貴族仲間と暴飲暴食にあけくれる毎日を送っていて、三○代でさまざまな成人病をわずらい、四○代には生死の淵をさまようまでになっていた。生活習慣病ですね。そして、長年かれを看ていた医師団から、ある日次のようなことを宣告されたそうです。「最小限にまで減らした食事l「極少食」に徹する以外、もはや助かる見込みはない」というものでありました。


そして数日もしないうちに回復の兆しがみえた。そしてしばらくすると、病が本当に癒えてしまった。そればかりか、一年後にはさらに完全な健康体となったうえに、性格的にもそれまでの怒りっぽさが消えて、まったく別人のようになった。最晩年まで目も歯も耳も完全で、足腰も若いときの力強さと変わらず、声の張りとしにいたっては、むしろ年齢とともに高まり、食後でさえつい歌い出したくなるほどであった、とのこと。最後は日ごろ口にしていたとおり、いつもの午睡と変わらないようすで、おだやかに息を引きとった(享年一○二歳)。


内容は要約すると「食事の量を少なくすることで健康になる」ということです。


ルイジ・コルナロさんの食事は

食事350g

ワイン400g

朝と昼の一日2回での量です。


方法と効果が判りましたがなぜかということは「解説」に。

現代でも多数そうことがあるというのは報告されているそうですが、では何故なのかということになると、「極少食」ではさまざまな生理学的要因が相互に連関し合って、体内環境が最善の状態にたもたれる。このことが近年、より明らかになってきた。そこで、そうした体内の諸要因のうち主なものについて書かれています。

①活性酸素の発生が必要最小限におさえられる。

②体内酵素の消費が格段におさえられ、最大限効率よく機能する。

③腸内細菌叢が適正に保たれる。

④消化には膨大なエネルギ‐が必要であり、日々内臓を疲弊させているがその弊害を起こさない。

⑤ストレスから体をまもる「極少食」の習慣は、健康な血液性状の維持にもつながる。

⑥カロリーの制限をすることで、長寿遺伝子が活性化する。




5月30から無病法開始


    


5月30日から無病法を始めました。その時の体重97.5キロ体脂肪は31%を超えていました。別に太っていたから疲れやすいとかそういうのではないですよ。介護ではだいたい85・6kgが多かったです。前職を辞めてから太ってしまいました。ただ、太る以前から異常な疲れやすさはありました。


今回私が試したのが朝・夕一日2回の食事で計400g。汁物は欲しければ1食1杯飲んでよい、というものです。1週間ぐらいで劇的に改善しました。家の中であればいくら動き回っても疲れないです。疲れきっているため難しかった、スケジュール通りに動くということも可能になりました。


ある程度改善してから自分の人生が「異常な疲れややすい」ということに影響されていたということに気づくのです。正直私は愕然としました。今までも「異常な疲れややすい」ということに気がついたと思っていた。実はそれは頭での理解ですよ、体感として理解したわけは無い。回復しないとそれは無理ですから。

「よく私はあの状態で今までいきてこられたな」。これが回復した私の率直な感想です。


たとえば一週間続けて、晩ごはん食べた後に歯磨きをしたことがないのです。疲れきって体が動かない。散歩も出来なかった。今までのマックスが20分程度で、1週間が限度でした。そのあと寝込むことになりましたが。これが普通だったので、一緒に暮らしている、親は私のことはだらしない人間と思っていました(ひどい話ですな)。


異常な疲れやすさというのは発達障害の症状によく見られるようです。私のような生きるうえで、このことがネックになっている人がいるでしょう。まずここを何とかしないと、仕事をすることは難しい。この症状に何か対応策あります?お薬でもいいですが。


適度なスポーツをするというのは却下です。私はこの10年ほど体を鍛えることで疲れやすさを克服しようとしましたが、そのたびに寝込むことになり、いっそう体が弱くなっていきました。年齢もあるのかもしれないですが。普通の人の適度な運動は拷問に近いです。


疲れてきって辛くて、しかも対応策もないというなら、検討してみては如何ですか?ただ現代の栄養学に真っ向から勝負を挑んでいる方法なので、インターネットとかで情報収集をして下さい。もし試してみるのなら、安全には気を付けて。私もいまだに正直半信半疑なので。

6月17日から就労移行支援
   


「無病法」から学んだ極少食のおかげで劇的に異常な疲れやすさ」が改善しました。そこで社会復帰に向けて就労移行支援を受けることになりました。

6月17日の時点で体重が88キロ台でした。

色んな見極めをするためです。今後どうやって食べてくか、職種はどうするのかパートで行くのかフルタイムで行くのか、私が構築した仕組みはどこまで通じるか。大体3ヶ月間で見極めして今後の方向性を決めるつもりです。

それと6月くらいから、この「ストーリー」を本格的に書いています。こちらは9月12日をリミットとしています。午前中が就労移行支援へ行き、帰宅後「ストーリー」に取り掛かるつもりです。もし間に合わなければ、就労移行支援を中止にすることも考えています。




弱点「思考が飛ぶ」(解離性障害) 0%

弱点「何も考えられない」(思考空白) 20%

弱点「過食」 10%

弱点「整理整頓ができない」 5%

弱点「スケジュールをこなすことができない」10%

弱点「異常に疲れやすい」 10%

弱点「相手の感情に影響される」(HSP) 15%

弱点「認識できない」 15%

弱点「睡眠障害」 5%

弱点「フラッシュバック」 15%



次の10章は「後書き的」です。正直なところ1章を書き始めたときから終盤にくるにつれ、心境の変化がおきました。相当書き直しもしています。いまのところ、10章が自分の中では一番大事になっています。ここまできたら最後の10章も是非読んでください。この9章に耐えた人なら楽勝ですよ(笑)。





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