第11話 人生を変えた旅ペルーⅡ【少し不思議な力を持った双子の姉妹が、600ドルとアメリカまでの片道切符だけを持って、"人生をかけた実験の旅"に出たおはなし】

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よく使う注文のフレーズ、挨拶、年齢や名前の聞き方、道の訪ね方、



そうゆうのは何度も書いた。今すぐ使えるやつだ。



今すぐ全部は覚えられない量だけれど、とにかく頭につめこんだ。

書いて書いて、書きまくった。




単語が終わると、今度は自分が何にワクワクするのか

一体何が楽しいのか、それも書いてみる。


言葉も分からないし、自分のことも分からない。

一体何なんだ。



書くというより、書きなぐる。



”ワクワク”だけじゃない、自分の心の中を全部、

不安や心配なこと、思ったこと全部。

ノートいっぱいに文字が埋まっていった。


悔しくて涙がポロポロ落ちる。それにもまた腹が立つ。



やっと気が済んだ頃には、

昼前に入ったスタバからは、

日が落ちて暗くなり始めているのが見えた。



泣きはらした後のように、目と頭が鈍く重たかった。



ノートとペンをバックに放り込み、宿まで歩いて帰った。

黙々と、日が落ちた道を歩く。



宿に着くと、夕飯を作ってオーナーが待っていてくれた。




日本人オーナー
今日は遅かったね!まほちゃん、後どれくらい泊まる?




今は何も考えられなかった。

適当にあと3日と伝える。

悔しさや怒りが一周まわり、放心状態だった。



ー何のために旅に出たんだろう?



まだ、その答えは見つからなかった。



TVからは日本の番組が流れていた。

ご飯を口に運びながら、無感情でテレビを見る。



その番組では、『アンパンマン』の特集をしていた。



何も考えず、ただテレビの画面、音が勝手に流れるままにしていた。



テレビからは昔よく聞いた『アンパンマンマーチ』が流れてくる。

懐かしい、子供の頃から知っているあのリズムだ。


ついつい口ずさみたくなる。



そうだ!嬉しいんだ生きる喜び

たとえ胸の傷が痛んでも


何の為に生まれて 何をして生きるのか

答えられないなんて そんなのは嫌だ!

今を生きることで 熱いこころ燃える

だから君は行くんだ微笑んで。


そうだ!嬉しいんだ生きる喜び

たとえ胸の傷が痛んでも。


嗚呼アンパンマン優しい君は

行け!皆の夢守る為


何が君の幸せ 何をして喜ぶ

解らないまま終わる そんなのは嫌だ!


忘れないで夢を 零さないで涙

だから君は飛ぶんだ何処までも


そうだ!恐れないでみんなの為に

愛と勇気だけが友達さ


嗚呼アンパンマン優しい君は

行け!皆の夢守る為

            


歌は一旦終わり、CMに入った。

日本のキャッチーなCMが次々入れ変わっていく。



その時、私の中は大きく変化が起こっていた。

こころが、大きく揺さぶられていた。



ーこれだ...!! 



何かを見つけた感覚だった。頭がしびれる。



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