【第八話】『旅人になった日』〜死に場所を探して11日間歩き続けたら、どんなものよりも大切な宝物を見付けた話〜
人は、独りでは大した力なんて無い。
今の世の中が当たり前になって忘れてしまっているけど、
当たり前のことって、本当はもの凄いことなんだ。
本当は、もの凄くありがたいことなんだな。
そんなことを思った。
それから、日が暮れ、辺りは真っ暗。
足も、肩も、体全身が痛い。
しかし、立ち止まる訳にはいかないんだ。
ゴールまで辿り着かなければ、終わることはない。
この疲労から、痛みから、解放されることはない。
市街地へ入る。
が、もうまともに歩くことさえ出来ない。
足を引きずりながら、必死で歩いた。
行き交う人達の視線も気にせず、
ただ前へ前へ。
一歩ずつ一歩ずつ歩いた。
そして、ついに…
1日目のゴールに辿り着いた。
初めての一人旅。
予想してたより、ずっとハードだ。
これを明日も明後日も、なの明後日も、自分が納得するまでやり続ける。
明日の身体が心配だ…。
しかし、無事にゴールに辿り着いた自分を少し褒めてあげよう。
今日の成果!
【歩数】
41443歩
【消費カロリー】
1409.0kcal
【歩いた距離】
24.86㎞(一歩60㎝計算)
28㎞(Googlemap調べ)
【歩いた時間】
8:20〜19:00
さて、明日も全力で歩こう!
前へ進もうじゃないか!
つづく…。
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