【第17話】『奇跡のおばちゃん』〜死に場所を探して11日間歩き続けたら、どんなものよりも大切な宝物を見付けた話〜
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僕のこのアドレスにでも何でも良い。
どうしても、もう一度逢いたい。
この時のおばちゃんのおかげで、今も僕が生きていられることの感謝を伝えたい。
恐らく、糸魚川市街より平岩辺りにお住いの方ではないかと思う。
ご存知の方、お近くの方、
どうか、ご一報をお願い致します!!!
時刻は、21時。
ひすいの湯に間に合った!
しかも、思ったよりも早く。
入館料を払う。
フロントの人は、僕を見るなり納得した表情だった。
おばちゃんが、僕が歩いてやってきて、
ここに泊まるということを伝えてくれていたのだと思う。
おかげで、すんなり受け入れてくれた。
おばちゃん!本当に本当にありがとう!!
やっぱり温泉は最高!
程なくして、営業が終わるということで出なきゃいけなかったが、生き返った。
そして、仮眠室へ。
めっちゃ広い!
奥にある座布団をテキトーに使って良いということだった。
数枚の座布団を敷き、寝床は確保。
しかし、誰もいない…。
おじさんがやってきて、
「館内の電気消します!」
と言った。
えっ…?
僕一人だけ…?
このめっちゃ広い空間に僕だけ?
やった!貸切じゃん!!
…なんて思うわけない!
電気の消された館内には、従業員すら一人もいない…
自動販売機は、音立てるし…
変な音楽流れるし…
めっちゃビビった。
そう、僕はチキンなままなのだ。
でも、寝るけどね。
日本海までは、あと4kmくらい。
ついに明日、日本海へ辿り着く。
僕の旅は終わる。
「色んなことがあったな…」
しみじみ思った。
楽しいことばかりじゃなかった。
ツラい思いも、苦しい思いも、
痛い思いも、いっぱいした。
そんな旅も明日で終わると思うと寂しい気さえした。
でも、気分は良かった。
何とも言えない充実感で溢れていた。
明日は朝早く起きて、朝の日本海を見に行こう!
天気は微妙っぽいけど…。
最後まで、僕の旅をしよう!
最後まで、この旅を噛みしめよう。
宇宙のすべてに感謝して、最後までやり遂げよう。
そして僕は眠りについた。
つづく…
10日目の成果!!!
【歩数】
58777歩
【消費カロリー】
1998.4kcal
【歩いた距離】
41.14km(歩数計調べ)
46km(Googlemap調べ)
【歩いた時間】
9:15〜21:00
次のお話で、
「死に場所を探して11日間歩き続けたら、
どんなものよりも大切な宝物を見付けた話」
も終わります。
一話一話が本当に長いのに、読んでくれて本当にありがとうございます。
このストーリーを書き始めてから、
日に日にPV数が増えていき、自分でも驚いています。
「読んで良かった!」や「詳しく知りたい!」
を押してくれた方、本当に励みになります。
めっちゃ嬉しいです。
僕がここまで書いてこれたのは、
読んでくれている方がいるおかげだと思っています。
本当にありがとうございます!
次のお話で最後になりますが、
少しでも楽しんでくれたら嬉しいです。
感動なんかしなくていいです。
「こんなことやった奴いるんだ!
おもしれーなー!!」
って笑ってもらえればいいです。笑
僕は最後まで、全力で書きますので、
次回もお楽しみに!
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