【第1話】〜生きようと決めて1年間闘い続けたら、過去がすべて今に繋がっていた話〜

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前話: 【最終話】『僕の宝物』〜死に場所を探して11日間歩き続けたら、どんなものよりも大切な宝物を見付けた話〜




その2ヶ月後、僕は適応障害と診断された。




お客さんの中で、この方にだけは唯一、病気になり休職することを伝えた。




「なんであなたが…」




と、とても心配してくれたが、




ありがたい言葉を掛けてくれたことに改めて感謝を伝え、




「これも何かの意味があると思います。」


「共感出来る人が増えるので、いつかきっと誰かの役に立つと思うんですよね!」




と僕も笑顔で答えた。




そして僕は休職し、すべてのお客さんとの関わりをシャットダウンしたが、




このお客さんに言われたことは、ずっと忘れられなかった。




「あなたは、もっと大きなことをやる人間よ。」



「人のために生きなさい。」



「この仕事に留まっていてはダメよ。」




僕に自信を与え、自分の可能性を広げてくれた言葉だった。






僕は、留まっていてはいけない。






「次のステージに進まなくてはならない。」






そして、その時は「今だ!」と思った。




無職になるよりも、ダメ人間と思われるよりも、


会社に留まることを選んではいけないと思った。



うつ病の原因…



なぜ無職を選んでまで、次のステージに行こうと思ったかというと、


僕は、次にやりたいことが見付かっていたのだ。




それは、「心理学」






僕は、人の心に興味を持った。




うつ病の原因を突き止めたいと思った。




「僕はなぜうつ病になったのか?」




「なぜ人はうつ病になるのか?」




病院に行けば、口を揃えて原因はストレスだと言う。




しかし、ストレスは人によって感じ方が違う。




「なぜストレスを感じるのか?」



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