【第1話】〜生きようと決めて1年間闘い続けたら、過去がすべて今に繋がっていた話〜
その2ヶ月後、僕は適応障害と診断された。
お客さんの中で、この方にだけは唯一、病気になり休職することを伝えた。
「なんであなたが…」
と、とても心配してくれたが、
ありがたい言葉を掛けてくれたことに改めて感謝を伝え、
「これも何かの意味があると思います。」
「共感出来る人が増えるので、いつかきっと誰かの役に立つと思うんですよね!」
と僕も笑顔で答えた。
そして僕は休職し、すべてのお客さんとの関わりをシャットダウンしたが、
このお客さんに言われたことは、ずっと忘れられなかった。
「あなたは、もっと大きなことをやる人間よ。」
「人のために生きなさい。」
「この仕事に留まっていてはダメよ。」
僕に自信を与え、自分の可能性を広げてくれた言葉だった。
僕は、留まっていてはいけない。
「次のステージに進まなくてはならない。」
そして、その時は「今だ!」と思った。
無職になるよりも、ダメ人間と思われるよりも、
会社に留まることを選んではいけないと思った。
うつ病の原因…
なぜ無職を選んでまで、次のステージに行こうと思ったかというと、
僕は、次にやりたいことが見付かっていたのだ。
それは、「心理学」
僕は、人の心に興味を持った。
うつ病の原因を突き止めたいと思った。
「僕はなぜうつ病になったのか?」
「なぜ人はうつ病になるのか?」
病院に行けば、口を揃えて原因はストレスだと言う。
しかし、ストレスは人によって感じ方が違う。
「なぜストレスを感じるのか?」
著者の坂内 秀洋さんに人生相談を申込む
著者の坂内 秀洋さんにメッセージを送る
メッセージを送る
著者の方だけが読めます