23.ネットショップでちょっぴり困ったお客様 → 結果的にお客様に守っていただいたこと

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著者: ミシェル リー

ネットショップに現れた、ほんのり困ったお客様




私のネットショップに現れた、ほんのり困った(笑)お客様のお話です。ちょっとプライバシーにも配慮して、若干の修正を加えています。



私のサイトに、時々「かわいいですね」「よいですね」「買いたいです」などの

メッセージを投稿してくださる、ハナエさん(仮名)。


いつもありがとうございます、嬉しいです、などの返事を書いた後、

個人的なメッセージで、お礼を書いたりしていたのですが、それに関しては返事はありませんでした。


まあ、多分、そんなに興味があるわけではないのだなと判断して、

あとは誰でも見られるサイト上でお返事を書くにとどまっていました。


新作をアップした時の事です。


別のお客様が「気にいったので、購入したいです」と

すぐにコメントが入った状態でした。


すると、ハナエさんからもコメント。



ハナエさん
「よい色ですね、でもパーツダメですね、それに、少し高いので買えません



すこし悩んで、返答。

ほめていただきありがとうございます!! パーツはご希望があればおとり替えできます。
お値段は…申し訳ありません(;^ω^)!!

すると、ハナエさん

ハナエさん
良いです、この写真をもって、いきつけの店でつくってもらいます、そこだと予算がなくても作れます、きにいったのでつくってもらいます

うーむ…聞き捨てならん(笑) 営業妨害ともとれる発言です。

誰でもできる品物とはいえ、私の作品を平気で「コピーしてきます」と言われるのも面白くない。

かといって、このお客様に

非常識です!
失礼です!!
ひどいです!!!

なんて、言って良いことになるとも思えません。

悪気がないのかもしれませんし、たとえ悪気たっぷりの発言だとしても、

どちらにしても「ごめんなさい」なんてことにはならないでしょう。

多分、そう思ったから言ったまで、なのでしょう。

私の作品を、およその店でお安くお作りするということでしょうか…ちょっと悲しいです(:_;)

と、いれました。本当に悲しかったからです。

すると、

ハナエさんからは、上とほぼ同じ内容のコメントが長々と入り、

とにかく私はそうするから!!! というような感じでした。


私はお相手するのはここまでかな、とそのまま返信しませんでした。

心の中は吹き荒れる嵐です。

コピーするなら、黙ってすればいいじゃない! みたいな気持ちでいました。


しかし、しばらくすると他のお客様から

お客様
それは、失礼なんではないですか?
お客様
人の作品を真似して作ってもらいますっておかしいですよ
お客様
驚きました…そんな人が…
お客様
このお品は私が可愛がりますので、ご安心ください

といった、応援のメッセージがたくさん入ったのです。


そして、私が怒って騒いだり非難したり、暴言を言ったりしなかったことに対して、

非常に称賛してくださったのです。


良かった…自分で自分の庭を踏み荒らすところだった…

お客様に助けてもらったことに、本当に感謝しました。


ハナエさんはこれきり、ご縁はご遠慮して頂くことにしました。

他のお客様のご迷惑になるからです。(私にもご迷惑ですしね!!(笑))


もし、私が感情に任せて、騒いでいたらどうなっていたでしょうか。

それを見ていた、第三者のお客様は、どう思ったでしょうか。

せっかく作ってきた、お客様との絆に、大なり小なりの傷がつくことは免れません。


お客様が、私とショップを守ってくださったこと。

このことは何より素晴らしい財産となりました。









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