1km走って足がつっていた僕が、東海道53次を走ったら、ゴビマラソン250kmまで完走して世界一になった話。

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休みについてはクリアできたところで、

旅費の30万円。


安くはない金額だったけれど、

これは貯金から出すことでクリアできた。


3年間出なかったボーナスも今年は頂けたことにもありがたかった。





あとは250kmを走りきる体。



東海道ウルトラマラニックでは2日間で100kmという距離も体験はした。


けれど、毎回毎回その2日間だけで満身創痍。


足は湿布だらけだった僕。



6日間250km走りきるために、さらなる進化成長が必要でした。



超えなければならないハードルに段階的に挑戦する。


そのために、レースに申し込む。



3月の古河マラソン。

初めてのフルマラソンでした。


サブ4を目指して練習し、月間100km、150km、200kmも

初めて達成した。

そして初めてのフルマラソン、念願のサブ4を達成できた。





そして5月の野辺山ウルトラマラソン。

初めての100kmマラソン。


250kmの走るためには100kmは走れなければ!


なんとしてもクリアしたいハードルでした。

制限時間14時間。


調べていくほどに、ハードルの高い大会ということに気がつき始めたものの、もう遅い。



(ここをクリアしてなんとか自信をつけたいんだ!)



修造さんに事前にもらったアドバイス

「できるだけ休憩時間を短く」

のアドバイスを胸に、

遅くても歩かず、走り続けました。


途中手持ちのラップ表からの予定時間も割り込み、

(もうダメかもしれない・・・)

そんな不安を抱えながら、最後の馬込峠に差し掛かった。


この急斜面だけはさすがに走れず、歩きながら登る。

「このペースで完走間に合いますかね?」

歩きながら近くの人に話しかける。


「ちょっと無理かもしれないな」

「厳しいなぁ」


あまり良い返事はもらえない。

(やっぱりダメなのか。。。)


そんな時。

次に話しかけたランナーはなんと10回も完走している

ベテラン野辺山ランナーだった。


「今の時点でここにいるなら、完走できるよ」


(よし!また望みは残っているんだ!頑張るぞ!)



希望を取り戻し、下りを大事に走りきり、

その結果、なんとか14時間以内に完走できた。





そして7月の北丹沢トレイル。


これは翌月富士山往復マラニックをクリアするために、山岳トレイルのハードルとして申込みました。



天気は豪雨となり、コースも変わったものの、

なんとかクリアして富士山往復マラニックへの自信として繋げました。






そして7/31、8/1の富士山往復マラニック。


実は昨年マラソンを始める前に初めて須走口から富士登山を経験しました。


その時の辛かったこと!


完全に登山を舐めていた僕は大変な思いをして登頂し、

泣きそうになりながら下山しました。



それだけに富士山往復マラニックへの挑戦は緊張していました。



海抜0m~3776mまで。

距離も112kmある。

制限時間は24時間。


寝ないで走ることも初めてでした。

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