ウツで10代のうちに人生を壊され、道路に寝そべり、線路に寝そべり、もう二度と夢を見ないと決意したウツ男が、あることを意識するだけで 「180度変わった」と言われるまで成長したハイジャンプストーリー part5 ~神様は唯一幸せになれない人間を作った~
中学時代、親友のシュンがどれだけ辛かったか分かりました。
本当の意味で分かりました。
「入院したい」
僕は親にそう言いました。
もうすべてを見るのが辛かったのです。
すべてから断ち切りたいと思いました。
お父さんが運転をし、お母さんが助手席に乗り、
病院を探しました。
反対をしなかった親は本当にすごいと思います。
今思えば「入院したい」なんて本当にひどい言葉です。
親としては聞きたくなかった言葉だと思います。
それでも、探してくれました。
でも、現実はそう甘くはなく、
ウツで入院したいという旨を病院に伝えても
どこも受け入れてくれませんでした。
結局僕は、入院することができませんでした。
僕は、自分を救う方法は
【自分を赦すこと】
だと分かっていました。
でも赦すことなんてできなくて
自分を
責めて責めて責めて責めて責めて責める
しかありませんでした。
胃に穴が開くくらい苦しんで
いっぱい自分を傷付けて
もう二度と光が差し込まない闇へ消えていこうとしました。
また光が見えるのが辛かったからです。
また期待して、また落とされて・・・
もう疲れました。
どうせまた落とされるなら
このまま光が見えない方がよかったのです・・・。
でも、苦しみに終わりはありませんでした。
辛さに底はありませんでした。
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