家族のコミュニケーション-その15  敬意のこもった接し方

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前話: 家族のコミュニケーション-その14  配偶者の親と付き合う

 

配偶者をせかして話させようとするなら,

相手を自己防衛、守勢に回ってしまいます。

その人の本当の気持ちを聞き出す機会を逃してしまう事になります。

ですから,優しく敬意をこめて尋ね,

自分の望むほど早く配偶者が気持ちを話してくれないとしても,

辛抱強く接してください。

 

配偶者が話す時には,

『聞くことに速く,語ることに遅く,憤ることに遅くあって』ください。

聞き上手な人は,その人の本当の声に耳を傾ける事です。

ですから単に耳だけでなく心から聞くと言うかその人の心を聞いて下さい。

 

配偶者が話す時には,相手の気持ちを理解するように努めましょう。

その聞き方いかんで,相手は感じ取る物があります。

どの程度敬意を払われているか―

あるいは,いないか―を感じ取るものです。

敬意を払われていると感じるなら、必ず話し合いはうまくいきます。

 

 

◆◆ 自分が何かを言いたい場合 ◆◆

何でも話さないと気が済まない人もいます。

問題があると、嫌味を言ったり、ののしったりするのが

常習的な習慣とすれば、どうでしょうか。

話さなければ治まらない人もいます。

 

◆敬意を持って話す努力

人に意見を述べる場合、

「どんなことにせよ築き上げるのに良いことば」を述べて,

「聞く人たちに恵みとなるように」しましょう。

 

配偶者と二人だけの時はより一層の敬意が必要です。

やってみましょう

配偶者と共に,時間を取って,話し合ってください。

決してぞんざいな言い方は避けます。

相手の目を見て、手を握って、愛情を注ぎこんで下さい。

出来れば話し合いの前に抱きしめてあげて下さい。

そうすれば、きっと気持ちがつながります。

 

◆個性の違いを認める

個性は一致しません。どんな努力しても一緒にはなりません。

それを認める事です。

一緒にしようとすると、問題が生じます。

無理に一緒にしようとして、敬意の欠けた対応になります。

 

ある妻の声

「私たち夫婦はいつも意見が異なりますが、

それを受け入れるように努力します。

結婚したのであって、配偶者の一部になったのではないので」

 

◆何が出来ますか

配偶者の良い点を考える限り書き出してみましょう。

それを具体的にほめ言葉にしてしてみましょう。

実際に相手に話してみましょう。

 

配偶者の方が上だと思ってみて下さい。

自分の自己主張よりも人の考え方の方が、

良い結果になることも多いと認めましょう。

 

 

 

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