一本の映画を撮るように、人生をプロデュースする話。(第6章:ブレストと教育 編)

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いや、

オレ以上かもな!

だからこそ、オレらは一緒に心を合わせて立ち向かったんだ。


受験直前の話だが、

22:00で他の学年の授業が終了した後、

数学の質問をしにわざわざ22:00から塾に来てくれる受験生の女の子がいた。


数学の苦手で苦手でたまらなくて・・・。

でも、第一志望は地域のトップ県立高。



この子とは、24:00を過ぎても数学の練習をしたな。


エスカレーターに乗った瞬間、電話をして来てくれたあの母親の娘だ。


あの瞬間、”運命”は決まっていたのかな?


最初に指導したのも、最後まで指導したのもこの子だった。



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急遽、”全員合格おめでとうPARTY”を企画し、

笑いあり、涙ありの1年間を生徒と一緒に振り返った。



その夜。


オレはある人をマジェるに乗せ、
町で一番高いところにある展望台へ連れて行った。



「まだまだ未熟者やけど、これからもオレについて来てください!」​

「はい!」


「んじゃ、ケッコンっすか!?」
(※DRAGON BALL孫悟空 風)

「んだ!」
(※DRAGON BALLチチ 風)


結婚指輪を渡した。

風はまだ冷たい3月。

でも、

頭と心は最高に熱い1日だった。


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5月の結婚式には、

オレと妻のKISSシーン見たさに、多くの塾生がわざわざ式場まで足を運んでくれた。

進学塾ブレストの第一期卒業生たちは、進学先の高校の制服で来てくれた。

お兄さんやお姉さんになった姿を見せてくれたことに感動した。


つい2ヶ月ほど前までウチの塾で勉強してたっけ?と思うくらい、成長した姿だった。


式場には、”DRAGON BALL”を隠しておいた。
見つけてくれた7人にお祝いのスピーチをお願いした。


ヤツ:「小学校5年生の時に、彼は転校して来まして、シューズ袋を持ったまま、挨拶をされたころからの友人のYと申します。」


また、言いやがった・・・。ここでも言うか。

でも、​

めでたい席だ。今日は許してやろう!(笑)​


ヤツはやるときはやる男だ。

その後のヤツのスピーチは、会場を沸かすくらい、感動てきで素晴らしいものだった。

「市の大会の準決勝で1回負けた以外は、全部勝っている」と言うのは聞き捨てられなかったけどな(笑)。



オレと妻、二人の思い出の曲が流れる。


流石に”餓鬼レンジャー”はアゲアゲな曲しか無いから、結婚式ではかけられない・・・と思っていたら、

今日の二人にぴったりのものがあった。

「♯508」と言う楽曲。


「重ねた未来が導く期待感、いつも右側には最高の理解者

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