コーギーと過ごした3494日と12時間くらい。うちに来てから旅立つまでの毎日。

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著者: KYOS MAT

と思って久しぶりに実家に帰ったよ。




あの時に帰らなかったら、もうめいに会えなかったね。


帰ったらそんなそぶりは全然なくていつも通り、やや元気なめいがニコニコしてたね。




お母さんとお姉ちゃんから「今朝おきたら血まみれですぐ病院つれていった」って聞いてたけど


人騒がせなめいだな、と思いながらやっぱり年は越せないかなとも思ったよ。




次の日が朝早かったから、あんまり夜も遊んであげられなくてごめんね。


朝になってばたばたしながらめいのところに行って


「再来週の土日はまた実家に帰ってくるからゆっくりしようね」って。










いま思えば。












最期に頭をなでなでした時のめいと、


最初にペットショップで会ったゲージに入ってためいは本当に同じ顔をしていたよ。




足を前に伸ばした変な座り方をして首をかしげながらずっとずっと僕を見ていてね。














それが最後。












でもその週末は本当に元気だったみたいで、


久しぶりに下のお姉ちゃんお母さんとたくさん遊んだらしいね。


この半年、ずっと面倒みてくれてた上のお姉ちゃんが大阪に行ってたから


気晴らしに下のお姉ちゃんと遊んであげてたんでしょ。



めいは気まぐれ。

11月28日の朝に上のお姉ちゃんがやっと大阪から夜行バスで帰ってきたんだよね。


お姉ちゃんは帰ってきてすぐにご飯をあげたのに、めいは食べなかったんだってね。


それでお姉ちゃんが少し部屋で寝てたんだよね。












そのときにいったんだね。


最後に会いたくて待ってたんだね。










いい子だねーめい!






苦しいそぶりは最後まで見せなかったんだね。苦しかったのにね。


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