ミュージシャンのボクしか出来ない世界で1つの「親孝行」
「ゆきは、死んでもうたんか?」
「ゆきは、死んでもうたんか?」
何度も何度も聞きました。
「そうやで、お母さんは死んだんやで」
「そうやで、お母さんは死んだんやで」
「そうやで、お母さんは死んだんやで」
「そうやで、お母さんは死んだんやで」
ボクは何度も何度も答えました。
その度に二人して泣いたのを覚えています。
_________________________________
そして、お通夜、お葬式、告別式・・・すべてが終わりました。
ボクは心に大きなダメージが残っていました。
母が亡くなる前に介護休暇をとり、母の見舞いと、祖母の面倒をしなければならなかったからです。
(そういう環境だったことは、紛れもなく公務員としての保証があったからだと、本当に感謝しています。)
母と向き合い続けた結果、「やっぱりダメだった」ことが、あまりにつらかった。
母に関わり続けた自分自身に対し、
「もっと出来ることはなかったのか?」と責任を感じてしまいました。
そしてはボクは・・・
ボクは「パニック障害」になりました。
発作が数時間おきに起こりました。
本当に苦しかったです。
けれど、その時に
『親を亡くした東北の子どもたちや、残された家族は?』
と、ふと思いました。
きっとつらいだろうな。もっとつらくて、苦しんだろうな。
涙が止まりませんでした。
母親は亡くなる1週間前に教えてくれました。
「あなたは一番自由やねんで。やりたいことやったらええねん。」
自由・・・?
著者の難波 はっちまはろさんに人生相談を申込む
著者の難波 はっちまはろさんにメッセージを送る
メッセージを送る
著者の方だけが読めます