沖縄の子供たちの「学力」って誤解されているような気がする(2)

前話: 沖縄の子供たちの「学力」って誤解されているような気がする(1)
次話: 沖縄の子供たちの「学力」って誤解されているような気がする(3)
著者: Nobu Ishii

私が沖縄に来ることになったのは…誘われたから。

知り合いの知り合いの紹介です。

難関大学や医学部受験を担当した経験(少しだけですけどね)に目をつけられたようです。

それまで、沖縄には全く縁がなく、行ったこともありません。

ただ、沖縄と言えば戦争、基地、貧困など様々な課題が語られます。こうした沖縄に関する定番の語りに、私は、何となく違和感を持っていました。そして「いつか住んでみて、本当のことを知りたい」と漠然と思っていました。そんな思いが、私自身の背中を押したのかもしれません。

 

とは言え、この件を相談した本土の方全員に反対されました。

「辞めとけ」「学力最下位だぞ」「戻ってこれないぞ」「ここまで磨いてきたものが錆びるぞ」

沖縄って、そういう印象を持たれているんですね。

沖縄の方からは「とにかく沖縄の子供は勉強できない、しないので、それは覚悟してくれ…」という言葉を何度も聞きました。現地の方も、そう思っているんですね。これは、沖縄で働きはじめても、ずーっと言われ続けました。「まったく、沖縄だからな…」


著者のNobu Ishiiさんに人生相談を申込む

続きのストーリーはこちら!

沖縄の子供たちの「学力」って誤解されているような気がする(3)