スマホで授業、高卒から進学・eスポーツまで…先進的な教育で「個性」を「可能性」に変える【ルネサンス豊田高等学校】
新型コロナウイルス感染症の流行により、全国の教育現場ではオンライン授業の導入が一気に広まりました。そんななか、2011年(※1)の開校当初からICT教育を取り入れ、2013年には日本で初めて生徒へタブレット端末を配布すななど、時代を先取りしているのが、ルネサンス豊田高等学校です。同校は2020年(※2)にeスポーツコースを開設し、先進的な取り組みでますます注目を集めています。
愛知県豊田市にあるルネサンス豊田高等学校(通称:ルネ高)は、年4日の登校で卒業できる通信制高校です。高等学校の学習はもちろんのこと、オプションコースとして、豊田駅前キャンパスでの通学コース、名古屋栄キャンパスでのeスポーツコースも加えることができ、自分に合ったスタイルで過ごすことができます。卒業を控えた中学生、他校に在学中で転校先を探している高校生、中退者、高卒資格を取得したい社会人、どんな人でも安心して学習できます。
今回の記事では、自分らしく前向きに毎日を過ごすルネ高の生徒にインタビュー。ここだけの本音トークを通して、ルネ高のリアルをお伝えします。あなたの中にある「通信制高校」のイメージが変わるかもしれません。
※1 グループ校のルネサンス高等学校は2006年開校。
※2 グループ校のルネサンス大阪高等学校では2018年に日本初のeスポーツコースを開設。
「夢だった音大合格へ。通信制だって良い、むしろ通信制だから良い!」
通信コース3年生 井上真緒さん
——入学のきっかけを教えてください。
以前は全日制の進学校に通っていたのですが、私には環境が合わず…ルネ高への転校を決めました。決め手となったのは、他の通信制高校に比べても少ない登校日数で卒業できるところ。転校時期が高校2年生の2月という年度末間近だったのにもかかわらず、ルネ高の先生たちは「いつでもおいで!」と受け入れてくれました。
——普段はどのように勉強をしていますか?
動画授業を見たり、スマホでレポートを提出したり、普段の学習はすべてオンラインで行っています。年4日間のスクーリングでは、豊田市の本校に登校。3泊4日の集中型で登校するスタイルもありますが、私は日帰りで1日ずつ分割して登校するスタイルを選びました。集団行動が苦手だと伝えると教室も個室にしてもらえて、柔軟な対応のおかげで不安なく勉強に集中できました。
——卒業後の進路は?
神奈川県の昭和音楽大学への進学が決まっています。昔から音楽が好きで、ずっと音大に通うことが夢だったんです。受験のために、月に5〜6回ボーカルレッスン・ピアノレッスンにも通いました。ルネ高は自分のペースで時間を有効に使えるので、無理なくレッスンを続けられたのがありがたかったです。ポップスにジャズ要素を掛け合わせた音楽が好きで、最近では作曲活動もがんばっています。将来はピアノ弾き語りのシンガーソングライターになりたいですね。憧れのアーティストは、椎名林檎さんや藤井風さん!
——最後にメッセージをお願いします。
自由で縛りのないルネ高だからこそ、好きなことをやれたと思います。自分に合わない環境に身を置いて無理をしなくても、夢は叶えられるんだと実感しました。
「きっかけがあれば人は変われる!私が成長することで“希望”を届けたい」
通信コース2年生 中根風七さん
——入学のきっかけを教えてください。
高校選びに悩んでいたとき、中学校の先生に勧められたのがルネ高でした。もともと通学に不安があったため、通信コースは魅力的に感じました。
——ルネ高に入ってから、どんな変化がありましたか?
今ではすごく明るくなったと言われますが、昔は人見知りだったんです。自分を変えられたきっかけは、入学直後の新入生歓迎会。友達がほしくて参加しましたが、なかなか自分から周囲に話しかけることができませんでした。そんな私に気づいた先生が、他の同級生との会話を自然に取り持ってくれて。いざ話してみると会話が盛り上がり、自信がつきました。また、部活動を始めたことも人見知り克服につながったと思います。軽音楽部でベースを弾いているのですが、いつのまにか学年やコースの壁を超えた仲間がたくさんできました。バンドで文化祭のステージに立ったことは良い思い出です。
——卒業後の進路は?
小学生の頃から声優に憧れていたため、卒業後は声優専門学校に進学したいです。「外郎売(ういろううり)」という歌舞伎演目の長いセリフが発声練習の定番教材だと聞いて、最近はそのテキストを読み上げながら毎日練習をしています。
——最後にメッセージをお願いします。
昔は自分のことが嫌いでした。でも、今は胸を張って自分が好きだと言えます。いつも助けてくれる先生には感謝でいっぱい。過去の私のように悩みを抱えている人にも、「私がここまで成長できたのだから大丈夫!」と身をもって伝えたいです。いつか有名な声優になったら、大好きなルネ高の魅力を広めます!
「ルネ高で人生逆転!先生と二人三脚で掴んだ大学合格」
通学コース3年生 磯村誠幸さん
——入学のきっかけを教えてください。
小学校3年生の頃から中学生までほとんど学校に通っていなくて。いわゆる不登校でした。高校では学校生活を満喫したいと思っていたところ、ルネ高には通学コースもあると知って入学しました。
——通学することに不安はありませんでしたか?
楽しみでもあり、不安でもありました。けれど、入学式前日のスポーツ大会に参加してみたら、さっそく気の合う友達が見つかったことで不安は解消されました。また、オープンキャンパスの場でコミュニケーション能力も身につけられたと思います。毎回、スタッフとしてレポート体験やイベント体験での説明を担当。自分が話した人が実際に入学してくれると、すごく嬉しいですね。勉強面のことで言えば、授業も面白い内容ばかり。ただ机に向かうだけではなく、体験を盛り込んだ工夫があるので楽しみながら学べます。たとえば最近、社会の授業で貨幣史を扱ったときには、古い貨幣の実物を使ってお金の歴史や役割についての理解を深めました。
——卒業後の進路は?
卒業後は大学に進学予定です。現在(2020年1月取材時)すでに合格している大学はあるものの、一般選抜でもう少しレベルの高い大学を受験するつもり。実は…以前は専門学校への進学を検討していたので、大学への進路変更を決めたのは受験ギリギリの10月なんです。そのため、授業のない日にも毎日学校に通って勉強しています。教室開放日であれば、Wi-Fi完備のオープンスペースが自由に利用できるので便利です。自宅より勉強に集中できる上に、わからないことがあればすぐに先生に聞きに行けます。
——最後にメッセージをお願いします。
通学コースは一人ひとりのサポートが充実しているので、学習につまずきにくいのがメリット。僕自身もルネ高に入ってから勉強の遅れを取り戻し、大学進学を実現できました。
「全国大会でベスト8入り!ゆくゆくはゲーム業界の第一線で活躍したい」
eスポーツコース2年生 山田開士さん
——入学のきっかけを教えてください。
昔からゲームが大好きで、eスポーツ業界に興味がありました。「eスポーツ」とは、コンピュータゲームをスポーツのような競技として捉える際の名称です。僕が入学した2019年はまだeスポーツコースの開設前でしたが、豊田駅前キャンパスにはeスポーツ部があると知り、通学コースで入学。2年生になると同時に、名古屋栄キャンパスに誕生したeスポーツコースへと移動しました。
——現在までに、eスポーツでどんな実績を残しましたか?
eスポーツ部時代から「全国高校eスポーツ選手権」に2年連続出場。1年生では予選出場に留まりましたが、コース移動をして2年生になってからはベスト8入りを果たしました。そのときの参加競技は、バトルカーを操作してサッカーを行う「ロケットリーグ」という対戦カーアクションゲーム。単純なゲームのように思われますが、意外と難しいんです。学校以外でも個人的に仲間を探し、オンライン上のチームを結成しています。これからもっと色々な大会で結果を残せるよう、練習を重ねているところです。
——なぜeスポーツの道を選んだのですか?
ゲーム関連ならばゲームクリエイターという道もありますが、やっぱりプレイをしていたほうが楽しいので。どうせ苦労するなら、やっていて楽しいほうを選んだほうがいいと思いました。試合に勝ったときの喜びや達成感は、何ものにも代え難いです。世界の大会で活躍できるようになるため、卒業後の進路は海外留学も検討しています。語学力を身につけるだけでなく、海外のプレイスタイルも学んでみたいです。
——最後にメッセージをお願いします。
プロプレイヤーになるのは簡単なことではありません。でも、eスポーツ業界には、チームマネージャーやコーチなどチーム運営に関わる仕事もあります。eスポーツコースは英語学習にも力が入っているので、語学力を身につければ世界大会で通訳として活躍できる可能性もあるはず。さまざまな選択肢が広がっているので、このコースで学んだことは無駄にはならないと思います。
「楽しく、真剣に。“好きなことで生きる”に近づける学校」
eスポーツコース2年生 福井大智さん
——入学のきっかけを教えてください。
カジュアルな雰囲気と自由度の高さに惹かれました。入学当初はeスポーツを学ぼうとは考えていなくて。通信コースで学びつつ、ゲームが好きなのでeスポーツ部に入部してみたんです。次第にもっと本格的にeスポーツを学びたいと思うようになり、2年生の秋からeスポーツコースに入りました。
——現在、どんなことを学んでいますか?
授業では、プレイに対して丁寧なアドバイスをもらえます。操作のテクニックやキャラクターの特性に合わせた戦い方のコツなど、教えてもらって初めて気づくことばかり。着実なスキルアップを実感できています。先生の教え方がとても上手いので、モチベーションも上がりますね。2020年には、同学年の山田さんとともに「全国高校eスポーツ選手権」に出場。ロケットリーグ部門でベスト8まで進出しましたが、今年はリーグ・オブ・レジェンド部門でも結果を残したいです。「リーグ・オブ・レジェンド」は、5人1組のチーム戦で敵陣地の攻略を競い合うゲーム。今、世界的に注目されています。2チームの正面対決で戦うため、実力がストレートに表れるところが好きです。
——学校以外の時間は何をして過ごしていますか?
通学して学びながらも時間の余裕はあるので、家では趣味のギターを弾いています。ゲームと音楽、好きなことを両立できる環境がつくれています。卒業後の進路も検討中ではありますが、ゲーム関連もしくは音楽関連の道に進みたいです。
——最後にメッセージをお願いします。
「好き」や「やってみたい」という気持ちがしっかりあるなら、挑戦してみることが大切。僕の場合は家族も応援してくれているので、のびのびとeスポーツに取り組めています。周囲の理解があってこそ本人も成長でき、結果に結びつくはずです。
「学校のペース」ではなく「自分のペース」で時間を使えるからこそ、可能性が広がる
好きな学校で、好きな毎日を過ごして、好きな自分でいられる。ルネサンス豊田高等学校はそんな場所です。最後に、ルネ高の先生からのメッセージをご紹介します。
谷陽菜先生(写真右)
ルネ高は、楽しく、無理なく、自分の可能性を広げられる場所です!一人ひとりに担任が付き、卒業までしっかりサポートします。通信コースのインターネット学習では、オリジナルの動画授業やNHK高校講座を活用。飽きずに分かりやすく学べますよ。学習管理もネット上で完結するので学びの進捗が把握しやすく、親御さんも安心だと思います。
栁澤孝史先生(写真左)
勉強や自分の好きなこと、将来の夢…。「挑戦したいこと」や「なりたい自分」があるのに、今までやったことがないからと諦めていませんか?やったことがないなら、これからやればいい。ルネ高では、個々に合わせた学びのスタイルを提供しています。自分のやりたいことに時間を使い、自分らしい毎日を過ごすことができるのはこの学校ならでは。そのために先生は全力で生徒のみなさんを支えます。一緒に楽しい3年間を過ごしましょう!
<ルネサンス豊田高等学校>
https://www.r-ac.jp/campus/toyota/
本校:愛知県豊田市藤沢町丸竹182
豊田駅前キャンパス:愛知県豊田市小坂本町1-9-1
名古屋栄キャンパス:名古屋市中区栄3-4-21 TOSHIN SAKAEビル6F
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