8Kの映像美から生まれた「新領域ファンデーション」。コフレドールが挑んだ新たなチャレンジとは
カネボウ化粧品のトータルメイクアップブランド『コフレドール』は、コンパクトタイプでありながらパウダー超えのなめらかさ※1を叶える油剤高配合のファンデーション「コフレドール パウダレスウェット」(全7色)を2021年10月16日(土)より発売いたします。
「パウダレスウェット」は、8Kの圧倒的な映像美に着想を得て、カネボウが持つ粉技術と英知を結集して開発されました。
今回は、そんな新アイテム誕生秘話について、商品開発担当の竹之内と、研究員の青木よりご紹介します。
(※1)当社従来パウダーファンデーション史上最高の油剤配合量による
■スタートは約3年前。8Kの映像美から着想を得て開発へ
青木:構想がスタートしたのは3年ほど前。しっかりと時間をかけて開発した商品です。コフレドールはこれまでも粉にこだわり、ベースメイクアイテムの商品開発を行ってきましたが、どうしても自社パウダーファンデーションに対して、「粉感を感じる」「冬になると乾燥する」というお悩みの声を耳にしていました。そこを根本的に解決しながら、パウダーならではのキメ細かく美しい仕上がりを最大限に感じられるようにしたいと考えたのが研究のきっかけです。
今回の「パウダレスウェット」は、超高解像度の画像を指す、8Kの映像美から着想を得ています。そんな“究極の映像美”を想起させるような、より近くで見ても固まったような塊がない、粉浮きや凹凸が目立たないパウダーファンデーションを目指しました。
というのも、コロナ禍でマスク生活が続き、マスクを外した時により肌を鏡で見てしまう方が増えたという声を聞くようになったからです。
研究員 青木
■パウダーの良さはそのまま、新しい感触を実感できる「新領域ファンデ」
青木:「パウダレスウェット」で何と言ってもこだわったのが処方です。
竹之内:パウダーの良さはそのままで、パウダーにもリキッドにもない新感触とどちらのファンデーションでも叶えられなかったなめらかな美しい仕上がりを体感できる「新領域ファンデ」を目指しました。
油をたっぷり入れるとなると、どうしてもクッションファンデーションやリキッドファンデーションと考えますが、コフレドールは粉にこだわっているブランド。「あえて粉で作りたい」という強い思いがありました。
青木:ヒントになったのは、クリームファンデーションやリキッドファンデーションの製法です。「しっとりしているけれどベタつかない」油の組み合わせを真似するところから始めました。結果、油剤と乳化剤を混ぜてクリーム状にする「クリーミィオイル製法」にたどり着きました。
竹之内:誰が触っても「今までのパウダーとは違う」と感じられる感触を実現したかったので、研究員の皆さんにはかなりハードルの高いリクエストを出し続けてしまいました。
■試作はおよそ1000個!工場が驚くほどの新しい処方を実現
青木:私自身、これまでにコフレドールのパウダーファンデーション研究にいくつか関わってきたものの、今回はかなり新しい挑戦。乗り越えるべき壁はたくさんありました。
ひとつは先ほどお伝えした「処方」。油をたくさん入れるとダマになってしまうんです。とはいえ、目指したい感触や使い心地は決まっていたので、油をたくさん入れたままどうにかできないか……と試行錯誤しました。
クリーミィオイル製法にたどり着くまでも大変でした。クリームファンデーションの処方に気がつくまでも時間がかかった記憶があります。
試作は1000個ほどになるかと思います。じっくり時間をかけさせてもらいました。オイルというオイルは見尽くした気がしますね(笑)。
竹之内:コロナ禍で会って打ち合わせができない状況でしたので、自宅まで試作を送ってもらってひたすら試してフィードバックをして……の繰り返しでした。朝試作が届き、その日中に別便でまた追加の試作品が届くなんて日もありました。
青木:コロナで一般の方とお会いしてのインタビューが出来なかったところもむずかしかったですね。
そして、もうひとつの山が「どうやって大量生産するか」でした。処方ができて完成品を数個作れても、同じように大きな単位で製造できるかというとそうではありません。
処方が特徴的なので、プレスして成形するのにもうひと苦労。機械ができる最低限のパワーで柔らかくプレスしなければいけないので、何度も工場でテストをしてもらいました。
最初に処方を持って行った時には、工場の方が絶句。「出来るかな……無理かも」と言われたほどでした。
竹之内:普通にパウダーファンデーションになっていますが、この処方がパウダー状になっていることが実はすごいことなんですよね。
▼塗布すると粉感が目立たない
▼粉がつながっている
■粉の常識を変える新商品で粉の良さを再発見してほしい
青木:何度も心は折れかけましたが、「この商品を絶対に実現させる」というゴールと思いがわたしたちチームのなかで一致していたので、負けずに熱い思いでやり遂げられました。
発売時期が決まっていると、「むずかしい処方はやめておこう」となりがちなのですが、今回は絶対にこのむずかしい剤でやり切るぞという気持ちが強かったですね。
良いものという自信はあるので、よりたくさんの方に届いて体感してもらいたいと思っています。
竹之内:リキッドとこれまでのパウダーの中間のような剤ですが、二つのいいとこ取りをしつつもリキッドにもパウダーにもどちらにもない仕上がりを兼ね備えた、今まで見たことのないような仕上がりのファンデーションです。ぜひ使って驚いてもらいたいです。
パウダーで軽やかに負担なく使いたいという方はもちろん、密着感が抜群で崩れにくいので、マスクに付くからパウダーファンデーションを避けていたという方にも喜んでいただけるのではないかと思っています。
パウダーファンデーションの常識を変えた新製品になっていると思います。最近はファンデーションでは“パウダー離れ”とも言われているので、「パウダレスウェット」で粉の良さを知ってもらい、もう一度戻ってきてもらえたらと思います。
商品開発担当 竹之内
青木:私たち研究員の奮闘をムービーにした「粉職人 無謀なる挑戦」も公開されているので、併せて見ていただけるとうれしいです。
竹之内:コロナ禍でなかなかテスターも使えない状況ということもあり、オンラインで今回の新製品を試せる「Zoom Up Tester」も提供していますので、ぜひ一度体験していただけたらと思います。
〇コフレドール公式LINEアカウントにお友だち登録するとコンテンツを試すことが可能です
ZOOMUPテスターではポスターになれたり、色味の疑似体験ができます。
カネボウ化粧品
コフレドール 研究員 青木 利佳
カネボウ化粧品
コフレドール 商品開発担当 竹之内 裕子
行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ