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STORYS.JPは、2013年2月に誕生しました。

STORES が描く「お店」の未来 ─サービスの掛け算で実現するオムニチャネル化。5年間の軌跡と今後の展望

著者: STORES 株式会社

5周年を迎えた STORES 株式会社。2023年4月には新たにCPO(プロダクト統括責任者)として井出優太(以下、井出)が就任しました。今回は新CPOである井出に STORES の5年間の振り返りと、今後目指す「STORES サービスビジョン」について聞きました。



中小事業者のデジタル化をまるっと支援する「STORES」

STORES は、「Just for Fun」をミッションに、こだわりや情熱、たのしみによって駆動される経済の発展を支援しています。ネットショップ開設・POSレジ・キャッシュレス決済・オンライン予約システム・店舗アプリ作成など、お店とお客さまとが直接関わる領域の業務(ストアフロント業務)をデジタル化する5つのサービスを展開しています。


労働人口の減少が加速する日本において、業務生産性向上が求められていますが、デジタル化への投資は、膨大なコストを捻出でき専門的な人材を活用できる大企業に集中し、中小事業者の方々は設備投資に踏み切れないのが現状です。


STORES は、こうした中小事業者が簡単に安心して導入できるツールを提供することで、「小さいことが不利にならない世界」を実現すべくサービスを立ち上げ、2023年2月で創業5周年を迎えました。

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5年間で増えた事業者の課題と、新サービス提供

ネットとリアルに広がる「店舗運営」の課題と、それを支援するための新サービス

コロナ禍を経て、ネットショップと実店舗を両方運営する形態を目にする機会が増えました。しかし、少人数で運営する事業者の方にとっては、それぞれの「商品管理」「在庫調整」「顧客情報の管理」など業務量の増加が課題になっています。


こうした課題を解決するために2021年に提供を開始したのが、ネットショップと一体になったPOSレジ「STORES レジです。「STORES ネットショップ」と「STORES レジ」は一つの管理画面で利用でき、ネットショップと実店舗の在庫をリアルタイムで連携できる「在庫共有機能」を備えているため、煩雑な在庫調整の手間も省けます

アパレルや生活雑貨、食料品販売店を中心に導入され、STORES レジ と STORES ネットショップ を併用している事業者さまのうち約7割の方が「在庫共有機能」を活用されています(2022年6月時点)。


STORES レジ ご利用オーナー 廻り道さま  https://mawarimichi-mm.stores.jp/


また、2022年には「STORES ブランドアプリ」の提供を開始しました。お店独自のアプリが作成でき、さらに実店舗のPOSレジやEC(※)と連携することで、ネットと実店舗を行き来するお客さまの情報の一元管理ができるようになりました。購入商品や利用状況などを元にお客さま一人ひとりにあったプッシュ通知やクーポンを提供することもできます。

(※)今後、STORES レジ・STORES ネットショップとの連携も予定しております。


STORES ブランドアプリ ご利用中の猿田彦珈琲さま


STORES ブランドアプリ で制作された、猿田彦珈琲さま公式アプリ


このように STORES のサービスは次々に増えてきましたが、初期はまだツール同士が足し合わされた「足し算」の価値しか提供できていなかったのが正直なところです。


「サービスの掛け算」で広がる、これからの STORES

「オムニチャネル」にストレスなく取り組める未来

ネットとリアルをまたいで包括的に顧客にアプローチする「オムニチャネル」という取り組みは、すでに大手企業が莫大な予算をかけておこなっています。資本力のある企業はそれが可能ですが、STORES がサービスを届ける中小事業者のみなさんは、別々のツールをいくつも組み合わせて、オムニチャネルに対応する方法を模索しています。


ツールがバラバラだと、何か問題が生じればツールごとの調整が必要なうえ、手間もかかります。しかし STORES のサービスが統合され、同じUI、UXでワンストップで管理ができるようになれば、ネットとリアルを問わず顧客情報を共有することも、さまざまな施策を打つこともできるのです。


いち生活者としても、私たちはすでにオムニチャネルの恩恵を受けています。例えば私がよく行くコーヒー屋さんは、モバイルアプリを運用していて、店舗でもオンラインでもオーダーを受け付けており、好きな時にアプリから注文できて、並ばずに好きなタイミングでコーヒーを受け取るだけでいい。来店記録と紐づいて割引まで受けられる。新商品に気づけたり、ポイントを貯めたりできて、とても便利です。こうした体験を「中小事業者の方々がストレスなくお客さまへ提供できる」価値は、とても大きいものだと実感しています。


そんな事業者のみなさまに単なるツールだけでなく、オムニチャネルの知見もあわせて提供し、一緒にあたらしい商いのあり方を開拓する。STORES は今、その開拓のスタート地点に立っています。単なるツールを増やすのではなく「掛け算」の価値をつくっていこうと考えています。


STORES 株式会社 CPO 井出


中小事業者が、「新たな打ち手」を編み出せるような価値の提供へ

これからは「POSレジとネットショップが連携している」「POSレジとアプリがつながる」だけではなく、それが実際にどうお店で使われているか、具体的な価値にあわせてサービスを考えていくことが重要になってくると思います。


オムニチャネルと一言でいっても、「顧客情報をどう連携するか」「お店のお客さまに、良い体験を届けるにはどうしたらいいか」まだ解き切れていない課題があります。実際に事業者のみなさんが利益をあげられるような「新たな打ち手」を編み出せるような価値を提供していきたいと考えています。


生活者にとってデジタルツールを使いこなすのがもはや当たり前になりました。お客さまに求められることに、事業者のみなさんが苦労なく対応できるよう、これからもさらにサービス改善を続け、事業者のみなさんとともに「新たな商いのあり方」を開拓していきたいと考えています。


(協力:出川 光)





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