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観光地の移動課題に挑む。次世代EVスタートアップのeMoBiが描く、エモーショナルな移動型アクティビティの裏側。

著者: 株式会社eMoBi

なぜ大学生が電動トゥクトゥクに着目したのか―― 株式会社eMoBiは、地方出身の3名が学生時代に偶然に出会い、2020年に創業しました。各メンバーが、地域が抱える移動課題に問題意識を持っていたことや、モビリティ、都市開発への興味が共通し、意気投合。


また、当時はコロナ渦であり、移動することすら制限される世の中が到来していました。そのような状況下で、1つ1つの貴重な移動体験を、次世代EVを活用し、エモーショナルで楽しいものにしたいという思いを抱き、各種サービス提供を行っています。ファブレスメーカーとして電動トゥクトゥクの開発を手掛けるとともに、レンタルサービス「えもび」を、鎌倉をはじめ壱岐や沖縄など、9つの観光地で提供しています。


今回は、創業メンバーの一人であるCOO 後藤詩門へ、鎌倉での取り組みや、今後のビジョンについてインタビューしました。


株式会社eMoBi 取締役COO 後藤詩門

全てのシーンが思い出になるような旅を

――eMoBiは、全国の観光地において電動トゥクトゥクのレンタルサービス「えもび」を手掛けていますが、単に移動手段を提供するだけでなく、様々な付加価値提案を行っていますね。


後藤:はい。旅行中に目的地と目的地の間を移動している間は、渋滞に巻き込まれたり、電車が混雑することでストレスを感じたりして、「早く着きたい」と思ってしまいがちだと思います。でも本当は、そんな移動時間には様々なエモーショナルな瞬間が詰まっているはずで、例えば夕日の海岸をドライブしていた時にちょうど好きな音楽がかかって心動いたり、友人と普段はしないような話で盛り上がったり、思い出が生まれる時間の連続だと思うんです。


そこで、「まるごと感じる欲張り旅を。全てのシーンが思い出に。」というコンセプトで、移動時間も含めて五感で観光を楽しめるアクティビティとして、また便利なモビリティサービスとして「えもび」を運営してます。そして、単にドアのない開放的な車両での移動を楽しんでいただくだけでなく、観光体験を一段階押し上げるために、えもび提携駐車場や連携店舗を開拓し、「えもび」利用者限定で得られるサービスなども作り込んでいます。



――後藤さんを含め、CEOの石川さん、取締役の日高さんの創業メンバー3名は全員地方出身ですが、「移動」をめぐる課題をどのように捉えていたのでしょうか。創業の経緯を教えてください。


後藤:私は岐阜県出身で、自動車で移動することが前提の街町で育ちました。

免許を返納した祖父母が移動に困る姿や、路面電車、鉄道が廃線になる様子を目の当たりにし、地方の移動課題にはもともと関心課題意識がありました。また、自分自身は幼い頃から車や飛行機・鉄道が好きでしたし、旅行も趣味なので、誰もがもっと気軽に安心して移動を楽しめるような、そんな世界を実現できればという思いもありました。


経営者だった祖父の影響もあって、大学時代には純粋に起業を目指して色々とチャレンジをしていたのですが、日高とは共通の知人経由で同じモビリティ好き趣味が同じということで仲良くなり、原点に立ち返ったような気持ちになりました。その日高と、友人の石川の2人から「モビリティが好きならこんな事業やってみない?」と誘われて

その日中に自分も一緒にやってみたいと思いなって、eMoBi会社を共同で立ち上げました。

鎌倉、沖縄ーー広がる「えもび」


――2020年の創業以来、壱岐や武雄といった全国の観光地に「えもび」を導入し、今年3月には、初の直営店となる「えもび鎌倉」を立ち上げました。手応えはいかがでしょうか。


後藤:大学生をはじめとするZ世代や20代のカップルの方を中心に、世代をこえて多くの方々にご好評いただき、いています。「風を浴びながら移動できて楽しかった」「欲張っていろんな場所をまわれた」などの声をいただいていおります。


また、一つのスポットに大変多くの利用客が集中することで引き起こされるオーバーツーリズムの課題が鎌倉では顕在化しています。しかし鎌倉では、小型で取り回しの良い「えもび」を通じて、風を感じながら路地裏も快適に走ることができ、気持ち良い観光体験が可能です。そうした楽しさと利便性を打ち出すことで、課題にオーバーツーリズムの課題にアプローチしています。路地裏も快適に走れるかつ風を浴びれて気持ち良い「えもび」であればストレスなく観光できるようになっています。


×


――そんな中で、7月には沖縄の読谷村での導入が決まりました。


後藤:「えもび」はドアのない開放的な車両なので、風や景色、匂いを体全体で楽しむことができます。そのような意味で、豊かな自然環境に恵まれたリゾート地である沖縄とは非常に相性が良い環境なので、ぴったりだと思い導入を進めています。


今回、リゾートホテルとの提携が決まりましたが、ホテル近辺の名所を手軽に周遊できるモビリティとして「えもび」は活躍できる素地があり、ホテルのホスピタリティ向上にもつながると考えていますります。実際に、利用者の方からも好評で、稼働は順調にが増えています。


×

ファブレスメーカーとしてのeMoBi

――eMoBiは、レンタルサービサーだけでなく、ファブレスメーカーとしての側面も持っています。そうしたお客様からの声を、どのように開発に生かしているのでしょうか。


後藤:「えもび」のビジョンは、観光市場に限らず、グローバルに通用する小型EVの特性を生かしたによるモビリティサービスの構築と、エンタメスマートシティの開発までをゴールとしています。


ビジョンに向かって、少数精鋭のチームで挑んでいるため、ビジネスサイドと技術開発サイドの距離が非常に近く、密にコミュニケーションをしています。そのような体制の中で、日々お客様から頂く車両に対するフィードバックについては直接、開発に反映し生かすスキームを構築しています。また、EV開発の肝である車両のコントローラーやバッテリーなどの開発についても、パートナー企業と協力を深めしながら、小型EVの未来に可能性を感じてくださる方々方と一丸となって改良を進めています。


今後は、より一層、ソフトとハードの両輪での開発を進めていく予定です。

EV開発はなんといってもデータが重要なので、そこに重きを置いています。充放電データや加速度データを取得し、小型EVはどうあるべきかを考えています。

eMoBiが描く今後のビジョン


――鎌倉、沖縄での本格展開や、車両開発など、大きく事業が展開していますが、今後のビジョンについて教えてください。


後藤:まずは離島への展開を中心に進めています。離島は日本の地方の中でも移動課題が深刻なエリアが非常に多く、バスは1日に数本、でタクシーは島内に数台だけある、といった島がたくさんあります。まずはそうした離島観光客の方むけに、新しい移動の選択肢を提供します。


また、単に移動手段を提供するだけでなく、観光地に着いてついてからよくある「で、どこ行こいこっか」となるようなシーンに向けてもサービス開発を進めています。「えもび」ならではのサービスや情報提供によって、目的地でも移動中でも楽しめて、なおかつ旅の特別感を提供したいと考えています。


観光地に行ったら「えもび」があれば絶対楽しく回れるよね、失敗しないよね、と認知してもらえるようなサービスを開発して作っていきたいです。

商品・サービス情報

電動トゥクトゥクレンタル『えもび鎌倉』

電動トゥクトゥクのレンタルサービス「えもび」はWeb予約サイトまたは電話で予約を受け付けています。また、インスタグラムでは、鎌倉のおすすめスポットなども紹介しています。


店舗名  :えもび鎌倉

住所   :神奈川県鎌倉市御成町1-2

営業時間 :9:30~18:00(最終受付15:00)

定休日  :年中無休(年末年始を除く)

利用料金 :12,000円(通常料金) 鎌倉市民割引&U25割引=7,980円

*電動トゥクトゥクレンタル1台、4時間レンタル時の価格です

*15:00受付の場合は、同料金で3時間レンタルとなります

*電動トゥクトゥクは普通自動車免許で運転することが出来ます

Webサイト: https://emobikamakura.com/

Instagram: https://www.instagram.com/emobi_official/

株式会社eMoBi Co., Ltd.

電動トゥクトゥクを基軸とした、サービスや車両の開発​​を手掛ける株式会社eMoBiの

コーポレートサイトです。最新情報はインスタグラム、Twitterでも発信しています。

Web: https://www.emobi.co.jp/

Instagram:https://www.instagram.com/emobi_official/

Twitter: https://twitter.com/emobi_official




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