社会人が今すぐ使える実践的な英語力の学習をサポート、最短1か月で学べるビジネスパーソンのニーズに応えた英語学習プログラム「One Month Program」の開発ストーリー
株式会社テンナイン・コミュニケーションは2001年に創業し、今年で24期目を迎える通訳・翻訳エージェントです。”Helping you communicate better.”というミッションの下、通訳、翻訳、人材派遣・紹介、語学研修という4つの事業を通して、お客様がグローバルなビジネスを展開するうえで必要となる「異なる言語でのコミュニケーション」をサポートしております。
当社の「One Month Program(ワンマンスプログラム)」は、プログラム名の通り最短1か月で修了できる短期集中パーソナルトレーニングプログラムです。忙しいビジネスパーソンでも最後までやり切れることをコンセプトに設計し、海外赴任や外資系企業への転職など、短期間で英語力をブラッシュアップする必要があるビジネスパーソンを中心に、多くの方々にご受講いただいております。
このプログラムに対して最も多く聞かれる質問が「本当に1か月で英語力が伸びるのか」。
このストーリーでは、プログラム開発の裏側やプログラムの詳細を交えながら、上記の疑問にお答えします。
社名に込められた、言葉が進化し変化していく中で100%のサポートをしたい想い
当社テンナイン・コミュニケーションは、東京都港区に拠点を置き、代表取締役社長の工藤浩美が経営する通訳・翻訳エージェントです。初めてのお客様には、「テンナイン・コミュニケーション」という長い横文字の社名を耳にされると必ずと言っていいほど聞き返されるのですが、取引が進むにつれて、皆様からは親しみを込めて「テンナインさん」と呼んで頂けるようになります。
「テンナイン」というのは、99.99999999%と表す際に9が10個並ぶことに由来しています。私たちが関わる「言葉と言葉を結ぶ仕事」には、100%完璧なものはありません。なぜ100%ではないのかというと、言葉は絶えず進化しているからです。新しい言葉が生まれ、流行語もどんどん変わっていきます。そのため、通訳も翻訳も語学も100%に至ることはないのです。逆にそう思ってしまったら、そこで成長が止まってしまうと言えるかもしれません。
私たちは100%に限りなく近いグローバルコミュニケーションをサポートしたい。そして、いつまでも成長し続ける会社でありたい。そんな想いを「テンナイン・コミュニケーション」という社名に込めています。
英語学習サービスの提供理由はニーズの熟知と豊富なノウハウから
「One Month Program」は、上級レベルのビジネスパーソンを対象とした英語学習プログラムです。忙しい社会人でも取り組めるよう、1か月という短期間で修了できる設計になっています。
テンナイン・コミュニケーションが社会人向け英語学習サービスに取り組む理由は2つあります。
一つ目は、ビジネス現場における英語のコミュニケーションに対するニーズを熟知しているためです。通訳や翻訳と聞くと、スポーツ選手のインタビューや洋画の字幕などが思い浮かぶかもしれませんが、実際には企業からの会議での通訳や文書の翻訳など、ビジネスに関わる需要が多いのです。
これまで当社は、4,000社を超える様々な業界・業種の企業に通訳・翻訳サービスを提供してきました。多くのグローバル企業とのお取引で得た知見から、ビジネスの現場におけるコミュニケーションニーズを深く理解し、それをプログラムの開発に活かすことができます。
二つ目は、語学に関する豊富なノウハウを持っているためです。当社は創業以来、10,000名を超える通訳者・翻訳者と一緒に仕事をしてきました。通訳者・翻訳者は高い語学力を活かしてグローバルビジネスの最前線で活躍する「語学の専門家」です。プログラム開発においては、彼らが持つ豊富な語学知識や知見を取り入れることで、実践的なスキルが身に着けられる設計を可能にしています。
法人向け研修で見えてきた社会人の英語学習の課題
One Month Program開発以前は、法人向けの英語研修が主な事業でしたが、様々な企業の英語研修をサポートする中で、社会人の英語学習には「仕事が忙しくて英語を勉強する時間をとれない」ことが大きな課題になっていることがわかりました。
社会人の英語学習について、いくつかの企業が実施した調査結果が公開されていますが、やはりデータとしても、「学習時間が取れない」という課題は常に上位に位置しています。
また、「モチベーションの維持」も英語学習における大きな課題の一つです。
英語に限らず何かを3か月間毎日続けるのは、大きな決意と計画性が必要となることは容易に想像できると思います。特に、語学力は一朝一夕には身につかないもの。そのため、社会人向けの英語学習は長期化する傾向がありました。必然的に、期間が長くなればなるほど、モチベーションの維持は困難になります。
プログラム開発のきっかけは時間とモチベーションの壁を超えるため
時間はあまりとれないけれど、業務では英語を使いこなすことが求められる。そんなビジネスパーソン向けに、「時間の壁」「モチベーションの壁」を超えて英語力をブラッシュアップできる短期集中プログラムを作ろうと考えたことが、One Month Program開発のきっかけでした。
様々な英語学習プログラムと比較しても、One Month Programの大きな特徴となっている「1か月」という期間は、逆算的に導かれたものではなく、開発当初から「1か月で終えられるプログラム」という考えがありました。これは、忙しいビジネスパーソンでも「最後までやり切れる」プログラムにしたかったこと、そして、すぐにでも英語力を伸ばす必要があるというビジネスパーソン特有のニーズに応えるためでした。
「1か月で終えられること」を起点として開発が始まったOne Month Programですが、焦点となったのは、1か月で「成果が出る」プログラムをどう作るかでした。
上級者をターゲットに、短期間でも実践にフォーカスした英語学習
TOEIC®の高いスコアを所持していたり、留学経験があったりと、一見、何の問題もないのでは、と思われがちな英語上級者ですが、実は「なかなか実際の仕事に結びつけられない」という悩みを抱えている人が多く存在しています。
具体的には、なんとなくは話せるけどちゃんと丁寧に伝えられているか自信がない、複雑な状況を英語で説明できない、複数人の会議になるとキャッチアップが難しい、といった悩みです。
そしてこの多くは、英語に関する知識は豊富でも、実践に即した練習が足りないことに原因があります。
文法や単語の知識がそもそもほとんどない初級者であれば、1か月で必要な英語力を身につけることは難しいですが、上級者は実務に即した英語にフォーカスして学習することで、短期間であっても確実に英語力をブラッシュアップすることができます。
英語力を伸ばすための方法が分からず諦めてしまう上級者のニーズに注目
One Month Programが上級者をターゲットとする理由のもう一つに、「実務に即した上級者向けの」英語プログラムが市場にほとんどないという点があります。単語・文法・発音の強化といった英語の基礎力を伸ばす初級者~中級者層に向けたものは多く展開されていますが、上級者のニーズに注力したプログラムはなかなか存在しません。
英語力を伸ばすための手段がない、方法がわからないことが理由で、学習をあきらめてしまうのはもったいない。One Month Programの開発にあたっては、そこに目を付けました。
テンナイン・コミュニケーションは通訳・翻訳会社として、ビジネス現場における英語のニーズを熟知しています。また、多くの通訳者・翻訳者の方々が実践されている語学力を伸ばすノウハウもあります。
すでにある程度英語ができる上級者であれば、通訳者も実際に行なっているトレーニングを、実際のビジネスシーンに即した内容で続けていくことで、短期間で英語力を伸ばすことが可能になる。そう考え、上級者が英語力をさらに磨くためのコンテンツを開発していきました。
英語上級者が抱える課題にアプローチした聞き取りづらい音声教材
英語上級者向けの実践的な教材として、1つはあえて雑音が入ったり、途中で音声が途切れてしまう加工をした「リアルな」多国籍リスニング音声教材を作成しました。
TOEIC®などの資格試験や、市販の教材の音声は、教材としてすべてネイティブスピーカーがきれいに録音をしている音声であるため、ビジネスパーソンが実際に現場で耳にするリアルな英語とは乖離があります。
実際の現場では、アジア圏の英語スピーカーと交渉をする必要があったり、またはZoomなどのオンライン会議で、雑音や接続不良がある中でも必要事項を聞き取ったり、聞き取れない場合には割り込んで繰り返してほしいと伝えたり…など、よりシビアな場面での英語力が必要になります。
あえて「聞き取りづらい」音声教材を用意し、実践的な教材を用意することで、まさに上級者が抱えがちな課題にアプローチしています。
すぐに英語力を上げたいビジネスパーソンに応える必要な英語に絞った学習
One Month Programで、1か月で英語力を伸ばすことができるもう一つの理由として、具体的な目標や期限が迫っている、まさに「どうしても今すぐに英語力を上げる必要がある」ビジネスパーソンをターゲットにしているという点があります。
日々業務で英語を使っているけどうまく伝わらなくて苦労している、英語でプレゼンが決まって今すぐに準備をする必要がある、転職活動中で今度面接があるので準備をしたい…など、具体的に英語が必要な場面が明らかになっている人こそ、短期間の学習が適しています。
というのも、状況がせまっており、時間が捻出できないので短期で学習する必要がある、という側面ももちろんありますが、英語が必要な状況が具体的であればあるほど、自分が本当に必要な英語に絞って、学習することができるからです。
例えば、なんとなく将来の役に立ちそうだから、という目的での英語学習では、自分にとってどんな英語が必要かが明確ではないため、やみくもに文法を学んだり単語を増やしたりと幅広く手を付けることになり、結果成長に時間がかかります。
しかしビジネスパーソンの多くが求めているのは、自分が今すぐに使える英語力。状況的に英語をもっとブラッシュアップしなければいけないけど、何から手を付けたらよいかわからない…そんな方々向けに、One Month Programは、英作文添削やレッスンを通じて、ご自身にとって本当に必要な英語が身につけられるよう設計されています。
話したい事をベースにインプットとアウトプットの繰り返しで最短ルートの学習を
一口にビジネス英語といっても、業界や職種、立場によって必要な英語力は変わってきます。したがってポイントとなるのは、一般的なビジネス英単語や文法のインプットから学習を始めるのではなく、「自分が話せるようになりたいこと」をベースに、インプットとアウトプットを強化していくことです。
例えば、One Month Programの英作文課題では、実際に英語を話す場面をそのまま作文として提出し、それに対しネイティブ講師からの添削・トレーナーからの解説が返ってきます。つまり、返ってきた添削は、その日から、そのまま業務で使える内容になっており、自分が今必要な表現がすぐにインプットできる仕組みになっています。
加えて、その添削をもとに、ネイティブ講師とのレッスンに臨むスタイルになっているため、おのずと添削で学んだ表現を実際に使ってみる機会が設けられます。インプットした内容を実際にアウトプットして定着させる流れになるため、添削された英文をしっかりと自分のものにすることができます。
このようなサイクルで学習を続けることで、状況的に何とかしなければいけないけど、何から手を付けたらよいかわからないという方でも、最短ルートでの学習が可能になり、1か月という短期間でも、確実な英語力の向上が期待できるプログラムになっています。
再度受講する方も。1000人以上の受講者の中から頂いた多くのご好評の声
このような仕組みが多くのビジネスパーソンの需要とマッチし、One Month Programはこれまでに延べ1000人以上の方にご受講いただいています。実際に受講した方の声として一番多く聞かれるのは、「プログラムを通して受講前に設定した目標が達成できた」というご意見です。
海外での講演がうまくいった、各国から出展がある展示会でうまくコミュニケーションが取れた、英語での会議でうまく場を仕切れたなど、高い英語力が求められる場面で、しっかりとコミュニケーションが取れる実践的なスキルを身に着けることができています。
また、一度受講し、ある程度の期間が経った後、異なるニーズや目標が生まれ、再度受講するといったように、リピートして受講される方もいらっしゃいます。
そのような嬉しいご報告をいただく度に、One Month Programを通じて、多くのビジネスパーソンの、英語でのコミュニケーションをサポートすることができているんだと実感しています。
【One Month Program サービスサイト】
https://www.ten-nine.co.jp/onemonthprogram/
【One Month Program Blog】
https://www.ten-nine.co.jp/englishmedia/
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