経営コンサルティングファームがプロモーションツールを製作。経営戦略・販売戦略に基づき、あらゆるツールに「想い」と「ブランドストーリー」を。ツール製作の裏側に迫る。
今年創業63年を迎える、日本の経営コンサルティングファームのパイオニアであるタナベ経営。
タナベ経営では経営コンサルティングファームとしては珍しく、ツールの製作を担うデザインプロモーションチームを持ち、専門のコンサルタントが活躍しています。
本記事では、タナベ経営 マーケティングコンサルティング本部 本部長代理 竹綱 一浩、松岡 彩の2名にインタビューし、ツール製作の裏側をお伝えします。
1,000社以上のパートナーと連携。ブランドの魅力を伝えるツール作りとは
― デザインプロモーションの仕事内容を教えてください。
専門のコンサルタントがブランドのもつ世界観やメッセージを正しくとらえ、デザインの力を活用してターゲットに響くアイテム案、デザイン案を設計します。市場のトレンドや、同業他社・ベンチマーク先の動向なども踏まえ、企業が直面している課題や目的に合わせて最大級に“ブランドの魅力を伝える”ツール製作、店舗装飾POPやプロモーションをご提案しています。
クライアント:株式会社レリアン様、株式会社ダリヤ様
さらに、企画やデザイン、形状など仕様のご提案に留まらず、サンプル製作、製作現場のコントロール及び生産管理、事務局管理などのアフターフォローも含めた一連の業務も一括して承ります。国内外問わず1,000社以上のパートナー企業と連携し、商品カテゴリにこだわらず「課題解決」という観点から最適な提案を実施できることも特長です。
― 具体的な仕事の流れを教えてください。
まずはお打ち合わせでご要望をお伺いし、商品企画・デザインをご提案します。その後、サンプル製作・お見積りの流れですが、クライアントの課題やご要望に応じて柔軟に対応しています。そして、生産管理・クオリティチェックの実施、輸送~ご納品の流れです。
特にデザイン考案や試作に時間をかけて、社内、そしてクライアントと納得がいくまで何度も打ち合わせを重ねます。アイテムにもよりますが、デザイン案は3~4案のときもあれば10案を超える場合もありますね。クライアントにご確認いただきながら一緒にブラッシュアップを繰り返していきます。
平均で企画に1~2か月、校了から納品まで2~3か月ですが、突発的な案件もあり、短い場合は企画に2週間、校了から納品まで2週間程度ということもあります。
タナベ経営 マーケティングコンサルティング本部 本部長代理 松岡彩
生産管理フェーズでは国内外問わず“現地へ”。コロナ禍では動画や画像で綿密に現場指導
― 生産管理フェーズでは国内外問わず現場指導・生産管理を実施されるみたいですね。
海外・国内問わず、現場を見ることで、その時の環境や作業員の状況など些細なことでも見逃さず、確認することができます。現在は新型コロナウイルス感染拡大の影響で渡航することが難しいため、海外の場合は、提携している現地の第三者検品会社を派遣し、動画や画像などをタイムリーに報告してもらうことで、今まで以上に綿密な現場指導を行っています。クライアントからの信頼に応えるために、納品後の万が一の事故などを未然に防ぐ取り組みに力を入れています。
― 今までの案件の中で苦労した点・エピソードを教えてください。
中国やベトナムなど海外別注製品も多いので、案件ごとにそれぞれ試行錯誤しています。苦労する点は非常に多いです。文化の異なる国での試作や、思い通りの仕上がりにならず何度もお客様と打ち合わせを重ね、トライアンドエラーを繰り返すこともありますし、そのたびに現場のスケジュールや体制の組み直しが必要になります。苦労しない案件の方が少ないですが、だからこそ、商品が無事に出来上がって納品され、世の中に公開された瞬間の達成感をクライアントと迎えられることを大変嬉しく思います。
― 年間3,000社以上の企業とお取引。具体的にどのような企業からの依頼が多いですか?
化粧品、アパレルをはじめキャンペーンで使用されるツールはもちろん、BtoB企業の展示会や営業で使用されるツール関係など、幅広くご依頼いただいています。また、学校関係や協会、団体様からの記念品のご依頼もあります。
タナベ経営 マーケティングコンサルティング本部 本部長代理 竹綱 一浩
― ツール製作の具体事例を教えてください。
ソフトクリーム市場に特化し、特色あるナンバーワンとして業界をリードする日世株式会社(以下、日世㈱)のノベルティーの製作事例です。
日世㈱は毎年夏に開催されている「ソフトクリームまつり」で、公式キャラクターである「ニックン&セイチャン」を入れたノベルティーをタナベ経営が製作し、全国のソフトクリーム販売店を通してソフトクリームを購入された方に配布しています。
これまで、クリアファイルやプラスチック製のうちわ、ハンドタオルなど、さまざまなグッズを製作してきましたが、3年前から、洋食器・金物で有名な新潟・燕三条製のスプーンを連続して採用。その橋渡しとなったのがタナベ経営でした。
クライアントからも「製作したグッズの中で、スプーンには圧倒的に高い評価が寄せられています。これだけ高品質のノベルティーを提供できるのも、タナベ経営の豊富な経験と幅広いパイプのおかげです」とご評価いただきました。
一見、何の変哲もない小さなスプーンですが、子どもの使用を想定してスプーンの角を削ったり、キャラクターの絵柄が鮮明に出るように0.1mm単位の細かい調整をしたりと、燕三条の職人の情熱と技が詰め込まれています。
日本のソフトクリーム市場を切り開いたパイオニアであり、品質への強いこだわりがある日世㈱と、燕三条の職人がこだわり抜いたスプーン。毎日の生活で使用いただきながら、日世㈱の品質の良さやこだわりも一緒に伝えられればと考えています。
ツール製作の最新トレンドは「ウィズコロナ商材×デザイン」、「SDGs×デザイン」
― ツール製作の最新トレンドは?
ウィズコロナ商材×デザインや、SDGs×デザインというリクエストが多いです。例えば、刺繍をあしらったデザイン性の高いマスクや、お肌に優しい、リサイクル素材を用いたマスクやマスクケースなどですね。そして、持続可能な環境に配慮した商材で、かつデザイン性を求めるクライアントが増えている傾向にあります。ウィズコロナの環境となり、感染対策にも繋がる商材でドアノブなど直に触らない「非接触グッズ」や、抗菌・抗ウイルス加工などのニーズが増えました。
― タナベ経営のデザインプロモーションの強みを教えてください。
コンサルタントだけではなく、デザインチーム、ディレクションチーム(企画、品質管理)と連携し、チームでご提案させていただきます。さらに、単なるモノの提案・製作で終わらず、クライアントの「経営」を理解し、経営戦略・販売戦略、そしてブランドストーリーに基づいて、課題解決という視点を持って提案できることが、経営コンサルティングファームであるタナベ経営ならではの強みです。
いい商品があるのに売れない。あらゆる企業が抱えるそんな課題を解決したい
― デザインプロモーションで実現したいことは?
いい商品があるのに売れない。そんな課題を抱えている企業、ブランドは数多くあります。そのような機会を持て余している状況を、タナベ経営のデザインプロモーションチームがお手伝いしたい。店頭での商品の見せ方、キャンペーンのツール製作、展開方法やプロモーション設計、これらすべての実行支援まで、あらゆる場面で商品の認知拡大や売上拡大に貢献していきたいと考えています。
■ タナベ経営について
タナベ経営は、1957年(昭和32年)に京都で創業し、今年で創業63年を迎える日本の経営コンサルティングのパイオニアです。「企業を愛し、企業とともに歩み、企業繁栄に奉仕する」という経営理念のもと、「ファーストコールカンパニー 100年先も一番に選ばれる会社」の創造をミッションとしています。グループで400名を超えるプロフェッショナル人材を擁し、「経営者の戦略パートナー」として中堅企業を中心に約7,000社の支援実績があり、その中には上場企業、業界ナンバーワン企業、地域の優良企業が多数含まれます。
「C&C(コンサルティング&コングロマリット)戦略」(コンサルティング領域の多角化)および「コンサルティングプラットフォーム戦略」(全国において高付加価値のコンサルティングを均質に提供)を推進しており、住まいと暮らし・食品&フードサービス・ヘルスケア・物流・ライフ&サービス等のドメイン(業種・事業領域)、中期ビジョン・組織人事・財務・マーケティング・DX・M&A・事業承継等のファンクション(経営機能)、そして業界で唯一北海道から沖縄までの全国主要10都市に密着するリージョン(地域)の3つの観点でコンサルティングメニューを拡大しています。
コンサルティングスタイルとしてはクライアント企業の課題に合わせ、この「ドメイン×ファンクション×リージョン」の3つの観点から複数名のコンサルタントを選定してチームを組成する「チームコンサルティング」を推進しています。
「All for Our Clients すべてはクラアイアントのために」という徹底したクライアント中心主義であり、60年以上の歴史で培ってきた実証済みの戦略メソッドを駆使し、的確な判断で最適な解決策を導き出しています。
https://www.tanabekeiei.co.jp/
■ We are Business Doctors
――日本で、経営コンサルティングがはじまった。
「私が勤めていた会社が倒産した」これは創業者、田辺昇一の原体験。
会社がつぶれるということは、働く社員が路頭に迷い、取引先にも大きな迷惑をかける。
どんなに規模が小さくとも、すべての企業には「命」がある。田辺昇一は、企業を救う医師「Business Doctor」として、企業とともにその命を守っていこうと決心しました。
「会社はつぶれるようにできている」「この国には企業を救う仕事が必要だ」
この思いから、1957年10月16日に「田辺経営相談所」を創業。
日本の経営コンサルティングのパイオニアとして60年以上、その精神と使命は脈々と受け継がれ、「ファーストコールカンパニー 100年先も一番に選ばれる会社」を創造する活動へと続いています。
行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ