「人生って意外と 捨てたもんじゃないよ。」

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「ボーイッシュな女の子」として過ごす事。




中学入学と同時にソフトボールを始めた。


動機は不純で「一番男っぽいスポーツ」だと思ってたから。(笑)


そんなこんなでソフトに熱中する毎日を送る。




2年生になると、当たり前だけど後輩が入部して来た。


経験ある人多いと思うけど、後輩にとって先輩ってカッコよく見える憧れの存在。


特に女子の部活ではボーイッシュな先輩の受けが良く、何人かの後輩に


「憧れてます」と言われ勝手に自分の頭の中で


「好きです」と変換して調子にノリまくってた。


そんな妄想全開なヤツなんで


「これは行ける」と判断して


人生初の告白を決行した。


あの頃の中学生ってのは今と違ってませて無かったから


告白された子も恋愛とは何か、付き合うって何か分からないままにOKの返事をくれた。




14歳にして人生初めての彼女が出来た。


付き合うっていっても電話で話したり、手紙交換したりのカワイイ感じだったどね。


それでもやっぱりめっちゃ楽しかった。




部活と恋愛とで充実した毎日を送ってたらあっという間に3年生も後半に差し掛かり


受験シーズンが訪れた。


これまた動機は不純だったけどソフトに熱中してたオレはチームメイトの誘いもあり、


県内でも有数のソフト強豪校を受験。


なんとなんと「女子高」です。(笑)




普通オレみたいな人間は女扱いされるのが最高に嫌だから


女子高に進学なんてもっての他って人が多いかもしれないけど、


どうしても強豪校でソフトをやって全国大会に出場したいって気持ちが勝ったんだよね。


その裏では


「女子高=女の園」に3年間も居れるなんてサイコーじゃんって


エロオヤジみたいな事を考えてたのもあったんだけどね(笑)




無事に合格し晴れて女子高に入学。


右を見ても左を見ても女の子だらけ。


トイレも女子用のみ。


なんか不思議な感じ。




入学早々(実際は春休みから)部活がスタート。


さすがに強豪校。


そりゃきつい。


体力も技術も中学とは比べものにはならない。


早朝から部活して授業中爆睡して放課後部活して家帰って即寝の日々。


それでも恋愛をする元気だけはあったんだよね。




入学から数か月経った頃に同じクラスの子に告白。


ねばりにねばって付き合う事に。


(ちなみに中学の時に付き合っていた子とは進学を機に別れました)


女子高のソフト部という存在は、共学で例えるなら野球部やサッカー部みたいな感じ。


そう、スター扱いでちやほやされます。


ただでさえ調子に乗るのが特技みたいなオレは有頂天。


バカですね(笑)




次から次へと違う子と付き合い女の子を泣かせる事もしばしば・・・。


好奇心旺盛というか、ただの遊び人というか、どうしようもない感だったな。




そんなんだから心が男のオレは充実しまくりの毎日を過ごしてたよ。


もちろんソフトもちゃんと頑張ってたよ。


無事に全国大会に出場できました。

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