「人生って意外と 捨てたもんじゃないよ。」

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体中に切り刻んだ傷跡も今までもがき苦しんでオレが生きてきた証だと誇らしく思う。


ここまで回復出来たのも本当に沢山の人の支えがあったからなんだ。


今後はどんな形であれ絶対に恩返しをしたい。


今のオレがあるのはみんなのお蔭だから。


ありがとう。


もし今、心の病気で悩んでいる人がいるなら言いたい。




「心配いらないよ。絶対に良くなるからさ」







②破産者になる 


 オレは数年前に自己破産した。


理由は色々あったけど、要するに借金が返済出来ない状態になったから。




一番の原因はパニック障害からうつ病を併発してまともに働く事が出来なくなった事かな。


そもそも借金を抱えるきかっけとなったのはパニック障害になり、


車のローンや携帯代などが少しだけ足りなかったのが始まりだった。




でも後にそれはとんでもない金額まで膨れあがり、とても完済なんて出来ない金額になってた。


あっと言う間にね。


返済が出来ずに返済の為の借金をする。


まさにこれも負のスパイラル。


本当に借金って怖い。


完全に金銭感覚が麻痺してた。


鬱病になってからは自分自身の現実が受け入れられず現実逃避する為に


ギャンブルにのめり込んで行った。




スロットを打ってる時は何も考え無くて良かった。


全てを忘れさせてくれた。


それも借金を急速に増やす原因となっていた。


いわゆるギャンブル依存症状態。


やっちゃダメだって頭では分かっていてもやめられない。


自分をコントロールが出来ない。


これが依存症ってやつなんだね。


気づいたら自分ではどうにもならず、知人に自己破産を勧められ


手続きをする事に。


非常に恥ずかしい話だ。




まずは弁護士事務所へ。


現状の借金の詳細と、自己破産手続きに至った経緯を書く。


物凄い自責の念にかられた。




なにやってんだろう・・・。




次回までに用意しておく物を伝えられその日は終了。


なんか凄く疲れた。


用意する物は結構沢山あった。


所得証明書、通帳の記帳履歴、戸籍謄本、パニック障害や鬱病の診断書など。


とか。正直多すぎて覚えていない。とにかく言われた書類を集めた。


2回目に行った時に書類を渡し、今後の流れを説明される。


裁判所に出廷しなきゃいけない事を知りびびりまくった。


でもこれを終わらせれば借金地獄から解放されるんだ。


びびってる場合じゃない。


弁護士さんは会社の顧問弁護士でもあったので


全てを委ねる事にした。




いよいよ裁判所へ出廷の日が来た。


弁護士さんと入口で待ち合わせをして裁判所の中へ。


自己破産の裁判は複数名で行われた。


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