「お腹の子は、無脳児でした。」~葛藤と感動に包まれた5日間の記録~

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後編: 「お腹の子は、無脳児でした。」最終話 ~妊娠498日の約束~

かなり不安。


長すぎる。

エコーが長すぎる。


「はい。じゃーー……えーっと……。ね。

あとでね、先生の方からお話がありますので、

待合室の方でお待ちください。」


この意味深な言い方に、

「何かあったんですか?」

と、すごく聞きたかったけど、

聞いたら後悔する気がして、怖くて聞けなかった。


結局、いつもなら渡される

エコー写真をもらえないまま待合室へ。

待つこと1時間以上。


後から来た人たちがどんどん帰っていく。

もしかして、

わざと最後になるように回されてるのかな?と気がついた。


「半田さーん。」


やっと呼ばれて診察室へ行こうとしたら、

看護師さんが「今日は一人で来たのかな?」と聞いてきた。


絶対おかしい。この質問絶対におかしい。

心臓がバクバクしながら、診察室のドアを開けた。


室内は、たくさんのエコー写真が並んでいて、

先生と5人の看護師さんが小声で、

何か深刻そうに話し合っている。


何?この光景。

頭の中は真っ白。

心臓バクバクどころじゃない。


イスに座っても、誰も何も話してくれない。


やっと話してくれたと思ったら、

「今日は一人で来てる?誰か一緒に来てない?」

とまた確認される。

みんなの読んで良かった!