「置口空助の発達障害克服論」10年で概ね克服した話⑨発達障害の克服 (平成26年2月以降)

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著者: 置口 空助


先ほど、挨拶の話をしましたが、当然挨拶は必要なのです。ただこれは幼稚園レベルかな。入門編です。もっと高度な自己規範になるものが必要ですね。幼稚園ではなく大学レベル相当の。定型発達者の方は、普通に生きていく中で、人生経験を重ねて、自分なりの知恵を身につけると思います。私から見ると自然に身につけているように見えます。


その状況にふさわしい態度を自然にとっている。私からすると魔法のようですよ。そんなにいちいち考えることはなくても、その状況にふさわしい態度がとれるのか。羨ましいですね。私にはとうとう身に付けることができなかったです。学ぶ機会がなかった。当事者の方なら共感される方が多いのかなと思います。当時者あるあるかな。




「人生の知恵」は必要だ

           


当事者であれば、少なからず人間関係に失敗した経験がある方が多いと思います。私自身も、人との会話には苦労した一人です。人と一緒にいても、何を話していいかわからない、こういう事は私も経験をしています。

そんな私が最初私の考えた事は、 会話が必要な状況を設定して何を言うか決めるということでした。

朝あったらおはよう、とか。昼なら今日はとか。そういうことですよ。その人の表情とかどうゆう気持ちとかそういう一切配慮してないですね。

天気が良かったら「いい天気ですね」雨が降っていたら「雨が降っていますね」

こういう事なのです。


私は個人的に「スイッチ方式」と呼んでいます。その状況になったら、用意しているスイッチを押すのです。でもこれだけではいろんな状況には対応できないのです。

知り合いが向こうから大急ぎで形相を変えて走ってくる。

この状況でたとえ天気がよくても「いい天気ですね」はオカシイ。応用が利かないのです。


ケースバイケースの対処法だけではこの世界は生きていくことは出来ない。

深い知恵が必要なのです。これがなくては生きていくことはできない。でなければその状況に応じたスイッチを押すだけのロボットとして生きていくことになる。人として生きて行くには人として生きていくための知恵が必要なのです。




私は「斎藤一人さん」から学びました。


     


私は人生の知恵を斎藤1人さんの「 100回聞きCD」から学びました。この教えの根幹にあるものは、「人は変わらない。変えることができるのは自分の考え方・心のあり方」ということです。

この言葉は人生哲学とか、宗教的な本の中でよく見られるフレーズかなと思います。たぶん目にした方も多いのではないかな。私の知る範囲では雰囲気で語っているような本が多いと思います。「ではどうしたら変えることが出来るのか?」こういう疑問にはあまり答えていない。


「 100回聞きCD」の中ではその方法が網羅されています。どうすればよいのかはっきりわかりますね。私は「100回聞きCD」これを自己規範になるものを、すなわち「道徳」と考えています。幸せに生きるための知恵です。私だけでなく普遍性があると思っています。その理由の1つにあらゆる状況に応じたものが理示されているからです。これだけあれば普通に生きていくうえで、よほど特殊な状況ではない限りは、指針となります。核になる考え方がしっかりあります。そのうえでのこの状況ではこうした方がいいと記されています。


人生の指針と成り得るものとして、いろんなことの定義がまずなければならないと考えます。その教えなりの理論がしっかりしていなくてなりません。そしてある程度の体系だっていなくては実際の現場では使い物にならないのかなと考えます。


この「 100回聞きCD」の中で色んな事が定義されています。まずは「幸せ」について、幸せとは何かということが明確に語られていますね。幸せとは人によって違うものと考えていませんか?この中では明確に定義されています。非常に私は衝撃を受けました。「人よりたくさんお金を稼ぐ事?自分の目標達成すること?親孝行すること?人に認められること?」人によって幸せは違うと思っていましたから。斎藤一人さんの「幸せ」を理解した時、疑問に思っていたこと解消されました。


年月を重ねると、なかなか自分通りに行かない人生の方が多いということに気がつきます。現実に苦しんでいる人も目にしますよね。自分なりに同情を覚えても、どうすることもできない自分に歯がゆさを感じることもあります。こういう場合どう考えるか。他人に対する考え方も示されています。多分読んだら目から鱗ですよ。ただ非常に納得できるものばかりです。私は「 100回聞きCD」を学ぶことで人生の知恵を身につけられると考えました。




フレームワーク「道徳」の完成

                


ようやくこの時期に完成しました。3年半ぐらいかかりましたね。最初に断っておきます。自分の使いやすいようにフレームワークにまで落とし込んだつもりです。できるだけMECEの考え方取り入れようとしましたが、「道徳」をMECEにするのは無理でしたね、私の能力では残念ですけども。だからといって役に立たないわけではないです。MECE風ですが。


斎藤一人さんの「 100回聞きCD」の中から明確に「こうしなさい」「これはしてはいけない」「こう考える」「こう考えてはいけない」と言ったアクション(行動や思考など)に関するものを抜き出し再構成しました。自分の行動の規範になるものをあらゆる状況に適応できるようにしたものです。当然ながら、斎藤一人さんの教えを自分なりに消化してのことです。


分け方としては2種類です。 1つ目、「受け方」。生きていく上でいろんなことも起きますが、困難だったり人から何かをされたりとか。その場合「心」をどのようにするか。 2つ目、「出し方」。生きていくというのは行動し表現することだと思います。外部からの情報・刺激を受け止めて、どういう行動表現が適しているのか。ということです。




知恵の一覧かな

斎藤一人さんは「商人であること」に誇りを持っています。そのためか、文中に出てくる例えが「小さい店舗の経営」のことが多いかなと思います。それを例に出して知恵を紹介されていますが、他の業種にも応用可能です。汎用性は非常に高いです。これで自分の中の自己規範になるものが完成しました。下記では「受け方」「出し方」と分けていますが、実はもっと、その中で細分化しています。


<「受け止め方」>

(外部からの刺激や作用、自分の中から来るものに対してどう臨むのかということです)

基本的な物の考え方から

    まずは常に向上するためにはどう考えるべきか。

    ひとからの評価を気にする必要がない理由

    「幸せ」についての基本的な考え方

    「足りるをしる」という考え方がなぜ必要か

    その場のルールに合わせること

ストレスの対処法

    修行と捉える事

    「徳を積む」という事について

    精神的な安定を得るには

    心の修行とは

対人(命あるもの)の方法

    人が苦しんでいるときどうするか

    「魅力」とはどうやってつけるか

    人を指導する場合

    人に指導される場合

困難・障害について

    「人を困らない」

    「因果」について


<「出し方」>

(実際にどう行動するか、どう振舞うかについてまとめたものです)

常時どうすべきか

    出し切ること

    自分の機嫌をとる方法

    徳の積み方

    大人として振る舞うこと

    小人にならない事

対人

    魅力的に振る舞うこと

    話術について

    人生の試練を軽減する振る舞い方

    人に対しての基本的な振る舞い方

    人に指導する時の方法

仕事について

    仕事の成功法則

    仕事を面白くするためには

    商売の基本

    ポップの書き方

    アイデアの出し方

経営者になった場合

    基本的な行動の指針

    商売繁盛のコツ

    人をまとめ、動かすには

「彼」との対話のために


    


「道徳」が完成しました。人生を振り返ると、いかに自分が駄目だったが、よくわかります。非常に反省しています。みんなごめんよ。いやこれからですよ(笑)。

誰かを説得するときには自分の言葉で話すことが必要です。以前「彼」に気が付いたときは、自分の存在自体がグラグラしていましたからね。私のコントロール下ではなかったので。そして、私があらかじめ用意している「スイッチ方式」には、苦しんいでる彼にかける言葉がなかったです。


多分、人と関係を持つ時にこういうスイッチ方式ではだめなのです。確立された自我の力が必要です。「100回聞きCD」により以前よりは自我は強固になったとは思う。説得力のある言葉を発するにあたって、知恵の蓄積みたいものそういうものが、自分中にはっきり設置された感じです。

ようやく彼と対峙することが出来る。実をいうと、救おうと思うなら「100回聞きCD」では少し足りないのです。用途がちがうので。もうひとつ斎藤一人さんの知恵が必要なのです。




        

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