【第16話】『最後の挑戦へ』〜死に場所を探して11日間歩き続けたら、どんなものよりも大切な宝物を見付けた話〜

6 / 17 ページ

前話: 【第15話】『ハッピーエンドを探して』〜死に場所を探して11日間歩き続けたら、どんなものよりも大切な宝物を見付けた話〜
次話: 【第17話】『奇跡のおばちゃん』〜死に場所を探して11日間歩き続けたら、どんなものよりも大切な宝物を見付けた話〜

でも、目の前にいる人のように、


大自然に囲まれ、生きるために絶対に必要な食べ物を作る。



太陽と共に働き、月と共に休む。



こういう仕事もあるんだと思った。



実際は、この人達もサラリーマンとは違った大変なことがたーっくさんあるんだと思うが、


自然と共に生活していることが羨ましかった。



僕は、自然と共に生活することに憧れを持った。



考えれば考える程、



今の自分の仕事は、僕には合ってないと思った。



僕は元の性格は、明るいし、人見知りもしない。


笑いのツボはめっちゃ浅いし、ノリだっていい。


こんな性格だったから、周りの人にはよく、


「営業向いているね!」と言われた。



でも僕は、やっぱり向いてないと思う。



だって好きじゃないから。



これ以上の理由は無いと思う。



仕事は、人生の中で最も時間を割くものだ。



その多くの時間を、好きじゃないことに費やすのは、本当に勿体無いことだと思う。



勿体無いと言うか、僕には耐えられない。



好きじゃないことよりも、好きなことをやっていた方が楽しいに決まってる。



好きじゃないことをやり続けた結果、病気になったんだし。




「仕事辞めよう。」




僕は、そう決めた。




しかし、仕事を辞めると、完全に収入源が無くなる。



他の会社に再就職をするにしても、履歴書に傷が付くかもしれない。



でも、そんなことはどうでも良かった。



だって、嫌なんだもん。



うつ病になった事実だって無くすことは出来ない。



どうやったって、再就職するには、狭き門になっているのは変わりないんだ。



だったら、好きなことをしよう!



いつか絶対死ぬんだ。



それまでに、1つでも多くの好きなことをやろう!



やりたいことをやろう!



僕は、そう思った。




この旅も、



僕がずっとやりたかったことだ。



やりたかったことを実際にやってみて、


たくさんのことに気が付いた。



美しい景色、



人の温かさ、



自分の体力、


著者の坂内 秀洋さんに人生相談を申込む

著者の坂内 秀洋さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。