50年生きてみて その②

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前話: 50年生きてみて ①
著者: 金子 瑞恵



みんな あたたかく迎えてくれた 





しかし

わたしが ひねくれていたせいで



一様に





その人達の根底から 音もなく立ちのぼり漂って来る

「この子は 東京もん」 という のを



どうしても感じてしまっていた







「東京なんか 住むところあるんじゃろうか( ゚,_ゝ゚)」







と 言われた時には







「いや 住んでっから!!!」 と ツッコミ入れたくなる衝動に駆られた



ちょと待て

待って

「東京なんか」 って 

( ゚Д゚)え?



って  その時は少しだけ 

ハラワタが沸騰しかけた(笑)







しかし きっと その時の自分が未熟で

勝手に疎外感を感じていたに過ぎず

実際 離婚してからも変わらずに 最初の嫁 として
(元ダンはそのあと再婚して2番目の嫁がいる)

これ以上ないほど可愛がってもらったし

何より ふたりの子ども達は

ずっと 孫たちであり

従姉妹たちであり

甥っ子たちに変わりはない

とてもありがたいことだと本当に感謝している







その中でも



元ダンのお父さんには 本当に可愛がってもらった





お酒が好きで

わたしがお酒を飲めることをすごく喜んでくれて

帰省することが決まると すぐに作り酒屋に一升瓶を買いに行って

わたしが来るまで保管しておいてくれるような



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