子どもを亡くして社畜をやめた話③山手線でローキック

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前編: 子どもを亡くして社畜をやめた話②社畜ライフ
後編: 子どもを亡くして社畜をやめた話④妻からのメール

子どもを亡くして社畜をやめた話③山手線でローキック


ビリケン社長

おれがその会社に入社したのは
創業社長が亡くなり
現社長が就任した2年後のことだった


現社長は創業社長の愛人の連れ子で
血縁関係は無いはずなのだが
何故か創業社長の一存で就任が決まったらしく
創業社長は彼に席を譲った直後に病死している


当時彼はまだ30代半ばという若さで
前職は全くの異業種であった


現社長は引きつった作り笑顔が特徴的で
ビリケンさんに似ているので
ここではビリケン社長と呼ぶことにする



創業社長の死後
当時役員だった本妻派とビリケン社長派に分かれ
相当なすったもんだがあったらしいが
この辺の話には興味が薄かったせいもありあまり覚えていない


ただひとつ言えることは
このエピソードだけでも既に典型的なブラック臭が漂っており
人間関係において面倒な火種を抱えた組織であるということだ


しかし


あの頃のおれは
今ほどにブラック企業に対して敏感では無かったし
まさかその喧騒に自分が巻き込まれ得るとは思っていなかったから
入社後にその様な噂話を聞かされたところで

みんなの読んで良かった!