音楽と私の涙 story33

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著者: Rie Akiyama

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昨日、母親の知り合いの子供が大型ショッピングモールでダンスのイベントに参加するとの事で見に行くことになった

とても良い天気

この時期はmとよく海に行っていた時期だ

天気で夏日になるといつも決まってmと海に行っていたことを思い出しながらモールへ行った

ダンスのイベントだけに音楽は必須だ・・・

mと私は音楽が大好きで出かける時はいつも音楽を聴いていた

流行りの洋楽・・・

J-POP

どんなジャンルでも好きでいつも2人が乗る車の中は音楽が流れていた

音楽の力は本当にすごい

その時の状況を思い出す

昔の曲をくとその時の自分の状況を思い出したりする

昔の彼氏の事、友達とケンカしたこと、みんなで楽しかった頃の事・・・

音楽の力を知っていたはずなのに・・・

だから音楽を聴かないようにしていたのに・・・

全くそんな事を考えないで行ってしまった

子供たちはとても可愛く小さい子供たちが一生懸命練習をして覚えて発表をする

まわりのお客さん、両親、参加している子のお友達、たまたま出くわして人・・・

沢山の人がそれを微笑ましい表情で見ていた

その中で私は涙をこらえるのに必死だった・・・

そう・・

mと聞いていた音楽が沢山流れてしまったから・・・

すごく好きで聞いていた曲達が・・・

絶対に聞かないようにしてきたのに

前向きにまり始めた私にまた苦しい気持ちにさせた

2人でよく聴いた曲が流れてしまった・・すごく好きな曲

もう限界だ

炎天下の中・・

周りが温かいまなざしで,微笑ましいまなざしでいる中

私だけが涙を流していた・・・

まだ私に音楽は無理だ・・・

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私を見ていたmの本当の思い story34