”たった2つの感情”で引きこもりのキモオタ童貞が、日本でトップの難関大学、東京大学に合格。さらにカワイイ彼女まで作ることができた話

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それでもやっぱり『モテたい』という

気持ちはあったので、色々と頑張ってみたのですが、

そうそううまくいきません。



文化祭で頑張って仕切ってみたり

軟弱な自分を変えるために部活をやってみたり

恋愛本や心理学の本を読んでみたり

時にはかなり遠回りすることもありました。



今なら絶対にそんなことしないだろうなと思えるような

ムダなこともたくさんしました。


その経験は結果的にムダではなかったわけですが、

もし現代の僕が高校時代に戻ったら

もっと効率よく彼女を作っていたでしょう。



僕は『プリンス』というあだ名までつけてもらったにも関わらず、

どこか自信がありませんでした。



何をやっていても内心はビクビクオドオドしていたのです。

自分でもそれがなぜなのかは分かりませんでした。


負けず嫌いな性格のため、

自分の弱いところを表に出すようなことはしなかったものの、

何をやっていても満たされることはない。


そんな毎日を送っていました。



それはひょっとすると思春期特有のものなのかもしれません。


学生というのはどんなに楽しそうにしていても

心から満たされることはありませんから。



しかし、それを差し引いても

当時の僕は自分に対する評価が低かったと思います。



『いつかあいつらを見返してやる』



という感情が原点にあったので、

勉強も続けていて成績も上位をキープしていました。


そんな感情で自分が勉強していたなんて

気づいたのはもっと後になってからなんですが。



また、部活もほとんどサボることなく、

一度は下げてしまった成績もなんとか回復させ、

部活と勉強を両立していました。



そのため毎日クタクタでしたが、

少なくとも充実した毎日を送っていたはずです。



でも自信がなかった。


それは幼少期にいじめにあったことが原因かも

しれないし、親が離婚してしまったことが原因かもしれないし、

中学時代に女子に『キモい』と言われたことが原因かもしれない。


それは分からないのですが、

とにかく自信がなかったんですね。


だから彼女を作るどころか、

女子に話しかけることもできず、

女子と目が合うだけで赤面していたのです。


ひどいときにはなんだか周りの友達が

キラキラ輝いて見えることもありました。



実際にはあり得ないですよね。

だって周りはみんな同じ高校生だし、

人間生きていれば何かしら悩みは持っているはずだから。



でも、当時は本当に周囲の人間が

まばゆいばかりに輝いて見えたのです。



『みんなはこんなに充実した毎日を送っているのに

どうして俺はこんなにもみじめな人生を送っているんだろう・・・』



自信がないからうまく行かず、

またうまく行かないから自信をなくす。

完全なる被害妄想の負のスパイラルです。


そんな感じで、かなり自信のない人間だったのですが、

高校時代は恋多き時代でした。



・・・といっても、全部一方的な片思いです。

覚えているだけでも5回は失恋しました。


5連敗です。



失恋と言っても、

当時の僕に告白をする勇気なんてなく、

知らない間に好きな子に彼氏ができていて

撃沈するというのがいつものパターンでした。



まだそれだけならいいのですが、

その彼氏に限って、

いつも僕と仲のいい友達なんですね。



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