”たった2つの感情”で引きこもりのキモオタ童貞が、日本でトップの難関大学、東京大学に合格。さらにカワイイ彼女まで作ることができた話

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『このままでは去年の二の舞になってしまう』



そう感じた僕はゲームをやめることを決意しました。



ただ、人間の意思ってそこまで強くはありません。


決意したところで、またふとしたきっかけで遊んでしまうのは目に見えています。



だから、まずゲーム内の装備とマネーを

所属していたギルドの団長にすべて渡し、



『リアルが忙しいのでしばらく休みます』



とだけ伝えました。


そして、受験が終わるまでは二度とプレイしないように

ゲームの起動ソフトをパソコンから削除しました。



ただ、それでも一度崩れてしまった勉強のペースを

取り戻すのには時間がかかります。



モチベーションだってなかなか湧いてきません。

試験が目前に迫り、焦るばかりです。



もう後戻りはできない。

プレッシャーが重くのしかかります。



『もうやるしかない。

やる気が出ないなんて関係ない。

やるかやらないかだ!』



背水の陣と言ったところでしょうか。

そこからは猛烈に勉強し、センター試験は

現役時代を遥かに上回る成績でクリア。


2次試験も最低点から10点ほどプラスで

なんとか東大に合格することができました。



12月に入ってからは一度も

ゲームをすることはなかったのですが、

途中でプレッシャーに押しつぶされて諦めそうになることもありました。


それでも諦めずに、僕のモチベーションを最後の最後まで

支えてくれたものは何だったと思います?


これが2つ目の感情なのですが、


「将来できるであろう彼女に
『私の彼は東大生なんです』と言わせたい!!」



これです。


この気持ちがあったからこそ

12月からは途中でくじけることなく、

一気に追い上げることができたのです。



そして、念願の東大合格を果たせました。




十分すぎるほどの成功体験ですよね。



『リア充なキャンパスライフを送るんだろう』



そう思いますよね?



しかし、現実は違いました。


『東大生はモテるだろう』などという

何の根拠もない期待は見事に打ち砕かれたのです・・・


見事に東大に合格した僕は4月からいよいよ上京し、

一人暮らしという未知の環境に放り込まれました



いま思えば僕は恵まれています。


環境を変える機会が2度もあったからです。


一度目は先述した通り、高校に入ったときで

二度目は大学に入った時です。



環境を変えることで

過去のしがらみからは完全に解放されるんですね。



生きるも死ぬも自分次第。



そんな状況を2度も経験したことは

僕の人生にとってかなりプラスでした。



夢のキャンパスライフに大きな期待と不安が入り交じった

なんとも言えない感情を抱えながら

いよいよ僕の大学生活はスタートしたのです。



最初の一ヶ月は

もう何がなんだか訳がわからないぐらい

めまぐるしく時間だけが過ぎていきました。


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