”たった2つの感情”で引きこもりのキモオタ童貞が、日本でトップの難関大学、東京大学に合格。さらにカワイイ彼女まで作ることができた話

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すぐに誰と誰が付き合ってるか

分かってしまうのでたまったもんじゃありません。


だから悔しさはいつも100倍です。

悔しくて悔しくてたまったもんじゃありません。



そして自分のふがいなさを思い知ります。

めちゃくちゃ凹みます。

その度に大きく自信をなくしていました。



無気力になってふて寝することも度々ありました。


『時間がたてば忘れるだろう』


ある種の現実逃避です。


自暴自棄になって人に迷惑をかけるよりは

はるかにマシなのですが、

問題の根本的な解決にはなりません。



その結果、5連敗もしました。


中でも一番ひどかったのが、

高校の卒業式のことです。


僕には高校生活の最後の最後まで

好きな子がいました。


とても明るく、ぽっちゃり系のカワイイ子です。



テスト前なんかにはよく勉強を教えたりして

いい感じになり、次第に彼女に惹かれるようになりました。



しかし、残念なことに告白をする勇気もなければ、

デートに誘う勇気すらありません。


普通ならせめて連絡先を・・・と思うのでしょうが、

当時はケータイすら持っていませんでした。



そして月日は流れ、あっという間に卒業式です。


『最後の最後なんだから告白しなきゃ絶対に後悔する。』


そう思って卒業式に臨んだのですが、

結局、いろいろと自分に言い訳をして

告白できずに高校生活最後の日を終えたのです。



ここまでヘタレが過ぎると

自分のことが嫌いになります。


悔しさを通り越して、自分の情けなさに呆然としながら、

校舎の窓からその子が帰っていくのを

何もできずにボーッと眺めていたのを今でも鮮明に覚えています。


ただ、卒業祝いということで、

ケータイを買ってもらっていたので

連絡先だけは交換することができました。



もちろん自分から聞く勇気なんてなく、

相手から聞いてくれたのでした。


それからしばらく連絡をとることもなかったのですが、

僕は一度東大受験に失敗していて、

でも「親に迷惑はかけられない」と自宅研修、宅浪をしていたんですね。



ただ、浪人生活を続けているとかなりストレスがたまります。


最高で一日に4回ぐらいオ○ニーすることもありました。



ちょうどパソコンも家に導入されて

ネットインフラが整ったので、

それまでの生活と比べたら天国みたいなものです。



しかし、それが災難の始まりでした。



あれは6月頃だったでしょうか。

どうしても好きだったその子のことが忘れられず、

思い切ってメールを送ることにしたのです。



ただ、それまで女子とメールなんてしたこと

ありませんでしたから、どうすればいいか分かりません。



そこでネットでいろいろと調べてみたんですね。

『メール 口説き方』みたいな感じで。


そして書いてある通りにメールを送ってみました。

一通一通送るたびにドキドキしていたのは

今となってはいい思い出です。



ドキドキしながら、返信を待っていました。



そして返信が来たら速攻で開き、

また内容を考えて送る。

こんなことを繰り返していました。



ただ、そのままだと埒が明かないので

とうとう意を決してデートに誘うことにしました。



ちょうど夏だったので

『花火大会にでも行こ』

みたいな内容だったと思います。


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