すき。ただ　そのキモチを伝えるだけで良かったはずなのに気づいたら　それだけじゃ物足りなくなっていった。それは呼吸とおなじ。吐いた息の届く距離で　同じように言ってほしくて。夕暮れ時　ひとり　家の電...

衝撃的な映画でデビューをしたものの興業的な評価は　低かったようで、公開直後、監督が行方をくらました。わたしにとっては　親のような存在だったからショックだったのと同時に　それこそ映画のようだと思っ...

クランクインからクランクアップまで向けられたカメラが捉えたのは　素のわたしだったのかそれとも演じた静子という少女だったのか　わからない。わたしはセリフを棒読みだったし　演じることが何なのかよく分...

わたしが幼少の頃から見ていた映画は洋画ばかりでした。日本の女優さんといえばトレンディドラマで見る顔ぶれ以外の人たちは　ほとんど知りませんでした。桃井かおりさんを知ったのも　この映画を通してです。...

高校１年生の春と夏のあいだ。学校をさぼって映画館へ行ったのを思い出す。平日の昼間はほんとうに人が少なくって貸切のような贅沢な環境の中で　スクリーンを独り占めできたんです。今のようにシネコンがなか...

中学校に入り　相変わらず地に足のつかない日々。自らに押した　できない子という烙印も　もはや日常に溶け込んでいました。いまなら　よくわかる。自分にとって　そして誰かにとって　ひび割れたように見えて...

当時１０歳のわたしにとって現実は残酷なモノにしか映っていなかった。学校でのイジメ、両親からの愛を感じられない日々また　三姉妹の中で一番できない子、という自らが押した烙印。現実は色味も味気もなく　...

わたしがはじめて観た映画それはチャップリンの　『キッド』　だった。無声映画だったけど　当時１０歳だったわたしはブラウン管の向こうに　新しい世界を見たような気がして思わず涙したのを覚えている。モノ...

今日は父の日です。この、STORYS.JPさんの場をお借りして、私から父にプレゼントをしたいと思います。その前に、少し私たち家族をご紹介させてください。父を嫌う娘お父さんなんて、嫌い。話したくな...