新規事業を立ち上げる!新卒入社小倉の奮闘
■主役は社長ではなく社員
株式会社ハロネットには、「新規事業プレゼン制度」という、社風を象徴するような制度がある。この制度は2019年度よりスタートし、新卒採用において、最終面談に進む学生に限り与えられる制度で、面談の場で代表に対して新規事業のプレゼンを行えるというもの。代表に認められる事が出来れば、インターンという形で、入社前から事業の立ち上げを任せられる。
これまでも、新卒入社3ヶ月で新規事業を立ち上げたり、子会社社長を任せたり、新入社員へのチャンス提供は活発に行われてきたが、入社前からそのチャンスを与える制度によって、より早い段階でビジネスに携わる機会を積極的に提供する事が可能となった。まさに、「主役は社長ではなく社員」という代表の住田の想いが詰まった制度である。
■新規事業プレゼン制度の第1号
この新規事業プレゼン制度を使って早速ゼロから新規事業の立ち上げを任された新卒生がいる。2020年4月に入社したばかりの小倉秋登(おぐら しゅうと)は、”どこからでも求められる価値のある人間になりたい”という想いから就職活動をスタートし、自己成長ができる環境とスピード感や勢いを感じられるベンチャー企業に絞っていく中で、ハロネットの「新規事業プレゼン制度」を知った。もしかすると、新卒1年目から新規事業を立ち上げられるかもしれない!
こんな環境は他の企業では無い、自分の目標に最短で近づけるチャンスだと感じ、挑戦することを決意した。そして見事に内定と共に新規事業の立ち上げを任されることになったが、2020年の春、世の中は”新型コロナウイルス”のパンデミック発生により、日常生活さえ制限されることになる。もちろん、企業も大きな影響を受け、これまでとは違う毎日がやってきた。小倉は新規事業の立ち上げ前から、想定外の試練に立ち向かうことになった。
■”新型コロナウイルス”という想定外の出来事
入社前から少しずつ事業の立ち上げの準備をしていたが、新型コロナウイルスという想定外の出来事が発生。イベントの開催に向け、学生の集客も対面でコツコツと行っていた。参画企業を集めるための営業活動も対面で実施していた。このように対面でのアプローチを重視し準備を進めていたが、この方法もコロナ禍では方向転換をせざるを得ない状況に。これまで時間をかけて考えてきたイベントの企画なども、またイチから考え直しを余儀なくされた。
リモートでの入社式を終え、本格的にハロネットのメンバーとして加わった小倉。コロナによってこれまでの就職活動の在り方自体が急激な変化をもたらすことを予測し、再度イベント開催に向けて動き出した。
■コロナ前後で起こりそうな就職活動の変化
①コロナ前の売り手市場から一気に逆転し買い手市場になることが予測され、これまで以上に就職活動の早期化が進む。また、企業側も採用コスト・採用人数の削減が予測され、より優秀な学生へのニーズが高まる
②大学の授業もオンラインが主流となっており、対面での情報収集が困難なため、SNSがより情報収集の手段として注目される
③選考もオンラインが主流となる。この事により学生にとっては住んでいる場所関係なく、様々な企業の選考を受けることができるようになる。企業側の視点でも同様に、全国各地の学生と出会える機会が増える
①に関しては、年々早期化が進む傾向はあったが、コロナにより加速した印象だ。学生と面談をしていても、就職への不安と焦りから、早期に就職活動をスタートする傾向が見られた。このことから、予定していた時期よりも早い時期にイベント開催を検討している。また、学生集めにおいても、営業経験があるなど、より優秀な学生を紹介できるコミュニティ作りを強化するため、そういった経験のある学生に向けたイベントなども企画していくことにした。
②に関しては、学生との面談で最も多い悩みかもしれない。オンライン授業により、通学する機会がほとんどなくなり、友達同士での情報交換が気軽にできなくなったため、より不安な気持ちが高まっている。この不安を少しでも払拭するために、Twitterを活用した就職活動を学生に推奨するようにした。企業の人事担当のアカウントから企業の情報収集をしたり、同じ就活生同士が繋がってTwitter上で情報交換をしたり。これまで、東京の学生と地方の学生との間で情報格差が生じていたが、Twitterを活用すれば、この情報格差も解消できるのではと感じている。今後はTwitterを活用した就職活動が活発になることを予測し、企業側に対しても「Twitter就活」のアドバイスを行っている。
③が小倉が最もチャンスと捉えている変化だ。コロナにより就職活動もマイナスの部分が増えたイメージが強い中、これまで気軽に選考を受けることができなかった、居住地から離れた場所にある企業の選考が、オンライン選考になることで、より気軽に受けることができるようになったのだ。たとえば、地方在住の学生が、東京の企業を受ける。東京在住の学生が、地元の企業を受ける。企業側も、全国各地の学生と出会える機会が増え、東京と地方の採用活動の格差も解消されることが予測される。コロナ禍で、地元に帰る機会が減り、より地元へ戻りたいという学生も増えたように感じる。そしてリモートワークが主流となる中、地方への関心も高まっている。Uターン就職、Iターン就職がより活発になるのではないか。このことからイベントのテーマの1つにUターン・Iターンを加えることにした。
■新規事業今後の展開
学生と面談するなかで、思ったことや感じた変化、自分の就活での経験と実際に就活してみて感じたことを軸にどんな事業にしていきたいかが、やっと見えてきた。
学歴関係なく、大手企業、ベンチャー企業関係なく、内定のその先のキャリアやビジョンを考える、みんなでキャリアを作っていく、主体的で積極的な学生を支援し、そんな学生をこれからの未来を創っていくベンチャー企業に繫げたいと思うようになった。そこで立ち上げたのが『みんキャリ』だ。
大学への通学がなくなり、大学のキャリアセンターを頼れない中、その役割を担う就活コミュニティ『みんキャリ』には、日々多くの学生からの相談を受けている。学生のリアルな声と企業側のリアルな声を聞きながら、これからの時代にあった事業にアジャストしていく。小倉の挑戦はまだ始まったばかりだ。
■株式会社ハロネット
WEBコンサルティング、WEBサイト制作、アプリ開発などの事業を展開。子会社の株式会社スタイル・フリー、株式会社バークリーコンサルティングでは、中小企業から大手企業に対して、ITコンサルからシステム開発まで幅広く対応しています。「会社の主役は社長ではなく社員である」という想いから、新しい事になんでも挑戦できる文化と組織を創造し、チャレンジできる環境として、社内ベンチャー事業に率先的に挑戦し、若い社員に多くのチャンスを与えています。
会社名 : 株式会社ハロネット https://www.he-llo.net
住所 : 新宿区西新宿6-18-1 住友不動産新宿セントラルパークタワー11F
代表取締役 : 住田悦郎
事業内容 : WEBコンサルティング事業、WEBアプリ事業、WEB制作事業、ビジネスコンサルティング事業、 HP事業
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