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ストーリーの著者は、読者でもあります

VR浸水体験を通して防災意識の向上を~インフラ整備に尽力してきた山城土木が防災イベントに込める願い~

著者: 山城土木株式会社

2024年11月30日、愛知県名古屋市緑区役所が主催する「緑区防災フェスタ2024」が開催されました。このイベントは日常の防災・減災について楽しみながら学べる体験型イベントです。


山城土木は、建設工事を通じて安心安全な社会基盤をつくり、社会の進歩発展に貢献することを掲げ、1979年の創業以来、自己研鑽とひたむきな努力を続け、確かな技術で誰もが安心して暮らせる「当たり前の日常」を作ってきました。


山城土木では、こうした生活に必要不可欠な名古屋のインフラを守り、安心・安全な生活が絶えず続いていくことを願い、地域のお子さんから大人まで、楽しく学ぶことで普段から防災意識を高めてもらいたいという想いから、令和元年よりこのイベントへの参加を続けています。


このストーリーでは、近年の災害状況から見るインフラ整備の重要性をお伝えしながら、防災イベントやVR浸水体験を通じて伝えたい防災への想いについてお話いたします。



増加傾向にある自然災害。東海豪雨、奥能登豪雨の復旧にも携わった山城土木が願うこと


日常生活において、道路や上下水道は何不自由なく利用できるため、普段どのように支えられているか、改めて考える人はあまりいないでしょう。実際災害にあって初めて日常のありがたさ、問題の深刻さがわかるものだと思います。ただ災害被害にあってからでは遅いのです。何があっても揺るがないインフラ整備が必要です。そして人々の防災意識の向上も大切です。


2000年9月11日から12日にかけて猛烈な雨が降った東海豪雨。山城土木本社のある名古屋市緑区浦里地区でも約9000世帯に避難勧告が出され、区内では床上浸水834戸、床下浸水826戸の被害があり、土砂災害被害により1名が犠牲となりました。山城土木でも災害復旧応援に赴きましたが、ポンプ車が浸水するほどのひどい水害でした。

これを教訓にした具体的な水害対策として、ポンプの増強や雨水貯留施設の建設や設置、洪水ハザードマップの作成など自治体でも水害対策が進み、それ以降、この地域では甚大な被害は出ていません。



近年、地球温暖化が急速に進み、自然災害による被害が各地で報告されています。

気象庁のデータでは、短時間強雨は40年ほど前と比べ、その数約1.4倍に増加しており、豪雨や台風による水害被害額も年々増加しています。山城土木ではそういった浸水災害時に、水道管復旧工事を行っています。今年発生した石川県奥能登豪雨でも復旧工事の一手を担いました。


(出典:水害統計より。水害被害額については、一般資産等被害額、公共土木施設被害額、公益事業等被害額を合計した値)


東海豪雨からは20数年がたち、実際身近で経験したことのない若い世代や子供たちにはあまり実感や危機感がないでしょう。一方で増加する自然災害。私たちは、インフラ整備をするだけでなく、防災イベントに参加することで、次の世代を担う人たちにも、防災意識を高めて命を守る対策をして欲しいと願っています。


VRとボールプールを使ったリアルな浸水体験で防災を学ぶ。参加者からは驚きの声も。


「緑区防災フェスタ」では、毎年大人気のミニショベルカー体験に加え、今年新たにVR浸水体験を行いました。

参加者はVRゴーグルをつけて、浸水時の歩きにくさを表現したボールプールの上を手すりに沿って歩きます。VRゴーグルを装着すると、今までいた日常とは一転し、薄暗く、雨が猛烈に降り注ぎ、恐怖さえも覚える空間にワープします。VRとリアルを組み合わせ、浸水時にいかに動きにくい状態になるかを体感することができます。



普段では体験できない最新のVR体験ができるとあって、参加者からは「また参加したい」と多くの好評の声が届くと同時に、「浸水した際、こんなに身動きが取れなくなるのか」という驚きと防災の大切さを学ぶたくさんの親子の姿がみられました。参加された方の99%に満足したとの好評価を頂き、また99%の方が次回への参加意欲を示されました。これからもこのような取り組みを継続していきますので、次回もご参加をお待ちしています。


(イベント参加者のアンケート結果より)


「建築業だからできる子育て支援と地域支援を」防災フェスタ参加のきっかけと、山城土木の想い


参加当初から企画・運営に携わる、総務部の小嶋部長に話を聞きました。


「元々は会社として、地域の子供たちのために何ができるだろうか、という子育て支援の観点から防災フェスタへの参加を始めました。そこにある子供たちの笑顔や「ありがとう」という言葉は何ものにも代えがたい喜びです。回数を重ねるにつれ、当時中学生だった子が大人になり「あの時の体験が今でも記憶に残っています。」と言われた時は、本当にやっていてよかったと思った瞬間です。」


備えあれば憂いなし。一人でも多くの人がいざとなった時に、命を守る行動を取ることができるように、また安全・安心な暮らしが未来へ続くように、山城土木はこれからもインフラ整備を通じて、地域の防災力を高めてまいります。

防災フェスタやこの記事をきっかけに、将来我こそは!と共にインフラ整備に携わる若者が出てきてくれるよう、これからも建設業がより身近に感じて頂けるような機会を積極的に創出して頂ければと思います。


■会社概要

上下水道工事、電線共同溝設置工事などの公共工事を主体とし、名古屋市を中心としてインフラ整備をしています。

現在、公共工事にとどまらず、乗入口設置工事や駐車場整備工事等の各種工事、また資材管理や防犯システムの構築など、AIやDXを推進した事業展開もしています。


*商号:山城土木株式会社

*代表者:代表取締役 松山茂浩

*所在地:〒458-0847 名古屋市緑区浦里3-39

*設立:1979年10月

*事業内容:上下水道工事・一般土木工事・電線共同溝工事・TVカメラ調査 等

*URL:https://yamashirodoboku.jp/







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