陸の孤島の小さなクレープ屋さんの物語

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前話: 終わりなき旅~ミスチルから何度も元気をもらった~
著者: 山本 顕太郎

その1年後の2018年には宮崎県青島と埼玉県狭山市にもフランチャイズ店舗が開業したのである。

そして、2020年には宮崎県内で新たに1店舗、福岡に1店舗、大分県に1店舗、長野県ではクレープティファニーグループ初のキッチンカーでのフランチャイズ店舗が開業した。

その後、2021年に香川県、大阪府、東京都、鹿児島県などと加盟店が順調に増え

2023年9月現在、本店含め20店舗のグループになった。

加盟店一覧はこちら⇩⇩⇩

https://ameblo.jp/crepe-tiffany/entry-12698190596.html

フランチャイズ募集要項⇩⇩⇩

https://ameblo.jp/crepe-tiffany/entry-12501111709.html


■人の大切さ


僕は「経営の知識」だけで、ここまで来れた訳ではない。


家族や友人や仲間の支えがあって今がある。


「経営の知識」も必要だが「人との関わり」も同じくらい大切な事なのだ。


辛い時や苦しい時に支えてくれるのは「経営の知識」ではなく、やはり人なのだ。

同様に嬉しい時、楽しい時に喜びを分かち合えるのも人なのである。


前向きな気持ちで頑張っていると必ず誰かが手を差し伸べて助けてくれる。


後ろ向きな気持ちで、周りの環境のせいにして愚痴ばっかり言って、頑張ってるつもりになっているだけの時は人は離れていく。以前の僕がそうだった様に。。。。


■運をひきよせる


人生の目的を実現させるためには3つの要素が必要だと思う。


一つ目が「知識」、二つ目が「人との関わり」、三つ目が「運」である。


運は必ずひきよせる事ができる。


そのためには、


●目的を持ち、絶対にできると信じてあきらめないこと。

●自分の事も周りの人の事も大切にすること。

●向上心があり、前向きに生きている人と付き合うこと。

●自分のビジョンを共有できる仲間が集まるコミュニティに参加するもしくは自分で作る

●ただ頑張るのではなく、「正しいやり方」で頑張ること。(これには知識が必要)

etc


運をひきよせる事ができれば、「人生のリズム」ができるのだ。



■ビジネスの勝者ではなく、人生の勝者になる


ビジネスは人生を豊かにする手段にすぎない。


その手段のために人生を振り回される必要なんて全くないのだ。


大切な事はあなたが自分の人生をどうしたいのか?


それが決まれば、後はその実現のために「正しい知識」を学び、「行動」するだけなのである。


■自分のやりたい事にフィットした学びをする


世の中には成功したいと努力しながらも、「成功する人」と「成功できない人」がいる。


なぜなのか?


① やりたい事が明確になっていない。

② 学ぶ内容が間違っている(フィットしていない)

③ 学んでも行動していない

④ 行動してもやり遂げていない


やりたい事が明確になっていても、その実現のために学ぶ内容がフィットしていなければ何の意味もない。


以前の僕は例えるなら「東大に入りたい!」と言いながら、試験問題には出題されない科目をがむしゃらに手当たりしだいに勉強していたのと同じなのだ。


大学入学にも「出題科目」がある様に、経営にも各々の会社のVISIONにフィットした「科目」がある。


僕の場合はその科目が「井崎先生から学んだ経営の原理原則」だったのだ。


■決断力


何かにチャレンジする時には誰しもが「決断」をしなければならない


決断に必要なのは「精神力」や「勇気」ではない。


決断力とは「知識の種類と量」のことなのだ。


例えば、バンジージャンプをする時には、腰につけたワイヤーとロープがあるから、ここから跳んだとしても死ぬことはないという「知識」が決断させるのだ。


もし、その知識がなければ怖くて飛べないはずだ、死ぬかもしれないと思いながら飛ぶ奴は勇気があるのではなくて、ただのバカだ。


わかりやすくもう一つ例をあげると、外科医は手術をする時に「勇気」で腹を切るのではない。ここにメスを入れても大丈夫という「知識」があるから手術ができるのだ。


もしこれが知識のない素人だったら死亡である。勇気で腹を切られたらたまったもんじゃない。


経営も同じなのだ。


例えば、どこかに飲食店を出店する時に「精神力」と「勇気」だけで出店するような博打を打つだろうか?


もしそんな経営者がいたら経営者失格である。


成功している経営者が決断できるのは、この立地に出店すれば収益を出すことができるという「知識の種類と量」を持っているからに他ならない。



●よくある間違い


経営者に多いのが、「知識がないのは自分の頭が悪いからだ」と思っている事だ。


それは全く違う。


頭の良さは持って生まれたものなので、もうどうにもならない。


でも知識は学んで覚えればいいだけで、極端に言えば「英語の単語帳」を覚えるのと同じである。


もし頭のいい人間にしか経営ができないのならば、僕は絶対に経営者にはなれない。



■何かを始める時に大切な事


もし仕事でもプライベートでも何でも良いのですが、「何かを始めたいと思った時に大切な事」が3つあると僕は思います。


●一つ目が「何をしたいのか?やりたい事を明確にすること。」


当然ですが、やりたい事が明確でないと、手順が組めないし、実現のためには何が必要なのか?、不足している知識が何なのかすらわかりません。


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